ビートたけしが総合司会、村上信五(関ジャニ∞)がキャプテンを務め「にほんのれきし」をテーマに9月に放送される「FNS27時間テレビ にほんのれきし」(フジテレビ系)内スペシャルドラマの脚本を、
ドラマの1つは「僕の金ケ崎」と題した作品で、織田信長が豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀を従えながらも撤退戦を余儀なくされた戦国時代の「金ケ崎の戦い」がテーマだ。史実に基づきつつ、4人の武将による「あったかもしれないやりとり」を、現代的な台詞で緊張感と笑いを織り交ぜて描く。大杉漣が信長、中尾明慶が秀吉、渡辺いっけいが家康、杉本哲太が光秀を演じるほか、バカリズムも服部半蔵役で出演する。
加えてバカリズムは幕末の動乱を描いた「わたしたちの薩長同盟(仮)」の脚本も担当する。坂本龍馬、桂小五郎、西郷隆盛の3人が締結したと言われる幕末の薩長同盟をどう描くのか。
なおバカリズムはこの「FNS27時間テレビ にほんのれきし」で、全体を貫く企画「にほんのれきし博物館」の館長に就任した。「にほんのれきし」の魅力を新たな角度から見直すべく展開される、バカリズムならではのユーモア溢れる脚本に注目を。
バカリズム コメント
──「27時間テレビ」全体について「にほんのれきし博物館」の館長という役回りで出演されますが、いかがですか?
「IPPONグランプリ」などバラエティでずっとお世話になっているスタッフさんがやるので、全力でご協力できたらと思っています。ここまでちゃんと「27時間テレビ」に関わるのは初めてなので、すごく光栄ですね。「やっとか」という思いでうれしいです。たけしさんとは「オモクリ監督」という番組でご一緒したことがあるのですが、「27時間テレビ」に出ているたけしさんを小さい頃から観ていたので、やはり緊張しますね。今回は、ドラマも担当するので責任重大ですし、「にほんのれきし博物館」の企画もどうなるか未知ではありますが、たけしさんと村上さんがいるから大丈夫だろう、と安心しています。
──「僕の金ケ崎」について。
とにかく笑えるものにしよう、と思って(脚本を)書きました。歴史はあまり詳しくないのでいろいろ調べたり、勉強したのですが、そのときに実際に生きていた人はいないので、残されたものから最大限に想像をふくらませて物語を作っています。ですので、できる限り形にとらわれず、自由にやろうと思いました。
──時代劇でありながら現代語なのがまさにバカリズム流ですが。
いちいち当時の言葉にしていると、笑いが作りづらいなというのがありまして、会話劇をテンポ良く作り上げていくには現代語の方が良いし、伝わりやすいんです。つまり洋画を日本語吹き替えでやっているような感覚ですね。
──特に注目してほしいポイントは?
4人の俳優さんたちがけっこう大きい声を出したり、甲冑(かっちゅう)を着てドタバタやっていて、実際ご本人たちは相当大変だと思うんですけど、僕も現場で見てこんなに大変なんだと引いてしまったぐらい武将たちの動きが激しく、思っていた以上に迫力があって、そこは本当に見ものだと思います。一流の俳優さんたちがバカバカしい台本を全力で演じてくださっているので、そのギャップが非常に面白いです。
──もう1つ「わたしたちの薩長同盟(仮)」も脚本を担当されますが。
幕末が舞台なのですが、戦国時代に比べるとより多くの資料が残されているので、できることが限られているというか、あまり無茶ができない感じではあるのですが、今資料を読みながら書き始めております。実は、「僕の金ケ崎」もこの話も、物語が現代から始まるんです。現代人が授業を受けたり本を読んだりして、「なんとなく実はこうだったんじゃないか」と想像していく世界を描いていて。そもそも今語られている歴史物語はそういう(想像の)賜物だと思うので、それをどこまで面白く書けるかが大事だと思っています。
FNS27時間テレビ にほんのれきし
フジテレビ系 2017年9月
<出演者>
総合司会:ビートたけし
キャプテン:村上信五(関ジャニ∞)
れきしサポーター:林修
「にほんのれきし博物館」館長:
「僕の金ケ崎」:大杉漣 / 中尾明慶 / バカリズム / 渡辺いっけい / 杉本哲太
脚本:バカリズム
「わたしたちの薩長同盟(仮)」
脚本:バカリズム
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