本日6月11日、大阪・なんばグランド花月にて
1回目の本公演前、舞台にはすっちーをはじめ、内場勝則、辻本茂雄、小籔千豊、川畑泰史の全座長が裃姿で登場。まずは内場が「吉本本社よりすっちーの座長昇格の通達を受けました私は、それを聞いたとき『イーッ!』と驚いたわけでございます」と自身のギャグで笑わせると、続けてすっちーやほかの座長らも内場のセリフに合わせて「イーッ!」と声を上げ、チームプレイを見せつけた。
各座長からは、「すっちーは、非常に真面目で努力家。座員一同の人望も厚く、信頼もある素敵な男でございます」(川畑)、「私もすっちー新座長の力をなることを、皆さまの前でお約束させていただきます」(小籔)、「すっちーは嫁も子供もいます。今から座長になれば、すごく仕事が忙しくなります。嫁とのすれ違い、注意してください!」(辻本)と激励の言葉。しかし各座長とも真面目な語り口でボケ出すなど、新喜劇ならではの明るい口上となった。
本公演で上演された新喜劇は、すっちーの人気キャラ・すち子が主役。「小学生が選ぶ新喜劇イチオシギャグ」1位に選ばれた後輩・吉田裕のギャグ「ドリルすんのかい、せんのかい」では見事なコンビネーションで観客を爆笑させていた。そして最後は桑原和男扮する和子のおばちゃんが「神様ー!」とお決まりのフレーズ。「新しい星が誕生しました。吉本新喜劇は4つ星から5つ星になりました。これからも末長くご声援をお願いします」と神様にお願いすると、すっちーと握手を交わし、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
公演後すっちーは「口上は、僕自身は何もしゃべらないので緊張はまったくなかったんですが、いざチョンチョンと音が鳴って、すごい拍手が来たときに『ああ、しゃべらへんけどこんな緊張するんや』と感じました。『一生に一度のことなんやなあ』と思うと、ちょっと感動して泣きそうになりました」と、この貴重な経験について感慨深そうに感想。また、口上の衣装を着せてもらっているときのことを振り返り、「コンビ解散したこと、お笑い始めたときのこと、新喜劇入ったときのこととか、すごく思い出しましたね」と語った。
公演については、「緊張しすぎてグズったところがありましたが、それ以上に島田一の介師匠がグズグズやったので(笑)。あとでしっかりと言うときます」と、さっそく座長らしいところを見せたすっちー。また、吉田はすっちー以上に力が入っていたそうで、「公演回数があと19回あるのに大丈夫かなというぐらい全力で来た。もしかしたら3日目ぐらいに声ガスガスになってるかもしれません」と心配していた。
イベント「座長になりたいんや」を一緒にやってきた清水けんじとのエピソードも。「とりあえず僕が座長になりまして。『よかったなあ』と声をかけていただき、『また頑張っていきましょう』って話をしました。一緒に頑張ってきた人と、今から始まるんやなというのを噛みしめて出ていった感じです」と頼もしいパートナーに感謝。握手を交わした桑原についても、「僕はお芝居の感じで握手をしてたんですけど、桑原師匠とあんなにがっちりと握手したことはなかったので、『新喜劇頼むで』みたいなのが伝わって。新喜劇の歴史の重みをまた感じました」と、改めて気合いを入れなおしていた。
今後は、「あんまり難しく考えんと、幕下りて帰るときに『おもろかったなー』と言ってもらえるような、とにかく『楽しかった』って言ってもらえるような新喜劇にしていきたい」と意気込み。「各座長さんを見てると、出番のときにみんなでお昼ご飯に行ったりしているので、僕もそういうことをしていかな。まあ若干ええもんを食べさせてあげようかな(笑)」と抱負を語った。
座長就任公演は来週16日(月)まで上演。この模様は6月28日(土)に「よしもと新喜劇SP」(MBS)にて放送される。詳細は劇場オフィシャルサイト、もしくは新喜劇オフィシャルサイトにて確認を。
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