昨日12月9日に東京・しもきた空間リバティで、「お笑い真面目にトークライブ『語らせろ!! 3 ~2014年を語らせろ!!』」が開催された。
出演者は
恒例のオープニング語りを務めたのは7月以来の出演となる新妻。「僕の小学校のときの夢はお笑い芸人になることでした」という切り口から、幼馴染みの相方・和賀と芸人を志した過去を振り返り、コントの虜となった小学4年生の出来事を明かし、“コントを愛して止まない男”として成長する過程を垣間見せた。
一気に引き込まれた観客たちだったが、「そして今年」という言葉で思わず笑ってしまう。「言わずもがな」と前置きしつつ、新妻は漫才に触手を伸ばし多くの漫才師を差し置いて「THE MANZAI 2014」認定漫才師の仲間入りを果たしたことを語った。しかしそこには、新妻自身も忘れていた衝撃の布石が隠されていたことを明かす。
最後に、床を指差した新妻は「僕の夢はここにあります! 絶対!」と宣言。「みんながいれば、和賀さんがいれば、僕の夢は叶う。みなさん、これだけは忘れないでください、夢は叶う。僕らの中には夢が煮えたぎっています。この熱でみなさんも温まってください」とう言葉にすすり泣きが聞こえる中、静かに決めゼリフ「語らせろ」と、ライブをスタートした。
芸歴4年目で「キングオブコント2014」ファイナリストの平田は今回初登場。楽屋では一番先輩の清和から「成功するかどうかはお前次第」とプレッシャーをかけられていたそうで、「43歳が25歳にプレッシャーをかけてる(笑)」とほかの芸人たちは笑ってしまう。さらに清和は平田を「新しい風」と名付けてニヤニヤ。ほかの芸人たちも、「ボケちゃダメ、佐々木が熱いのもイジっちゃダメ、ツッコんでもダメ」と畳み掛けると、平田は思わず「じゃあ何ができるんだ!?」と先輩たちにタメ口で切れるしかなかった。
そんな彼らに用意された最初のトークテーマは「解散ラッシュ」。それぞれ仲がよかった芸人たちの解散が続いてしまい、「お笑いを辞める」ということについて、自身の経験も踏まえて真剣な討議を重ねる。お笑いが大好きな新妻にも、1度だけ芸人を辞めようとした経験があったという。その際、和賀が残した言葉には全員が感銘を受け、「和賀さんって何なんだろう……」という疑問だけが全員の胸に残る。
しかし同時に、解散の危機がチャンスであるということも互いに確認。「トッパレチャンピオンカーニバル」で優勝したばかりのS×Lは、今とはまったく違う芸風の頃、「トリオに戻りたい」と酒井が相方のしょうへいに相談したそう。そこでしょうへいから言われた言葉で自信を取り戻し、転機となったことを明かした。
「世代交代」「『オンバト+』終了など、お笑い氷河期がさらに進む」「賞レースで優勝しても売れない時代に」などのテーマでは、お笑い界のシビアな現状を再認識。そんな中、平田の「氷河期がデフォルト」という発言に驚いた酒井らだったが、芸歴20年近い清和の「2回氷河期来てる」と、すでに寒さを感じていない様子にも驚く。その清和に佐々木は「清和さんの目って宇宙みたいな色してる」と尊敬のまなざし。“K-PROのエンジン”として後輩たちを牽引するその後ろ姿に、「こんだけカッコイイし、こんだけ尊敬されてるのに、打ち上げでヤギのモノマネをずっとさせられてるんですよ!!」と、清和のロックな姿勢を佐々木なりに賞賛した。
その後も、佐々木のロック魂が爆発した「リンゴスターの出現をどう思うか」、ナルシストの三福が意識改革を迫られたリアルなテーマ、清和の記憶力に全員が不安を覚えた「楽しかった仕事」などのテーマでトークは大盛り上がり。最後は「2015年に向けて」と題して、それぞれが来年やりたいネタの方向性についても赤裸々に口にする。三福が見つけたザンゼンジの武器、トップリードが無敵の境地に入るライブの構想には観客から歓声も。全員が笑顔で語り終え、「語らせろ!!」ポーズでライブを締めくくった。
来年は2月に開催される予定。果たして2015年に彼らは何を語るのか。語っても語っても語り尽くせない、彼ら芸人たちの思いに、一度直に触れてみては。ライブの詳細は決まり次第、K-PROオフィシャルサイトに掲載される。
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