笑い飯ツアー開幕、クセ強い会場に千鳥迎えた初日奈良公演

笑い飯の全国ツアー「笑い飯のおもしろ漫才ツアー」が昨日4月29日、奈良春日野国際フォーラム 能楽ホールにてスタートした。

笑い飯がツアーに出るのは10年ぶりのこと。奈良公演を皮切りに、北海道、鹿児島、福岡、高知、新潟を巡り、各地に親交の深い芸人をゲストとして迎える。初日には旧知の仲の千鳥が登場。笑い飯は「M-1グランプリ」時代の懐かしいネタや新ネタで満員の会場を楽しませたほか、トークパートでは千鳥との思い出話に花を咲かせた。

会場の能楽ホールは檜造りの格調ある能舞台。「せっかく千鳥に出てもらうからクセ強い会場を選んだ」と西田は笑わせる。一般的なお笑いライブの会場とは異なり、端の席が4人の顔を確認しづらいということから、観客同士で席替えする珍妙な一幕も。

トークの話題は若手の頃に遡り、ノブが笑い飯の2人に拉致された事件や、笑い飯結成前のエピソードなどで盛り上がる4人。みんなで行ったキャンプで西田が溺れ、助けようとした哲夫が美しい飛び込みを見せた話でも笑い合った。

エンディングでは「ほぼほぼ忘れているネタもあった」と西田。哲夫も「思い出しながらやってるところも楽しんでいただけたら」と、このあとも続くツアーに向けて語った。天竺鼠、麒麟、ダイアン、野性爆弾、銀シャリと、濃厚なゲストが控えている各公演に、近くの人は足を運んでみては。なお東京と大阪で開催予定のスペシャル公演では新ネタを中心に披露するという。