狩野英孝やX-GUNがコーラスラインで一喜一憂「ラ・ママ」350回記念公演
2016年11月2日 11:54
4 お笑いナタリー編集部
渡辺正行がプロデュースする月例ライブ「ラ・ママ新人コント大会」の350回記念公演が10月27日と10月28日の2日間にわたり、東京・La.mamaで開催された。
「ラ・ママ新人コント大会」はコント赤信号のリーダーとして知られる渡辺が、若手芸人のネタ披露の場を求めて1986年にスタートさせたお笑いライブ。350回記念公演ではスピードワゴン、三四郎、ハライチ、芋洗坂係長、ナイツ、なすなかにし、流れ星といった実力派芸人たちがネタを披露したほか、10人以上の観客が「つまらない」と判断して札を上げると強制的にネタ終了となってしまうゴングショーコーナー「コーラスライン」も実施されている。
1日目のオープニングでは、黒パンツ姿になった渡辺が「ラ・ママ新人コント大会350回スペシャル開演です! これを記念しまして私もひとさし、舞わさせていただきましょう!」と高らかに宣言し、若手芸人たちとともにダンスを披露。60歳とは思えないキレのある動きに客席からは歓声が。続いて登場したゲストMC・ピンクの電話は大笑いしながら「リーダーのダンス見てて、私たちも泣きそうになっちゃいましたよ!」と興奮気味に語っていた。
初日のコーラスラインには、ネタを見守る特別ゲストとして浅草キッド、ダチョウ倶楽部の肥後と上島、島田秀平らも登場。水道橋博士が「みんな記念すべき回に駆けつけたんですけど、ジモンさんだけ絶対来ないってのはさすがですね」とコメントすると、肥後は「ジモンさんは京都で社長とご飯食べてます」と冗談めかして会場の笑いを誘う。
コーラスラインでトップバッターを務めたのは狩野英孝。ブレイク前に同コーナーに出演し、毎回すぐにネタを終了させられていた彼だったが、今回は登場時から客席が歓迎ムードに。ネタの終盤で札が10人上がってしまったものの、狩野は「コーラスラインでここまで長くできたの初めて!」とうれしそうな表情を見せていた。
2日目のコーラスラインでは、1番手のサンシャイン池崎をゲストMCの古坂大魔王が「すっばらしい! たった5分で声って枯れるんですね」と絶賛する一方、「なんで唇から血を流してるの?」と池崎の口元の流血に言及。池崎は「鎌鼬! 自分の声が跳ね返ってきた鎌鼬!」と返すが、その意味不明ぶりに会場は妙な空気に。渡辺はすかさず「これはどう処理すればいいの?」と苦笑いを浮かべる。
また1990年結成のベテラン・X-GUNもコーラスラインに挑戦した。しかし、さがねの一発ギャグを全面に押し出した暴走気味のネタで「つまらない」札を量産してしまう。さがねの「ネタはこれから! 落ち着け落ち着け!」という声も虚しく彼らのネタは強制終了。ゲストとして見守っていたナイツ塙は「X-GUNさんのちゃんとした面白いネタを見たい方は浅草東洋館にお越しください」と観客に呼びかけた。
エンディングでは渡辺正行が作詞、古坂大魔王が作曲を担当したオリジナルソング「We love La.mama」を出演者全員で合唱。最後はなぜか三四郎・小宮とコーラスライン出場者のカミナリ石田が前方に引っ張り出されるという展開になり、戸惑いながら歌う2人の姿に客席は大きな笑いに包まれる。そんな中、渡辺は「ありがとうございました! また今後ともよろしくお願いします!」と述べて記念すべき350回目の公演を締めくくった。
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