先月6月に発売された「35点男の立ち回り術」で、淳は自らが武器とする立ち回り術や人付き合いの極意などを体験談とともに紹介している。本日のイベントでは淳本人の希望によって、本職の記者のみならず一般のファンも記者に見立てられ、書籍の内容に関する彼らの質問に淳が答えていった。会場では写真撮影や生配信、SNSへの掲載に制限が設けられなかったが、これは交換条件としてファン自身に本を宣伝してほしい、という淳の意図が貫かれた形だ。
淳はこのイベントで、日常的な立ち回り術をはじめ、情報収集の方法、緊張感との付き合い方などに関する質問に対して、笑いを交えて持論を展開。書籍のタイトルにある「35点男」の部分に触れられると、「基本的に35点だけど、加点して今は70点から75点くらい」と明かしたほか、「(相方の)亮さんは55点。イケメンで性格がよくて後輩に慕われる。うまくしゃべれれば加点したい」「100点満点の男はこの世にはいないが、僕の中で一番点数が高いのは竹野内豊さん。89点。抱かれてもいい(笑)」といった人物評も披露した。
淳が質疑応答の中で一貫して主張していたのは、自身の行動力の高さ。「多少怒られてもちょっとずつ動き続ける。超怒られて、やっと止まる。頭の中で考えるだけならモヤモヤしっぱなしだけど、動き出すと道が大きくひらけることもある。まずは行動する、というのが僕の人生で一番大切にしていること」と、そのスタンスを崩すことはなさそうだ。
イベント終盤にはテレビ論に話が及び、「スタッフさんやスポンサーがいないとテレビ番組は作れない。今はネットで生配信ができるけど、より多くの人に観てもらえるのはやっぱりテレビ。僕はテレビっ子なのでテレビにこだわりたい。企画だけ考えて面白いと思ったらテレビ局に売る、みたいなことが実はやりたい」と熱弁する。こうしたファンとのやりとりは1時間を超え、淳は「皆さんが書いた記事でどれくらい本が売れるのかな?」と口コミに期待した。
田村淳「35点男の立ち回り術」 収録内容
はじめに 「ルックスも勉強もイマイチなボクが、立ち回り術で何とかなった」
第1章 いじめられっ子の田村淳がロンブー淳になるまでに考えた立ち回り術
第2章 人の輪を広げるためのネットでの立ち回り術
第3章 ネットで寄せられた質問に答えます
第4章 田村淳のニッポン異論・激論(「日経エンタテインメント!」連載コラム2013年9月号~2015年6月号の再録と、当時を振り返って思うこと)
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ロンドンブーツ1号2号・田村淳、自著発売イベントでファンを記者に見立て会見。撮影も生配信も自由。「皆さんが書いた記事でどれくらい本が売れるのかな?」 http://t.co/U7W4EzxSXm http://t.co/UZq1ONSQsa