「怪奇恋愛作戦」はケラリーノ・サンドロヴィッチが監督・脚本を務める2話完結のホラーラブコメディ。麻生久美子、坂井真紀、緒川たまきが演じるアラフォー女性3人が、妖怪や怪奇現象と戦いながら恋を求める群像劇だ。白石和彌が5話と6話のゲスト監督を務めているほか、鈴木慶一が劇中音楽、女王蜂と電気グルーヴがテーマ曲を担当していることなどでも話題を集めている。
ケラがテレビドラマの脚本を手掛けるのはテレビ朝日系で放送された「時効警察」シリーズ以来。本日1月8日に行われた記者会見で、「大好きなモンティ・パイソンとかコント的なことをドラマというしっかりとした枠組みの中で作りたかった。『悪魔くん』『河童の三平』『怪奇大作戦』『ウルトラQ』とか実写の怪奇ものが大好きで、そういうものをナンセンスコメディの中に落とし込めないかな、と2年半前くらいから考えていた」と作品について説明し、ドラマ化を提案してくれたテレビ東京の五箇公貴プロデューサーに感謝した。
かもめんたるは主人公たちが出入りする「喫茶面影」と同じ町内の交番に勤務している警察官役。本人たちは大真面目だがじゃれあっているようにしか見えない、愛らしいキャラクターを演じている。監督には笑わせようとするのではなく、あくまで2人にとっては自然なこととして演じることを求められた。う大は「かもめんたるが普段やってることの延長というか。真剣にやれば笑いになるっていう」と自分たちのコントとの共通性について話したほか、監督が言うより先に「純粋にやったほうがいいんじゃない?」と槙尾の演技に注文をつけていたことを明かした。
昨年11月、ナイロン100℃の舞台「社長吸血記」でも同じ舞台に立った大倉孝二との共演について尋ねると、槙尾は「大倉さんもすごい面白い方なので、お笑いとしては僕らも負けられないっていう気持ちもあり、相乗効果が出ました」と共演シーンを振り返る。また印象に残っているのは1話で事件現場に駆けつけるシーン。人造人間に怯えながらも立ち向かうかもめんたるに注目しよう。「商店街の電気屋さんのテレビで、巡査2人してニュースを観ているシーン」が昭和っぽい雰囲気でセリフも多く、2人が登場する場面の中では凝った撮影だったとも回想している。
ゲスト出演者には赤堀雅秋、松尾スズキ、オクイシュージ、入江雅人、マギー、見栄晴、ANI(スチャダラパー)、萩原聖人らがラインナップされている。放送は全12回。ミニチュア模型などを使った独特な演出や、豪華キャストが繰り広げるナンセンスな会話、本筋とは関係ないところでも魅せるかもめんたるの掛け合いに期待しよう。
かもめんたる コメント
槙尾:ケラさんワールド全開で、音楽とかもすごく凝ってて、映像もおしゃれで面白くて。かつ80年代の懐かしさもあり。今こんなドラマほかにはなかなかないと思う。かもめんたるも“お笑い”という点で楽しんでいただければと思いますので、ぜひ観てください。
う大:すごくへんてこりんで面白いと思います。
ドラマ24「怪奇恋愛作戦」
テレビ東京系 2015年1月9日スタート 毎週金曜 24:12~24:52
※テレビ大阪は毎週月曜 23:58~
<出演者>
麻生久美子 / 坂井真紀 / 緒川たまき / 犬山イヌコ / 山西惇 / 水澤紳吾 / 今野鮎莉 / 池谷のぶえ /
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- 【ドラマ24】怪奇恋愛作戦:番組情報:テレビ東京
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