昨日2月11日、東京・ルミネtheよしもとにて
吉田が毎回5人の“相方”を迎えてオリジナル漫才を繰り広げる「POISON吉田が5人と漫才」。
勢いをつけるためいつもはトップバッターに正統派のツッコミを投入しているが、今回は「スタッフに言われるまで気づかなかった。それくらい信頼している」というボケの嶋佐と最初にステージに立った吉田。「師匠がほしい」という嶋佐の要望から弟子入り志願のシーンを再現してみせる。上映されたインタビューVTRでも語っていたとおり、嶋佐の持つヤンキー性と吉田の学級委員的な立ちふるまいを生かした掛け合いで笑わせた。
直前のネタ合わせでひときわ大声が出ていたという銀シャリ橋本は、吉田のボケを例えや連想や与太話で何倍にも膨らませ連続して笑いを掻き立てる。さらに吉田がその連想に乗っかってあらぬ方向へ話が進みそうになるのもこの2人ならでは。漫才後のトークでも「漫才はジャズのセッションやと思ってます」などとおしゃべりが止まらない橋本に、司会のアホマイルド坂本が拳を振り上げそうになる場面も。調子づいた橋本は、「餅つきだったら息が合わない。いつまでも(橋本が)こねてるから」と坂本に言われても「好きな人には手ごとつかれても、それは!」と満面の笑みで返してみせた。
ピン芸人として初めてこのライブに参加した椿鬼奴。吉田とは養成所の同期とあって和やかな雰囲気を醸し出す。バブルをテーマとする漫才ではありながら、要所要所のキーワードをもとに脱線していくさまでも笑いを誘った。台本を覚えるのが苦手だという鬼奴は、トークパートで「(役割として)自分で話題を変えて行かなきゃ!と思ってたら全然違う話しちゃって」と脱線してしまった理屈をあっけらかんと説明する。
続くスピードワゴン小沢がパイプ椅子を持って現れると会場は騒然。センターマイクの前に到着するなり吉田に「使いません!」とツッコまれる。小沢は事前のインタビューで「このライブをめちゃくちゃにしてやる」と息巻いてしまったことを理由に、「どうする? 3択で決めて」と吉田に迫った。「あと1択なんですか!?」という質問を無視して「1番、椅子を置いてくる。2番椅子に座る。3番見て見ぬふり」と選択肢を与え、吉田のペースを崩す。「男2人が遊んでいれば漫才になる」という持論通り無邪気に“遊ぶ”小沢と、それに振り回される吉田の絶妙なコンビネーションに会場は沸いた。
トリを飾ったのはブラックマヨネーズ小杉と吉田のコンビ。吉田が「京都生まれひらパー育ち」「ガチャピンとムックのハーフ」などとトンチンカンな紹介をして小杉の多彩なツッコミを引き出していった。トークではなぜ自分を相方に選んでくれたのか質問した小杉が、「いつかやりたいと思っていた」という吉田の答えからそこまでの熱意を感じ取れずに「勝手にドラマチックに捉えて、オファーがきたときマネージャーに一言『やるって言ってくれ……』って言ってもうたやん。温度差あるやん!」と吠える。坂本が「ではまた何かあったら……」と締めようとすると、「何なん、その遠い親戚みたいな!」と最後まで不服そう。
エンディングでは「すごいメンバーだった。脇汗びっちょりです」と感想を述べた吉田。次回の「POISON吉田が5人と漫才」を大阪・なんばグランド花月で行うことをアナウンスし、「ずっと東京でやってたので、一度出ていただいた方にもう1回出てもらってもいいんじゃないか、と話している。小杉さんにもまたぜひ」とコメントすると、小杉は「さっき俺がゴネたからみたいになってるやん!」とここでも大騒ぎしていた。NGKでの「POISON吉田が5人と漫才」は4月5日(火)に開催。詳しくは決まり次第更新される劇場のオフィシャルサイトなどでチェックしよう。
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- 2016/2/11【 ライブスペシャル 】POISON吉田が5人と漫才 - ルミネtheよしもと-イベント情報-
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クラーク・ケント @okaokavt
これは見たかった。4月のNGKには必ず行くぞ。POISONもっと売れてほしいなあ。
小杉が吠え、小沢が3択突きつけた「POISON吉田が5人と漫才」次回はNGKで - お笑いナタリー https://t.co/cbCif9HuG6