昨日6月25日に東京・国立演芸場にて「平成27年度 漫才新人大賞」の決勝戦が行われ、既報の通り
決勝進出者は、24組が参加した漫才協会内予選から選抜された
今大会には、ナイツが「怪奇芸人が多い」「まともにやってる奴がバカみたい」と評するほど、強烈なキャラクターの漫才師が勢ぞろい。抽選の結果トップバッターとなった新宿カウボーイがテンポよくギャグを連発し会場を盛り上げると、それに続き各組が個性的なパフォーマンスを展開した。
トリの湘南デストラーデは、前の出番のはまこ・テラこによるアドリブや飛び道具満載の漫才でかき回されたステージに登場。岡本が出す「俺が初めて行く海外旅行の国名はどこでしょう?」というクイズに、吉田がさまざまな国の名前を答えていく。国名の羅列だけで、6分間をほぼノンストップで畳みかけるという怒涛の掛け合いと、2人の熱演が光る内容で会場を大いに笑わせた。
審査中は昨年度優勝者の
審査員を務めた、笑いと健康学会会長・澤田隆治氏は、湘南デストラーデを「トリという出番で、かなり疲れたお客さんをあそこまで笑わせたのは見事。最後に全部持っていった」と絶賛。一方で、漫才協会内予選を勝ち上がってきた6組に対しては「漫才協会の人たちはどうしたんですか! 今日の試合は全敗です。ガッカリ」と厳しい言葉をかける。まさかの苦言に芸人や客席から思わず笑いがこぼれる中、「6組中4組が予選と違うネタをやってた。ダメだよ。芸人がネタに飽きちゃ。一番いいネタをやらなきゃ……」「江戸時代なら切腹だ」と澤田の説教は止まらない。まさかの展開に湘南デストラーデ岡本は「自分たちが優勝してこんなことになるとは!」と困惑していた。
既報の通り表彰式にはプレゼンターとしてとんねるず
気を取り直し、改めて花束を受け取った湘南デストラーデ岡本は、スギちゃんたちに持っていかれてしまった場の空気を取り戻すべく、突如「謎かけやってもいいですか!」と木梨にアピール。「湘南デストラーデの優勝とかけて、とんねるず木梨憲武さんと解きます。その心は、みなさんのおかげです!」と言うと客席からは拍手が起こるも、木梨にはハマらなかったようで「そういうのにひっかけなくていいから」と突き放されてしまった。
普段はコントを中心に行っているにも関わらず、漫才の大会で結果を残した湘南デストラーデ。そのことについて、ボケの吉田は「漫才の大会はお試しで出るくらいだったんですが、(昨年の)THE MANZAIの認定漫才師になれて、そこから一気に『俺らイケるんじゃない?』ってなってここまできました」と語る。また「出番順が最後だったのでリラックスできました。お弁当を食べる時間もあったし(笑)」とトリだったことも勝因の1つに挙げた。漫才という新たな武器を手に入れた湘南デストラーデの今後の活躍に期待しよう。
なお大会の模様の一部は8月1日(土)深夜の「東京☆漫才COLLECTION」(テレビ東京)にてオンエアされる。
東京☆漫才COLLECTION
テレビ東京 2015年8月1日(土)25:15~26:10
関連記事
湘南デストラーデのほかの記事
リンク
- 漫才協会
- 湘南デストラーデ - HEET PROJECT/PROFILE
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
漫才協会 @manzaikyokai
「お笑いナタリー」さん、ありがとうございます!!!昨日の『漫才新人大賞』をとっても詳しく取材して頂きました!写真も沢山です♡昨日のハイライトをどうぞ!!http://t.co/vMZkY9XxBc #manzai #漫才