「円山スクランブルエッグス」は、いとうせいこう、倉本美津留、大林素子がキュレーターを務める定期コントライブ「渋谷コントセンター」から派生した新ユニット。旗揚げ公演では3組がそれぞれ書き下ろしたオール新ネタのコントをオムニバスで展開する。
先週から全員揃っての稽古を開始したという3組は、すでにしっくりと落ち着いた様子で稽古を進めていく。それもそのはず、さらば青春の光とラブレターズは2012年まで隔月で「さらブレ」というユニットライブを行っていたほか、かもめんたるもさらば青春の光主催のコントライブ「日本コント学会」に参加していたため、チームワークも抜群だ。滞りなくセリフの応酬が続く中、要所でセリフに関する意見や衣装へのアイデアも交わされ、芝居にも熱が入る。
共演当時を振り返ったラブレターズ塚本は、「あのときは結構自分たちのネタもやっていたけど、今回は完全に全部書下ろしだから熱量が違う」とコメント。また各コンビが書き下ろしたというコントに関して「(さらば青春の光)森田さんが書いたコントが一番ひどいです」と暴露した。槙尾も「いいネタがたくさん集まったので投票で選んだんですけど、僕は森田さんには投票しませんでした」と話すと、森田は「確かに問題作と言われてます(笑)」と苦笑いする。
森田の“問題作”以外は全員が口を揃えて「ネタは全部面白くて選ぶのが大変でした」と語り、「もう1回ライブができるくらいの量が集まりました」と、早くも第2回公演へ向けて意気込みを表明。溜口も「このユニットで世界を目指しましょうよ! ブロードウェイとか」と期待をあおる。しかし最年長のかもめんたる・う大は「まずは『渋谷コントセンター』のいとうせいこうさん、倉本美津留さん、大林素子さんに怒られないように。2回目をやらせてもらうために認めてもらわないと」と堅実な目標を掲げてチームをまとめていた。
取材の終盤に「全員揃って記念写真みたいなの撮りましょうか!」と森田が発案すると、ほかのメンバーも「円山町っぽいほうがいいですよね」「外に出ましょうか」と劇場の前へ。各々でポーズを決めながらまとまりを感じさせるカットからも、チームワークの良さがにじみ出ていた。
なお「円山町再開発」のチケットは残数わずか。当日券も若干数のため、ファンは早めに購入しよう。
円山スクランブルエッグス第一回公演「円山町再開発」
日時:
2015年6月19日(金)18:30開場 19:00開演
2015年6月20日(土)18:30開場 19:00開演
2015年6月21日(日)13:30開場 14:00開演
会場:東京・ユーロライブ
料金:前売 大人2300円 学生1700円 高校生・落研1000円 ユーロスペース会員2000円 / 当日 大人2500円 学生1900円 高校生・落研1200円 ユーロスペース会員2200円(全自由席。整理番号順に入場)
※当日券は開演1時間前より販売。
チケット:ユーロスペース公式サイト、会場窓口、カンフェティチケットセンター電話予約(0120-240-540)にて販売中。
出演者:
構成:相沢直
企画・制作:おぐらりゅうじ
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