「上方背負って全国の賞レースで頂点を」銀シャリ、奨励賞獲得で安堵の抱きしめ

本日5月14日、「第51回上方漫才大賞」で奨励賞に選ばれた銀シャリ。終了後に囲み取材が実施され、感想を語った。

銀シャリは2011年に「上方漫才大賞」新人賞を獲得。昨年、奨励賞にノミネートされたが受賞には至らなかった。その経験から、橋本は「去年の50回記念大会から奨励賞も放送当日に競うっていう形になって、後輩の学天即に獲られてしまって。今回受賞できてめっちゃうれしいんですけど、ホッとしたという感じ。戦って獲れたので成長できたなと思いました」と心境を明かした。

奨励賞部門ではトップの出番で、周囲には「終わったな」などと同情されたが、「去年も全部観ていて、内心1番は悪くないと思っていた」「むしろ1番でうれしかった」と2人。橋本は「M-1の中川家さん以来のトップバッターで獲るっていう。倍、気持ちいいです」と声を弾ませた。発表された瞬間、鰻と抱き合い、飛び跳ねていたことについては「安堵の抱きしめでした。『コマンダンテもっと喜べ！』と思いました（笑）」と、その場でガッツポーズするだけに留まっていた後輩を引き合いに出して記者たちの笑いを誘う。

漫才中から手応えを感じていたといい、「漫才やりながら（鰻に対して）上手になったな！と（笑）。餅ついてる感じでできました。新しい何かが出てきましたね。めっちゃ頼りになりました」と話す橋本。これを受けて鰻は「普段めっちゃ緊張しいなんですけど、慣れなんでしょうか。落ち着いてできました」と回想した。

歴史ある「上方漫才大賞」には特別な思いも。橋本は「上方を背負って全国の賞レースで頂点に立ちたい。『上方漫才師はめちゃくちゃすごいんだぞ』っていうのを背負って戦いたかったので、やっとです」と噛みしめる。「大賞も見えてきますよね！」と浮かれる鰻には「早いねん！」と即座にツッコみつつ、自身のネタ後にオール阪神・巨人が握手を求めてきたことを明かし「大先輩に認めていただけて、泣きそうになりました」と話した。

なお銀シャリは7月21日（木）に大阪・なんばグランド花月、8月16日（火）に東京・ルミネtheよしもとで単独ライブ「逆襲のシャリ」を開催することを受賞直後に発表している。