昨日4月24日、東京・松竹芸能 新宿角座にて「オーギリーヘップバーン ~大喜利上手になりたいひょうきん大喜利軍vs大喜利大好き正統派軍」が開催された。
同ライブは、角座で大喜利ライブをやっていないことを憂いた篠宮が持ち前のダジャレ力を生かしたタイトルを付けて指導したもの。大喜利に向いてない“ノーセンスユニークボケ”芸人として知られる篠宮が、ひょうきん仲間のムートン伊藤、ヒカリゴケ片山、
“大喜利が上手になりたい”ひょうきん大喜利軍ということだったが、登場はもちろんボケ三昧。彼らのボケを阻止するため、進行のなすなかにし那須の大型ハリセンが冒頭から大いに乱れ飛んだ。余裕の大喜利正統派軍は、ひょうきん軍のボケにかぶせてボケながら登場。それでも「なんですかこのライブ」と疑問だらけの様子で、リーダーの中西は「思てたライブと違う」とガッカリしていた。そんな正統派軍の意気消沈ぶりにはお構いなしで、篠宮は「目指せダイナマイト関西!」と大胆宣言。「ワールドカップ目指そうぜ!」「ブラジル行こうぜ!」「パスポート!」などと意気込みを見せた。
そこで中西は「あかんで! シェーとかやったら。すぐシェーとかやるんやから」と本気で厳重注意。怒りのあまり笑いの鉄則を忘れた中西のこの言葉は、篠宮にとって当然フリとなり、思いっきり「絶対にやりまシェー!!」と絶叫し、中西は「すまん」と崩れ落ちた。さらに、那須から罰ゲーム「ティファニーで超ショックを」が発表されると、那須にも「おまえはひょうきんになるなよ」とこちらにも厳重注意。「従兄のおじさんからのアドバイス」と周りからひやかされていた。
最初の種目、勝ち抜け団体戦大喜利では、正統派軍の先鋒中西が、片山、くぼた、和田、伊藤をごぼう抜き。片山は負けた瞬間「助かります!」と叫び、くぼたはリハでやってダメ出しされた回答を出し、和田は答えを出す前に負けてしまい、伊藤の回答は自害認定を受けるというダメさに、中西は「何と戦ってんねん」とガッカリしてしまった。ところがひょうきん軍最後の砦・篠宮は、「ムンクの叫び! あれは何を叫んでる所?」という問題で、即座に伝家の宝刀「シェー!」を繰り出し、中西に勝利。さすがの中西も「あれ出たら負ける」と完敗の様子だったが、続くなおに篠宮はあっさり敗れた。
続いては、回答をシャッフルして答える他力本願大喜利で、異様に早く書き終えたひょうきん軍は「おもろいでー」「好きに使こうてー」と自信満々で待機。回答タイムでは、篠宮の回答を答えた伊藤が大ウケしたり、和田のひょうきん回答が伊藤の言い方とハマったりと、ひょうきん軍の回答が好調だった。モノボケ大喜利タイムでは、全員ただただ楽しくモノボケを展開。敵味方を忘れて互いのモノボケに爆笑し合った。
最後は普通の大喜利対決で、篠宮は「これがやりたかったんや!」とやる気満々。最初に見事な回答を出したところ、ひょうきん軍からノーセンスではなくセンスがある人だと疑われ「ノーセンス!」と必死で主張する場面も。それでも、ひょうきん軍は勝手にチャンスタイムを作ってまたも大騒ぎ。誰かがスベッた瞬間に間髪入れずに「チャンス! チャンス!」と叫んで回答するも、とんでもなくスベり続ける結果となり、「全滅やないか!」(那須)、「チャンスタイムのとき待たなあかん」(中西)とツッコまれた。その後もひょうきん軍は、正統派軍の回答を見て「ああいうの答えたい」と、パクりまくり。「アメリカ版『3年B組金八先生』でありがちなシーンとは」というお題では、正統派軍が名回答を連発し、ひょうきん軍から「すげー」と感心されていた。
すべての対戦を終えると中西は「なんか消化不良」、篠宮は「後半ひょうきんを忘れてマジになって、くそーって思いました」とそれぞれ悔しそうな様子。結果は13対22で正統派軍の勝利となり、ひょうきん軍は「何が足らんかったんやろ」「声は出てたのに」と首をかしげていた。
次回は7月にやりたいと篠宮が提案すると、中西はキッパリとお断り。そこで、「こうしましょう。『オーギリーヘップバーン』やめて、『オギリ旬』やりましょう」と篠宮が提案し、那須が「それでは7月の『オギリ旬』でお会いしましょう!」と締めくくった。果たしてひょうきん軍が大喜利上手になれる日は来るのか。大喜利をもひょうきんに変えてしまう彼らの今後の活躍をぜひお見逃しなく。
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オジンオズボーン篠宮暁 @shinomiyaakira
ナタリーさんありがとうございます。この大喜利ライブとノーセンスユニークボケライブを角座の二枚看板にするぞ!
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