明日6月20日(土)に放送される「ETV特集」(NHK Eテレ)で、今年3月に他界した人間国宝・
60年間、5300回の高座で180以上の演目を披露してきた上方落語界の宝、桂米朝。戦後、漫才の盛り上がりにより絶滅の危機に陥った上方落語を復興させたその人だ。現在、遺品から新資料が次々と発見され、その道のりが明らかになりつつある。番組では、米朝が引退した落語家や古い芸人を訪ね回って聞き取りしたノートや膨大な古文献から浮かび上がる、高座で演じられなくなったネタを復元する過程に着目した。
また京都・祇園に通って芸妓の仕草や踊りを習い、狂言や戯れ歌なども身につけるなど、落語を単なる話芸としてだけでなく上方諸芸を凝縮した文化として蘇らせようとした軌跡も浮き彫りに。培った芸を後世に残すため、弟子たちに伝え残したのも米朝の大きな功績。桂ざこば、月亭可朝、桂枝雀、桂吉朝など60人以上を個性豊かに育てていった、米朝の知られざる顔とは。
ETV特集「洒落(しゃれ)が生命(いのち)~桂米朝“上方落語”復活の軌跡」
NHK Eテレ 2015年6月20日(土) 23:00~23:59
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- ETV特集|NHK Eテレ:土曜よる11時放送
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