ピース又吉と二人芝居の樹木希林「火花」に感心、人柄も評価

今月11月30日（月）に放送される「このミステリーがすごい！」（TBS系）の記者取材会が東京・TBSにて昨日11月16日に行われ、この番組で案内人を務めるピース又吉と樹木希林が出席した。

既報の通りこの番組では3話のオムニバスドラマが展開され、気弱なミステリー小説家に扮する又吉とベテラン編集者役の樹木希林がドラマとドラマの間に二人芝居を繰り広げる。番組が昨年に続く第2弾ということに、樹木希林が「『えー、またやるのー？ 又吉さん忙しくて出らんないでしょー？』って言ったの」と奔放に応じる一方、又吉は「僕はうれしかったです。希林さんにまたお会いできるので」と話した。

希林との芝居に関して又吉は、「台本上ではセリフ全部言い終わってるけど希林さんが続けてて、これ、どこで終わんのやろ？っていうのはあった。そういうところは面白い」と希林とのアドリブを楽しんでいる様子。番組の内容にかけて互いのミステリーな部分を記者に尋ねられた場面では、希林から「あんまり人と親しくならないんですか？」と話を振られ、「そんなことないです」と笑顔で否定した。

自身がミステリーを読むかどうかを聞かれると、又吉は江戸川乱歩や京極夏彦の名前を列挙する。希林は又吉の著作「火花」を挙げ、「読みましたねえ。親戚の人が書いた感じ。面識があったので、こういうふうに書くんだと感心しました。（芥川賞を）受賞したときは、私はあまり人が受賞しても喜ばないんですけど、おー！と思いました。又吉さんの人柄もあるんですね」と評価。これを受けて又吉は「初めて希林さんとお会いしたときに、作家のせきしろさんと出した自由律俳句とエッセイの句文集を読んだよ、って声かけていただいて、すごくうれしかった」と明かした。

なおオムニバスドラマの1作品「リケジョ探偵の謎解きラボ」には、アジアン馬場園も出演する。