明日11月30日(日)の「大改造!! 劇的ビフォーアフター SEASON II」(ABC・テレビ朝日系)で、「『落語界の鬼才』五代目
番組がリフォームを手掛けるのは、40年前に立川談志本人が中古で購入した、東京都練馬区にある築50年の一軒家。リフォームの依頼者は、現在ワイドショーなどのコメンテーターとして活躍する談志の長女・松岡ゆみこだ。
この家を購入後、家族は交通の便のいい都心に生活の場を移したが、立川流が通い弟子制を取っていたため、談志は長年ここで1人暮らしをしていた。2011年に談志が亡くなったあとは、ずっと空き家状態。そのため、あちこちが老朽化し、ひどい湿気のせいで、談志が集めた貴重な落語の資料や、高座で着た大事な衣装がカビだらけに。「早急になんとかしないといけない」と考えていたところ、談志の弟子の立川志らくから「住みたい」という話があり、リフォームに踏み切った。
志らくは今から29年前に談志一門に入門した11番弟子。入門から2年半の前座時代はこの家に通い、談志とともに過ごし、この家で談志から手取り足取りさまざまなことを教わった。「師匠がへべれけに酔っ払って『お前は必ず売れるよ』と言ってくれたのもこの家だし、二つ目に昇進したときに『お前だけはバカになるな』と言ってくれたのもこの家。師匠も『お前だったらいいんじゃねえかな』と言ってくれるんじゃないかと思って」と、住むことを決意したそう。
今回のリフォームは家全体の老朽化改善はもちろんのこと、談志が残した資料や着物などの品々を救い、生かすことも重要な目的。しかしすでに多くの資料がカビの被害に遭っており、100年ほど前の貴重な寄席演目帳などにもカビが生えてしまうのは時間の問題だ。
書斎には、談志が愛用していた大きな机が現存。万が一泥棒に入られたときのためにと、泥棒にあてた手紙と現金が入った有名な封筒は、今でも机の上に残されている。果たしてリフォーム後、この机や手紙はどうなるのか。
さらに庭には、生前談志がこの家でもっとも愛した桜の木がある。「俺が死んだら桜の木の下に骨を撒いてくれ、墓はいらない」と言い残すほどこの桜が好きだった談志。「この桜の木はぜひこのまま生かしてほしい」と松岡も志らくも強く望む。
「リフォームすることを父は喜んでいると思う。あとはきれいになって(談志が残した資料などが)きれいに収まり、志らくさんにもこの家にきれいに収まってもらえたら(笑)」(松岡)、「落語界で名前を継ぐというのは聞いたことがあるけど、家を継ぐという話は聞いたことがない。立川流はおそらく『談志』の名は当分誰も継げないと思うので、家を継ぐ制度ができあがるのでは(笑)。ずっと『立川談志』がここにいたんだというのが残るような家になればなと思います」(志らく)と期待を寄せる2人。2012年の「ビフォーアフター大賞」に選ばれた今回の匠・瀬野和広は、2人のみならず、落語ファンの大きな期待を背負うことに。リフォームはもちろんのこと、亡き談志の貴重な足跡も垣間見ることができるので、ぜひお見逃しなく。
大改造!! 劇的ビフォーアフター SEASON II 「落語界の鬼才」五代目立川談志の旧居をリフォーム!!
ABC・テレビ朝日系 2014年11月30日(日) 19:58 ~ 20:54
<出演者>
MC:所ジョージ
アテンダント:江口ともみ
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本日19:58放送のビフォーアフターにて、卒業生の瀬野和広氏が匠として登場します!
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