犬の心「期待に応える自信がある」シリーズ最終章「2015犬」終幕

犬の心が12月25日、26日の2日間、東京・座・高円寺2にて「犬の心単独ライブ『2015犬』」を開催した。

押見演じるマラソン選手と、いけや演じる外国人コーチのオープニングコントで幕開け。続けて短絡的な後輩・いけやと先輩・押見が仕事の休憩中に大ゲンカしてしまう「良いコト」、同僚が繰り広げる攻防戦を描いた「怒られたくない」などが展開される。

押見の言葉で笑いを量産したのがコント「特にダメな場所」。いけやの意外な行動も笑いを増幅させた。コント「本物」では泰子と名乗る女装姿の押見が久々に登場する。その衝撃もさることながら、いけやが熱演した元カレのキャラクターにも客席から歓声が上がった。

コント「証言」では、ある事情で3年ぶりに職場復帰した男・押見が、後輩・いけやの言動に腑に落ちない様子を描写。犬の心らしい巧みなやりとりと迫真の演技が観客の笑いを誘い続け、2人には惜しみない拍手が送られた。

最終公演のエンディングでは「いろんな人に支えられてます。その人たちの期待に応えたい。応援はしなくていいです、楽しみにだけしてください。期待に応える自信がございますので」と宣言した犬の心。今回の単独ライブは「〇〇犬」シリーズの最終章と銘打たれていたが、次回はどんな単独ライブで楽しませてくれるのか。来年以降の活動にも引き続き注目を。