昨日10月14日に「笑けずり シーズン2」(NHK BSプレミアム)の最終回が生放送され、
222組によるオーディションの中から選ばれた“原石”8組が、3週間におよぶ過酷なお笑い合宿に臨んできた今回の「笑けずり」コント編。毎週1組ずつ、講師を務める芸人が出した課題の成績次第で削られていき、最終回となる昨日の生放送ではオダウエダ、マスオチョップ、おべんとばこの3組がスタジオに。“日本一面白い無名芸人”の座を争った。
決勝1回戦では「旅」をテーマにマスオチョップ、オダウエダ、おべんとばこの順でネタを披露。合宿で講師を務めてきた千原ジュニア、
生放送終了後、優勝したマスオチョップに話を聞くと、事務所ライブなどを除けばこれがほぼ初めての「優勝」だそうで、2人とも「どう喜んでいいかわからない」「喜び慣れてない」と苦笑いする。1本目では3622票対1702票と、オダウエダに大きく流れが傾き「おそらくこのままオダウエダが優勝だろう」と感じていたというのがネガティブな彼ららしい。しかし芸歴9年目、「ここまできたら絶対負けたくない」という意地を見せた。合宿中には、千原ジュニアの「賞レース向きにネタが偏ってきてるが、本来コントはもっと自由でいいはず」という言葉が刺さり、「自分たちのやりたいことをどう伝えるかを磨いていった」と松本。一方、ネタ以外の部分では「顔が面白い」と言われたのが西園にとって一番の収穫だ。加えて2人は「ネタのことだけ考えられる」この合宿に「すごく幸せな環境だった」と感謝している。
前回「笑けずり」漫才編でも講師を務めたサンドウィッチマンにも感想を聞いた。伊達は「富士山で見たときよりもレベルが上がっていた」と決勝に残った3組に感心。富澤も「正直、合宿所で見たときはマスオチョップ微妙かな、と思ってたけど今日見たら面白かった。こんなの持ってるんだ、って」と成長を認める。「基礎はできてるし9年やってきた自信もあるはず。それを強みにがんばってほしい」(伊達)、「これからライバルとなると思うので、ぶっ潰してやりたい」(富澤)と、それぞれの言葉でエールを送った。また合宿を通じて気になったのは、富澤はトリオのバランスと演技力が光ったハナコ、伊達はオオハシの強烈なキャラを中川が操るおべんとばこ。漫才編以上に今回は芸の幅が広く、合宿中も審査が難しかったと明かした。
なお優勝したマスオチョップには、番組プロデューサーから「地上波への進出」が約束されている。気になった人はライブなどで彼らのネタをチェックしつつ、今後どんな番組に登場するか期待しておこう。
関連記事
マスオチョップのほかの記事
リンク
- 笑けずり シーズン2 ~コント編~ | NHK
- マスオチョップ|バラエティ|所属者一覧|ケイダッシュステージ公式WEBサイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“2人とも「どう喜んでいいかわからない」「喜び慣れてない」と苦笑い”/マスオチョップが「笑けずり」優勝、サンド富澤「ぶっ潰してやりたい」とエール - お笑いナタリー https://t.co/kaQ32UHvOQ