昨日3月28日、東京・ユーロライブにて
「超コントLIVE」は「開放!ジャルジャル・倉本美津留のコント会議」から派生した即興コントライブ「あっぷくライブ」を2016年から改題しパワーアップさせたもの。来場者に書いてもらった単語が記されているカードを2枚引き、2つの言葉を組み合わせてできたコントのタイトルに沿ってプレイヤーが演じてみせる。サンドウィッチマンは「あっぷくライブ」を含めても初めてのゲストだ。
開演すると、「北海道新幹線のポスターの印象が強い」と話すジャルジャルのもとへサンドウィッチマンが肩を組んで仲睦まじげに登場。ジャルジャル福徳は「ポスターから飛び出してきた!」と喜んで2人を迎える。ライブの趣旨が倉本から説明されると、サンドウィッチマンは「不安しかない」と顔を歪め、「『ピザの宅配』やるかも」と既存のネタに頼りたい気持ちを吐露。見本としてまずジャルジャルから「ラブラブ伯爵」のタイトルで即興コントを披露すると「持ちネタじゃないの?」「ジャルジャルやっぱすごいな」と驚き、「俺らはできないよ。やっぱ(このオファー)断っていいですか?」とさらに不安を募らせる。
いざサンドウィッチマンの1本目。お題は「冷めきったポニー」に決定した。動物のポニーをどちらかが演じるだろうという会場の期待は、富澤がラジオ番組のタイトルコールをしたことで裏切られる。富澤は新作CD「冷めきったポニー」をリリースするミュージシャンとして伊達をラジオ番組のゲストとして招くと、ここからは伊達のボケを引き出していく役割に。よく知られるサンドのネタとは異なり、本来ツッコミの伊達が展開を作りボケていくさまを、観客は新鮮な感覚で見つめる。次第に「冷めきったポニー」がカバーアルバムだったことや、伊達がメインボーカルではなくコーラスだったことなどが明らかになり大きな笑いが生まれた。
終了すると「地獄だったね」とぐったりした様子の富澤。この調子でサンドは「意識の高い小僧」「炎上する合格発表」と題されたコントに挑戦。「炎上する合格発表」では倉本が流し始めた音楽をきっかけにストーリーがサスペンス調に急旋回し、サンドはどうやって「炎上」させるか悪戦苦闘しながらもその場で起こる化学反応を楽しんでいる様子だった。
終盤には富澤と福徳、伊達とジャルジャル後藤がコンビを組んでみることに。富澤と福徳の「脱獄者花見」では先ほどの「炎上する合格発表」とリンクするワンシーンも。伊達と後藤には「不倫」と「骨折」がテーマとして与えられ、夫役で登場した後藤を伊達が妻ではなく息子として出迎えたことで後藤も会場もその意外な発想に驚かされる。最後は4人でコント「べとべとする良くも悪くも」。ここでも音楽にあわせて“天丼”的なやり取りが繰り広げられたり、これまでに演じられたキャラクターが再び現れたりと、総集編のような仕上がりに客席は沸いていた。
エンディングで富澤は、いい汗をかいたと笑顔を見せつつ「お願いだから二度と呼ばないで!」と懇願。ジャルジャルの2人は初めてのゲストに「ほかの人のを見ることがないから面白い」「わくわくした」と満足そうな表情を浮かべた。なお次回「超コントLIVE」は5月、大阪で開催されることがアナウンスされている。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
”まずジャルジャルから「ラブラブ伯爵」のタイトルで即興コントを披露すると「持ちネタじゃないの?」「ジャルジャルやっぱすごいな」と驚き”/二度と呼ばないで!サンドウィッチマン、ジャルジャルとの即興コントにいい汗 - お笑いナタリー https://t.co/XaNtP3b46y