昨日9月8日、東京・新宿ネイキッドロフトにて、ライブ「プロダクション人力舎presents『
2年前にピン芸人として再出発した早出明弘の魅力を、せきしろプロデュースで引き出す同イベント。2回目となる今回は、せきしろのほか、
オープニングに登場したのは、早出以外のメンバー。高佐の「すっかり秋めいてきました。食欲の秋。笑いでお腹が満たされるかな? 中華定食ゲーム!」というなめらかなMCとともに突然ゲームがスタートした。これは1人1品中華定食に出てきそうなメニューをカードに書くというゲームで、Aが「いい定食じゃないとだめですよー。栄養のバランスも考えて」とワクワクした調子で呼びかけると、唯一高橋だけが「そんなことより早出明弘はどうなってるんですか?」と観客の心を代弁していた。
そんな問いかけもむなしくすぐさまゲームはスタートし、最初のターンは5品中3品がスープとなってしまい、Aが「近年まれに見るバッドチャイニーズ」とガッカリ。しかしリベンジチャイニーズでは、チャーハン、わかめスープ、麻婆豆腐、上海焼きそば、ゴマ団子と、“日体大の横にある中華料理屋さんのラグビー部定食”が完成し、すっかり早出のことを忘れた観客からは大きな拍手が沸き起こった。
初めて中華料理定食ゲームを楽しんだ高佐は、食べてもいないのに「お腹いっぱいになってきた」と大満足の様子で、「中華街に行きたくなってきた。でも横浜そんなに詳しくないし、横浜に詳しい人がいればなあ」とポツリ。周囲から「そんな人いないんじゃないかな」と諦めの声が上がるも、「そうだ! あの人がいる! 中華街あるあるでおなじみ早出明弘!」と大茶番の末、ようやく横浜中華街出身の早出が思い出された。
「リベンジチャイニーズって言われたときはどうしようかと思った」と舞台に上がった早出だったが、テーブルに並んだカードを見て、「上海焼きそばは何を持って上海と言うのか」「チャーハンと上海焼きそばは一緒にならないでしょう」と、すぐさまダメ出し。そこで早出を交えて再度ゲームを再開することに。1回目はおかずばかりの「ノーライスバッドチャイニーズ」。2回目は全員大いに悩みなかなかカードが書けず。前回見事な青椒肉絲定食が完成したことを思い返した高橋は、「今年まだあれを超える感動が出てない。錦織圭の活躍は足元にも及ばない」とため息をついていた。
気合いを込めて全員が2回目のカードを出したところ、できあがったのはライス2つ、ザーサイ2つ、レタスの肉そぼろ巻き、回鍋肉という残念な「カップルチャイニーズ」。Aはこの結果に「なっさけない!」と憤慨し、「夏が終わりましたね」とつぶやいた。
ここからようやく本題の早出トークに入ると、「今横浜に活気がないように思う」と語り始めた早出。20年前くらいはカッコいい不良が多く、早出も憧れていたが怖くてなれなかったという。しかしそんな早出がさまざまなきっかけから、チーマーたちに一目置かれる存在に。その武勇伝に「少年マガジンにありそうな話!」と全員興味津々。東京と横浜のチーマー抗争騒動、カツアゲからの大逆転、本牧早出バイヤー伝説、乱闘からの早出式脱出、危機一髪の拉致事件など、ドラマのようなその話に、5人と観客は爆笑しながら聞き入った。
中華街のマニアックな見どころについては誰よりも詳しく、スマホで撮った写真とともに、一風変わった光景を次々紹介。その裏側には、さまざまな中華街事情も関係しているため、エピソードも盛りだくさん。この魅力に誰よりも取り憑かれたAは「もっと見せて!」と大喜び。冒頭からずっと早出のことを“ドクター”と呼んでいたAは「もうドクターが見せたい写真だったらなんでもいい」と笑い疲れてヘロヘロになっていた。
早出の歴史と魅力が十分に伝わった今回のイベント。果たして次回はどのようなトークが飛び出すのか。開催は決定次第、人力舎オフィシャルサイトにて掲載予定。早出の今後の動きにぜひ注目してみよう。
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