女の子立ち上がろー！横澤夏子感涙の彩TOP、嶋佐のフィンガー!!で終幕

昨日3月1日、東京・ヨシモト∞ホールのランキングシステム「彩～irodori～East」の新たなTOPを決める「彩～irodori～East Championship」の予選、準決勝、決勝が行われた。

準決勝には予選を通過した相席スタート、いぬ、春夏秋冬と、2月28日に決定した「Member」15組、旧TOP2のラフレクランとニューヨークが出場。ジャングルポケットがMCで会場を温める中、計20組が新TOPの座を賭けて渾身のネタを披露し、既報の通り1位から順に横澤夏子、ニューヨーク、ラフレクランの3組が3月からスタートする「彩～irodori～East」の新TOP3となった。

トップバッターはコントのジェラードン。一番手ながら激しくやり合うネタで笑いを巻き起こす。西村ヒロチョ、ラフレクラン、ダイタクらもこれに続き、ジャングルポケットおたけを「面白いね、お笑い芸人って」と改めて感心させた。横澤夏子は「R-1ぐらんぷり2015」準決勝で見せた、子供3人と犬を自転車で義母の家に連れて行くネタで勝負する。先日初の「Member」入りを果たした田畑藤本は、クイズをテーマにした漫才を繰り広げ、テゴネハンバーグはアイドルオーディションを舞台にしたコントで会場の笑いを誘った。

観客投票と審査員票によって決勝に進出したのは、決勝でのネタ順にボーイフレンド、やさしいズ、ゆにばーす、ラフレクラン、ニューヨーク、テゴネハンバーグ、横澤夏子の7組。思春期がやってこない息子とその母親を描くコントで準決勝に挑んだラフレクランは、決勝ではきょんが動き回る漫才に勝利をたくす。そしてニューヨークはフラッシュモブのサプライズをめぐるコント、横澤はさまざまな女の表情を作ってみせるフリップネタでTOPの座を勝ち取った。

3位に名前が挙がると感情を爆発させ、ガッツポーズで喜びを噛みしめるラフレクラン。プレッシャーを跳ねのけて2位を獲得したニューヨークも「やったー！」と安堵した。1位を発表する場面では、ジャンポケ太田が大事なところで「歴史の変わる“順番”！」と言ったり、声を裏返してしまったりしてメンバーの緊張の糸を切る。

仕切り直してドラムロールのあと横澤夏子の名が呼ばれると、会場からは割れんばかりの歓声が上がった。ほかの芸人に祝福され中央に出てきた横澤は、涙ながらに「笑ってるよー！」とうれしさをアピール。「もう本当に、女の子、立ち上がろー！」とコメントして拍手喝采を浴びた。

ピン芸人同士、横澤とともに芸を磨いてきた西村ヒロチョが涙を目に浮かべながら真っ先にステージに駆けつけ、ジャンポケ太田に「ダメだよ、決勝出てないんだなら！」と突っ返される場面も。ライブはニューヨーク嶋佐の「僕たち∞ホール芸人はこれからも爆進します！」の掛け声にあわせて、「スリー、トゥー、ワン！ フィンガー!!」で締めくくられた。新生TOP3が引っ張っていく今後の∞ホールに期待しよう。