武者修行のウーマン村本「限界超えを目指す」

ウーマンラッシュアワー村本の単独ツアー「ウーマンラッシュアワー村本の大演説全国公演」名古屋公演が、昨日9月24日に愛知・名古屋市芸術創造センターにて開催された。

「ウーマンラッシュアワー村本の大演説」は、村本がノンストップでその話術を披露する90分のソロトークライブ。今年2014年7月、8月に東京と大阪で開催され好評を博した。昨日は村本が活動の拠点としている東京、大阪以外の地方を回る全国ツアーの初日。10月からは鹿児島、金沢、山口、青森、長崎、高知での公演が控えている。

全国ツアー開催の経緯を、村本は「松本（人志）さん、（千原）ジュニアさん、木村（祐一）さんたちと一緒になったときに、”世界のレベル”を知って。今までは漫才でやってきたんですけど、違う畑に出てみたときに『この人たちに勝ちたい』と。一番面白い話ができる人間になりたいという武者修行みたいな感覚です」と説明。「ゲスな話がこんなに面白いんだって、みなさんの固定観念を覆していく。その土地土地をゲスで支配して、国盗りみたいなもんですね。1つひとつの町をゲストークで洗脳していって、最終的には江戸を攻めます」と話した。

昨日の公演では、予定の90分を超える熱演が繰り広げられた。村本は2階席まで埋まった会場からの大きな拍手に迎えられ、序盤からテレビでは話せないギリギリのトークを展開。相方・中川パラダイスに関する信じがたいエピソードでも観客を喜ばせたほか、芸人になる以前の村本やファンと抗争を繰り広げる現在の村本など、さまざまな人格を登場させ会場を笑いの渦に巻き込んだ。

終演後、「名古屋のお客さんにこれまで東京、大阪でしゃべってきた一番いいネタを持ってこられた」と満足そうな表情で感想を語った村本。さらに「開放的になりすぎました。地方に行けば行くほど過激になるかもしれない。地方に向けて、大都市ではしゃべらない話もしていきたいです」と興奮気味に話す。

用意してきたネタを披露するだけではなく、「ウケなかったら急遽話を足したりとか、焦りもあった。そこで無理矢理にでも頭を使ったのでどんどんエンジン掛かって、言う予定なかったこともたくさん言いました」と村本自身も予想していなかった展開もあった。「1人やから、120点くらい出さないと大勢のお客さんを笑わせられない。とにかく限界超えを目指してます」と意欲を見せ、「全国を回って成長して、東京に戻ってきたい」と力強く語った。

今回の全国ツアーは、村本の「生の叫び」を間近で浴びることができるよう会場の大きさにこだわっている。また公演ポスターは各地限定カラーで用意されており、このポストカードが会場で販売される。詳細はオフィシャルブログ「ウーマンラッシュアワーライブ2014」にて確認を。

ウーマンラッシュアワー村本 コメント

同じ話もあるけど、何回聴いても面白い話になっていくと思います。1人でやってるから、日に日に成長するのがリアルにわかる。僕の成長をぜひ観に来てほしいです。「これはすごいネタができたぞ！」となるまでいろんなエピソードをしゃべりながら試していきます。どこかのタイミングで、のちのちに残るとんでもないエピソードができるかもわかりません。毎回新しい話も入れているので、旅行がてら来ていただけたらと思います。