R-1王者じゅんいちダビッドソン「本田選手が生まれてきてくれたおかげ」

本日2月10日に開催された「R-1ぐらんぷり2015」決勝戦で、じゅんいちダビッドソンが既報の通り優勝。関西テレビ・フジテレビ系での生放送終了後、東京・フジテレビのスタジオにて優勝記者会見が行われた。

じゅんいちダビッドソンは1stラウンドのCブロックで、NON STYLE石田、やまもとまさみ、復活ステージ1位のヒューマン中村を撃破したあと、Aブロックを勝ち上がったゆりやんレトリィバァ、Bブロックを勝ち上がったマツモトクラブとともに臨んだファイナルステージを制した。

ピン芸人日本一の称号のほか、優勝賞金500万円、関西テレビ・フジテレビ系全国ネットの冠番組を手にした、じゅんいちダビッドソン。優勝会見では、ときおり本田圭佑選手のモノマネを交えながら以下のようにコメントした。

じゅんいちダビッドソンのコメント

──優勝おめでとうございます。今のお気持ちは？

単純にびっくりしてます。驚きと喜びが同時に来てるという感じです。

──誰にこの喜びを伝えたいですか？

まず奥さんに。実は今日、奥さんは観覧に応募して（スタジオに）観に来てたんですよ。目は合ってないんですが、「あのへんに座ってるな」っていうのはネタ中にわかりました。そしてイタリアにいる本物の方（本田圭佑選手）に伝えたいです。

──本田選手ご本人には公認されている？

完全非公認です（笑）。知ってるんじゃないかという噂です。おかげさまで優勝できました。本田さんが生まれてきてくれたおかげで、（年齢が）ひと回り上の僕がこういった形で活躍できています。

──勝因は？

“持ってた”んでしょうね（笑）。あと1つ言うと、1つ目のネタで、本当はもっと“オモシロどころ”を詰め込みたかったんですけど、あえてゆったりやりました。

──放送中は「これ（＝優勝賞金）で（本田選手がいる）ミラノに行ける」とおっしゃってましたが、以前は「いい結婚式が挙げられる」とも言っていました。賞金はどのくらいの比率でどちらに使いますか？

ミラノが「9」、嫁が「1」ですね（笑）。ただ、ミラノに奥さんを連れていくことで新婚旅行もできる。一石二鳥です。

──本田さんのネタを始めたのはいつ頃から？

1年半前くらい。その頃、夜勤のコールセンターのアルバイトしていて（同じ職場に）芸人がいっぱいいたんです。風藤松原の風藤が「似てるからモノマネやれば？」って言ってきたのがきっかけです。

──本田選手以外のネタは？

もともと自分のオリジナルキャラのネタが多い。モノマネは本田さんだけ。ネイマール選手のネタもあったけど、なかなかスベる（笑）。ちょっとずつ小出しにできれば。今日も2本目はそっち（オリジナルのキャラ）をやろうかなと一瞬思ったんですけど、本田選手のコントのほうがいいんじゃないか、という意見もあって。周りの言うことを聞いててよかったと思います。

──2本目のネタをやってるとき、どう感じました？

正直ハネてるなと思いました（笑）。どんどんテンションが高くなって、後半似てなかったと思います。（ここから本田選手のモノマネで）ただ、ここが到達点というふうには思ってないんでね、ロシアに向けていい準備ができたな、と思ってます。

──副賞の冠番組で何をやりたい？

ミラノの本田さんに挨拶行くのに付いてきてくれないですかね？ 旅費と食事代は自分で出しますので、あとの経費は出していただければ（笑）。

──去年も決勝に出られましたが、去年と今年のネタではどう違いましたか？

まじめに言うと、去年は周りの芸人さんが評価してくれたネタだったけど、一般受けがあんまりだった。今年もちょっと変なネタだったとは思いますけど、一般の方も笑いやすいネタだった。去年と同じキャラクターでやって、上回ったネタができたかなとは思ってます。あと待ち時間の過ごし方が、去年ガチガチで、今年はスウェットを持ってきたのでリラックスできた。やまもとまさみさんと2人で（入浴施設の）「大江戸温泉（物語）」にも行きました。

──今後の目標は？

これをきっかけにいろんなバラエティに進出して、このキャラでトークをやりたい。海外に行くロケとか。ネタっていうよりは、芸能界の空いてるスペースにどんどん走りこんでいきたいと思います（笑）。

──本田選手ふうに喜びを表現していただけますか？

もう3、4点は入れられるチャンスがあったと思うんですよ。まだまだ伸びしろがあるという意味では、それがわかってよかったと思います。以上です！