ライス「ネタには自信あった」一番いいパフォーマンスで掴んだKOC優勝

ライスが本日10月2日、東京・TBSにて行われた「キングオブコント2016」で優勝。生放送直後に開かれた記者会見で喜びを語った。

キングの証である赤いジャケットを羽織り、大きなトロフィーを抱えて報道陣の前に姿を見せたライス。カメラマンに「表情堅いですよ！」と笑顔を求められると、「慣れてないんで」「うわー記者会見だ」と照れ笑いを浮かべていた。

1stステージ通過時にはジャングルポケットと同点トップだったライスはファイナルステージでの2本目「クレーム」で1本目の「命乞い」以上に爆発。この日最高得点となる470点を叩き出した。2本とも過去大会の大舞台で披露できなかったネタだ。2人は「ネタには自信ありました」（田所）、「一番いいパフォーマンスができた」（関町）と劇場で熟成させてきた手応えを明かした。また田所は「逆にテレビ出てなかったのがよかったのかもしれない」と勝因を分析し、これを受けて関町が「僕らだけ一般参加感が……」と苦笑いする。

生放送中、ダウンタウン松本が「命乞い」で印象的だったセリフ「～してくれーい」を使ってコメントしていたことについて、関町は「うれしかった。流行語大賞あるんじゃないかなって。なのでみなさん、大きく取り上げてくれーい！」と報道陣にアピールしたが、田所に「ややウケじゃねえか！」と引っ叩かれていた。

ライス コメント

──まず感想をお願いします。

関町：うれしいです！ 本当にうれしくて、さっきも言いましたが、夢の国にいるみたいな、すっごいふわふわした気持ちです。感無量です。

田所：本当に優勝した瞬間は実感が湧かなかったんですけど、2人でこうしてこの格好して、だんだんと。またオンエア観て実感湧くと思います。

──最後はジャングルポケットとの一騎打ちでしたね。

関町：あっちは3人いますしね（笑）。プラス斉藤の顔、声、強敵でした。昔から同じ劇場で被害を被ってきたので。ジャンポケ、しずるとか、遅れを取ってたメンバーに勝てたのがうれしいです。

田所：しずるとは同期で、NSCでもずっと同じクラスで。あいつらが先にテレビに出始めたときは悔しくてしょうがなかった。

関町：「テレビとかいいし」ってカッコつけてるのも痛々しくて（笑）。ようやく同じ舞台で戦えた。

──優勝を誰に伝えたいですか？

関町：コメントもくださった（ピース）又吉さん。前日もLINEくれて。「がんばれよ」って。本当に芥川賞（作家）なのかなっていう。「又吉さんじゃないのかな？」って思うようなシンプルな内容でした（笑）。一番にご挨拶したいですね。あと社員さんもすごく目をかけてくれていて、売れてないのに劇場で使ってくれて。早く伝えにいきたい。

田所：僕は相方の息子に早く伝えたい。かわいんですよ、こいつの息子が！

関町：娘より息子のほうがいいみたいで（笑）。（今日TBSに）行くとき、（家族）3人昼寝してて応援とかはなかったです。「あれ、パパ行っちゃうよー？」って。まだ寝てるかも。

──先行き不安になったことは？

関町：僕ら東京出身なんですが、勝手なイメージですけど東京出身の人はハングリー精神がない感じがあって。

田所：気楽にできてたっていうのはありますね。途中まで実家暮らしだったり。

関町：「実家があるじゃないか」っていう。ハングリー精神がなくて、（ここまで）時間がかかっちゃったのかも。楽観的なんです。でも面白い芸人がどんどんやめてっちゃってて、俺たちもいずれこうやってやめるときが来るのかなって。本当に面白い人がやめてっちゃってたので、焦りもありました。

──出たい番組は？

関町：ネタ番組には出たいですね。見せたことないネタもいっぱいあるので。バラエティは僕らが通用するのか（試したい）。

田所：ライスだからグルメレポとか？

関町：お米のCMとか。