三宅裕司の目指す笑いとは、珠玉のコメディ「お笑いオンステージ」紹介

8月27日（日）、「あの日 あのとき あの番組～NHKアーカイブス～」（NHK総合）にて1972年から1982年まで放送された「お笑いオンステージ」（同局）が紹介される。

ゲストが選ぶ「もう一度見たいあの番組」について掘り下げる「あの日 あのとき あの番組」。今回は三宅裕司が学生時代に観ていたという「お笑いオンステージ」を取り上げ、「プロが作り込む笑い」にこだわる三宅の思いに迫る。

三宅の目指す笑いは三波伸介（初代）、東八郎、中村メイコらが参加したコメディコーナー「てんぷく笑劇場」をはじめ、練り込まれた台本と厳しいリハーサルを重ねた珠玉のコメディ。最近のテレビバラエティについて「タレントの生きざまを見てもらうとか、芸人が過酷な状況でもがき苦しむ様子を面白がるドキュメンタリーの笑い」と分析しつつ、「視聴者は瞬間芸的な笑いに慣れて、段取りがある作り込まれたコメディをつまらないと思い始めているのかもしれないが、僕はあえてそこに力を注いでいきたい」と語る。

紹介されるのは1981年12月6日放送分より、由利徹、佐藤B作がゲスト出演した「てんぷく笑劇場」の「“拳闘”むなしくオヤジの涙」、神田山陽による「減点ファミリー」。また三宅の表現の原点だという「あなたのメロディー」もダイジェストでオンエアされる。