本日6月20日、東京・東京交通会館にて
「芸人と俳人」は既報の通り先月5月に発売された俳句入門書で、又吉が堀本に弟子入りして徐々に俳句の面白さに開眼していく過程が収められている。多くのファンが来場したイベント前には同会場にて記者取材会が行われ、又吉が俳句について「学生時代から興味があって句集を買うのも好きだった。わかりたいな、とずっと思っていた。基本的なルールを覚えればすごく楽しい」と語り、堀本はそんな又吉の生徒ぶりを「優秀な生徒さん。吸収が早い。ボキャブラリーが多く、俳句を詠むとき役に立っている」と讃えた。
なお又吉は小説「火花」で「第153回芥川龍之介賞」の候補作にノミネートされたことでも話題を呼んでいる。ノミネートについて又吉は、担当の編集者から電話連絡を受けた際のエピソードを「最初は何のことかわからなくて、偉い人に怒られるのかと思った(笑)」と話して笑いを誘ったほか、「うれしいけど不安もある。ほかの方の作品との比較だから難しい。(選考会で)どういうふうに読んでいただけるのか、怖さと期待がある」と現在の心境を明かした。
作家としての仕事をどう捉えているか聞かれると「表現の1つ。漫才、コント、一発ギャグ、モノマネの中の1ジャンルとして小説があってもいいと思う。根本はわりと近い」と考えを述べた又吉。芥川賞をとれるかどうか単刀直入に尋ねられた際には、「自信は正直ないです。とれたらうれしい。とりたいぞ!って叫べと言われたら、叫べない。恥ずかしさが勝って、ええかっこしてしまう(笑)」とはにかんでみせた。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
又吉「自信は正直ないです。(芥川賞は)とれたらうれしい。とりたいぞ!って叫べと言われたら、叫べない。恥ずかしさが勝って、ええかっこしてしまう(笑)」/ピース又吉、芥川賞ノミネートに「うれしいけど不安。怖さと期待」 - お笑いナタリー http://t.co/GbqtJ4iLbq