今週5月24日(土)の全国公開を前に本作のキャンペーンに励む3人。本作には笑いはもちろん「驚異の感涙率、9割」と謳われる魅力もあり、イイノホールでは約500人の観客が「涙の雨に濡れないように」という理由で青色のレインコートを一斉に着用する楽しい試みが実施された。
そんな客席を前に、大泉は「私は映画に出るよりも宣伝に出るほうが好き! ワーキャー言ってもらえて幸せです。みなさんあっての大泉洋!」とスター性たっぷりに挨拶。大泉のキャンペーンに対する前向きな姿勢に、ひとりは「本当に助かる。すげー喋るんですよ!」と感謝してみせる。大泉はひとりとの即席コンビを「“劇団ふたり”でがんばりましたね」と振り返ったほか、ひとりの監督ぶりについて「悔しいけどこの人は天才。よくぞここまでの作品が“まぐれ”でできたなと(笑)。キスとかを我慢する必要はないと思う!」と笑いを交えて絶賛した。
この舞台挨拶では、大泉の食事にまつわる異様なこだわりも話題に。ひとりは「頭おかしいくらい食うんですよ! 食事をラーメンで締めたあとに、またラーメンで締める(笑)。大泉洋のフードハラスメントと呼んでいる」と呆れる。本日5月21日に北海道で舞台挨拶を行うにあたり、地元でうまいものをたくさん食わせたいと意気込む大泉に食事を制限されているというひとり。泣き芸で「昨日からソーメンしか食べてない!」と自身の苦境を訴え、場内を笑いに包んだ。
さらに昨日は東京・ユナイテッド・シネマ豊洲でも試写会後に舞台挨拶が行われ、3人が登壇。主に観客やTwitterに寄せられた質問をもとにトークが進められた。
作品の設定に沿った「もしも大泉が本当にひとりと柴咲の子供だったら?」という質問からは、ひとりが大泉の髪型に関して「撮影にストレートパーマをかけてくると思ったけど、モジャモジャで来た」と糾弾する展開となり、これに大泉は「俺の親なら本当は2人ともモジャモジャであるべきだ」と真っ向から反論。また大泉がひとりについて「口が器用」と話した場面では、ひとりが息を吸いながら唇をブルブルと震わせる特異な芸を披露した。
「撮影中に一番面白かったエピソードは?」という演者泣かせの質問が客席から飛ぶと、映画本編では使われなかったシーンで繰り返しNGが出た部分を、大泉がひとりのモノマネなどを交えて長めに再現。見事に会場中の爆笑を誘う。笑いの絶えないトークが終盤に近づき、柴咲は「この舞台挨拶で映画のよさがかき消されてなければいいな(笑)」と危惧してみせたが、大泉は「もう一度、挨拶を忘れて余韻にひたっていただきたい」とアピールした。
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佐久間宣行 @nobrock
「キスを我慢する必要はない」(笑)でもマジでいい映画でした。 RT @owarai_natalie: ひとり×大泉=劇団ふたり、涙を爆笑に変える舞台挨拶 http://t.co/eNcT5Lqf6c