やり過ぎ「ドライブデート」で和牛汗だく！仔牛ちゃんとネタ牧場で盛り上がる

和牛が昨日5月20日、東京・ルミネtheよしもとにて単独ライブ「和牛のネタ牧場～ネタもトークもたくさん育ってます!!～」を開催した。

東京で和牛の単独ライブが行われるのは昨年9月の「10年目の新ネタラッシュ!!」以来。「M-1グランプリ2016」決勝後初とあって会場には多くの“仔牛ちゃん”（＝和牛のファン）が詰めかけ、大きな拍手と歓声で和牛を迎える。

和牛は5本の漫才と2本のコントを披露した。そのうちの1本は「M-1」で見せたドライブデートのネタ。このネタの前にVTRが上映され、ボケとツッコミのどちらが大変か、消費カロリーを競うという。2人は計測器を装着して舞台に登場。「普段やっていない動きをするのは反則」と約束しつつ、普段以上に張り切って漫才をスタートさせる。運転する川西が大型トラックかと思わせるハンドルさばきを見せたり、その荒々しい運転で水田が吹っ飛んでいきそうになったりと、過剰な芝居の応酬に観客は大喜び。最後に川西が渾身の力で「もうええわー！」と言い放つと、負けじと水田も顔面を川西より前へと押し出してみせた。

2人共くたくたになりながら結果を確認すると、4ポイントの差で水田が勝利。ドライブスルーで購入した味付きポテトをシャカシャカと振りまくり、アスレチックの場面で舞台を駆け回ったのがカロリー消費につながったようだ。川西は罰ゲームとして背中にビンタを受けて“もみじ”をつけることに。赤いもみじを背中に携えた川西はライブ終盤に展開されたミニゲームでリベンジに挑戦する。

目隠しでジャンケンし、観客の反応を聞いて出した手を変更してよいというルールだったため、会場は明らかに先ほど負けた川西びいき。川西が負けると「キャー！」という声が上がり、水田が負けると拍手が起こるという状況に、水田は「そんな悲鳴上げるか!? 俺の親戚も来てんねんぞ！」 と悲痛な思いを叫ぶ。結局負けてしまった水田は川西渾身のビンタを背中に食らうと、「なんで俺だけ心にも背中にもビンタされなあかんねん……」とうなだれた。

このライブで和牛は自身初となる全国ツアーの開催を発表。現段階では大阪、宮城、北海道、広島、愛知、東京、福岡とあと1カ所、計8会場での公演が決まっている。終演後の2人は「舞台に出ていったときは初めての人もおるなっていう感じがしたけど、最後まで観てもらって和牛のことを知ってもらえたと思う」（水田）、「温かいお客さんに乗せてもらって楽しくできた」（川西）と満足そうだった。この手応えを自信に、「和牛がチャンピオンになるための全国ツアー!!」と銘打った“武者修行”に挑む。