よしもとと文藝春秋がタッグを組んだムック「文藝芸人」が本日3月16日に発売され、東京・文藝春秋本社にて会見が開かれた。
このムックにはよしもと芸人152人が参加。会見には作家陣の中から
徳井の作品は自伝的小説で、「徳井家は悪魔の家庭。いつか復讐してやろうと思って書いてやりました」と悪い顔を覗かせる。一方で内容が過激なため「親に会わせる顔はないなと思っている。がんばって書きました」と覚悟のもとに書き上げたことを強調した。もし次回作を依頼されたとしたら、まだ書ききれていないこの小説の続編に挑むつもり。「読む人の気分を悪くしてやりたい。胸糞の悪い家庭なんです。こんなのうちの父親が見たら絶縁ですけど……。乞うご期待」と複雑な気持ちを抱えつつも、「(話す)言葉よりも正直になれる」と書くことの喜びを感じている様子だった。
はるかの小説「衣類の茂みから」は、洋服の趣味がよくないことを気にしている女性を主人公にした物語。はるかは「私自身、服屋さんが苦手なので、そのエピソードを盛り込んだ」と説明する。横澤が「同窓会の帰り道、毎回泣いているので、その理由をおおっぴらにしました」というのが「私が同窓会の帰りに泣く理由」と題したコラム。「お風呂の中で泣く理由」「結婚式で泣く理由」など続編の構想を明かすと、藤本に「涙が安い! 俺と娘見て泣いたりするやん」と呆れられてしまう。
もともと恋愛小説が好きなジャルジャル福徳が手がけた「卒業文集プロポーズ」は純愛物語。恋愛小説にハマったきっかけは、小学生のときに好きな子ができたと父親に告白した際、「その子のことを大人になっても好きか?」と聞かれたことだ。その言葉が妙に心に刺さったのだと述べ、今作へ「自分の望み通りの恋愛を描きました!」と力を込める。
藤本にも次回作について尋ねてみると、「芸人なので、若手女芸人を主人公にしようかな。芸人の葛藤や喜び、悲しみを描く」とどこかで聞いたことがあるようなあらすじが彼の口から飛び出した。「タイトルは……『花火』」と言い放つ藤本に、福徳がとうとう「『火花』パクってるやん!」とその場にいた全員の思いを代弁。「そうなん? 読んでないからわからない。(小説のスタートは)熱海のお祭りから……」と続ける藤本に、再び福徳が「『火花』やん! ちゃんと読んでるやん!」としっかりツッコんでみせた。
「文藝芸人」収録内容
松本人志:若手芸人との「共同論文」
又吉直樹:小説の難しさ、芸のおそろしさ
森三中・大島:ブスと美人のはなし
インパルス板倉:サイキック・ダイバー
アキナ山名:かさぶた
野沢直子:笑うお葬式
ナインティナイン岡村:恩師だけに明かした「心の病」と「お笑いの厳しい現実」
羽田圭介:特別寄稿「あちらとこちらの橋渡し」
東野幸治:週刊愛35年
博多大吉:地方芸人の生態論
笑い飯・哲夫:三島由紀夫の生死観
キングコング西野:「えんとつ町のプペル」の作り方と届け方
兵動大樹:こんな人おりました
ブラックマヨネーズ吉田:結婚についてブラマヨ吉田が聞きたいことを聞く座談会(×ツーナッカン中本×スタイリスト)
サバンナ高橋:最凶の相方、八木さんのこと
ソラシド本坊:金、返せ。
パンサー尾形:「お前のことは期待してないから」
ネルソンズ岸:父の給料明細
銀シャリ鰻:銀シャリ鰻のヒトコマじわじわ漫画
ダイノジ大谷:よしもと大改造論
ジミー大西と三人の師匠 / 私の趣味自慢(
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徳井「徳井家は悪魔の家庭。いつか復讐してやろうと思って書いてやりました」「読む人の気分を悪くしてやりたい。胸糞の悪い家庭なんです」/ノブコブ徳井「徳井家は悪魔の家庭」自伝的小説に復讐心込めた「文藝芸人」 - お笑いナタリー https://t.co/WDLBFctsKZ