「できる7人」ベストライブで名作続々披露

昨日8月23日、東京・ルミネtheよしもとにて、犬の心、グランジ、ライスによるコントライブ「『できる7人』DVD収録ベストライブ公演」が開催された。

「できる7人」は2012年4月にスタート。ライブではメンバーそれぞれが作ったオリジナリティあふれるユニットコントを披露してきた。当初は劇場が満席にならなかった彼らだが、コントへの情熱とチームワークが実り、いつしか人気ユニットに。フライヤーや映像などに施されるおしゃれな演出も魅力の1つ。昨日も多くのファンが駆け付け、立ち見客が出る盛況ぶりだった。

オープニングコントは、作家のゴージャス村上によるコント「そこそこできる7人」。グランジ、犬の心いけや、ライス関町が、ある思い思いの行動をとっているところに、犬の心・押見が衝撃の事実を明かす。グランジ五明のコント「健二」には、自殺をしようとしている学生・健二（グランジ遠山）と止める男が（ライス関町）。人生の大どんでん返しを大胆に見せつける作品だ。

押見のコント「何?!」は押見自身が主役。いきなり謎の組織に連れ去られる押見だが、押見にはその理由がまったくわからず。しかしそれ以上の謎が彼に押し寄せる。関町のコント「mother」は、警察の取り調べ室が舞台。犯人（ライス田所）に自白を迫る刑事たちがとった作戦に会場からは拍手が沸きあがった。

遠山のコント「だい52かい しんじゅくけいむしょうんどうかい」では、囚人を演じる7人の見事なチームワークに喝采。田所のコント「よかれと」は、おなじみのシチュエーションが、どんどんなじみのないシチュエーションに変化していく様を観客は笑いながら楽しんでいた。

グランジ大のコント「疾風・・・君は美しくはかない・・・」は、2013年9月の「第7回再公演」で披露されたネタで、タイトルが出た瞬間に会場から笑いが。内容は陸上部のライバル押見と関町が、大演じる顧問指導のもとで切磋琢磨する青春ストーリー。大らしい破天荒かつ大胆なボケが再び会場を笑わせた。

人気の高かったコント「卒業式」は関町による2012年9月のネタ。観客を体育館に見立て、卒業生となった芸人たちが客席に。司会の関町が表情を変えずに進行をするさまが笑いを増幅させていた。五明のコント「祭」では、辛いことも忘れることができる祭の力をコントで表現。いけやのコント「ミザリー」には田所演じる人気キャラ・ミザリーが。関町と押見の危機を救った謎の女・ミザリーが会場に現れると観客は大歓声。途中、観客が音楽に合わせて手拍子をする一幕も見られた。

エンディングコントは村上作「職員室の7人」で、舞台はある学校の職員会議前。校長、用務員、教師たち7人の中で起こったいくつかの小さな事件が、やがて大騒動に発展してしまう。幕間には「もう1度見たいブリッジVTR」リクエスト投票の結果選ばれた映像も。エンディングトークでは、さっそく8月30日（土）に東京・ヨシモト∞ホールで行われる「できる7人」のトークライブで話したいことがいろいろとある様子だった。

同公演が収録されたDVDは11月12日に発売。よしもとネットショップplusとよしもとテレビ通りでは、同DVDとフォトブックがセットになった「よしもと限定SPパッケージ」を777セット限定販売する。フォトブックには過去9回の公演やオフショットなどが収録。押見は「皆さんが思っている以上に、自分たちの写真にキャーキャー言ってますからね、7人で。『これいいじゃない！』って。自分たち大好きだから」と太鼓判を押した。

トークライブのチケットはチケットよしもとにて販売中。DVDの詳細はよしもとアール・アンド・シーオフィシャルサイトにて確認を。

「できる7人」DVD収録ベストライブ公演ブリッジ

第5回 かっこいいと思う映像1位「グランジ大 ボーリングでガッツポーズ」
第6回 オープニングVTR
第6回 意外にできる7人1位「犬の心いけや こち亀暗記編」
第7回 オープニングVTR
第7回 カッコいい映像Summer1位「グランジ五明 夏祭りカバー」
第8回 オープニングVTR
第8回 できる7人大忘年会「犬の心押見 褒める」
第9回 オープニングVTR
第9回 @@が@@をプロデュース1位「いけやが田所をかっこよく見せる映像 Automatic」

「できる7人」トークライブ

日時：2014年8月30日（土） 13:45開場 14:00開演
会場：東京・ヨシモト∞ホール
料金：前売1500円 当日1800円
チケット：チケットよしもと

※記事初出時より、写真を追加しました。