4月29日(火)に東京・神保町花月にて行われるライブ「
坂口真弓と阿部磨有香は、ともにNSC東京10期生で、在学中2つ年上の相方を探していた阿部が坂口を誘ってコンビ結成。「もう1人2歳年上がいたんですけど、NSCに入る前に『もっと美人と組みたい』って断られてて」(阿部)、「最初『隣で授業受けてもいいですか?』って言われて。私は引きこもりあがりなので1人でいたかったんですけど。ダンスの授業のときなんて『一緒に踊っていいですか?』って社交ダンスみたいなことを(笑)。ラッキィ池田ダンスなのに」(坂口)と、2人で当時のことを思い返しながら爆笑していた。
「2人ともビビり」だったため、在学中からネタ見せやオーディションには消極的。卒業後もそれは変わらず、これまでしてこなかった「遊びに行く」「おしゃれに目覚める」などの青春を2人で謳歌していたという。それでもネタライブは好きで、OLコントばかりやっていた時期も。しかし、「アメトーーク!」プレゼン大会にも名前が挙がった作家・山田ナビスコの勧めでOLコント以外のネタも手掛けるようになり、徐々に芸の幅を広げてきた。トークは苦手と言いつつも、多くの芸人に慕われ、多数のイベントライブに出演。もちろん自身の単独ライブには大いに前向きで、「できるだけ作家を入れずに2人でやりたい」と時間に追われながらも2人で納得がいくまで話し合い、作り上げてきた。
初めて解散の話が出たのは約3年前。阿部が、芸人を続けたい気持ちと仕事に対する後ろ向きな気持ちを整理できず、坂口に居酒屋で打ち明けた。しかし隣の席に偶然2人のファンが座っており、2人に「少年少女のネタ好きです」と話しかけてきたその存在と、坂口や山田らの説得により「2人が面白いことをやっていけばいい」と納得し続けることに。それでも昨年2013年3月、気持ちが元に戻らないことを阿部は確信し、再び坂口と話し合った結果、坂口から「来年2014年の4月末で、コンビを組んでちょうど10年になる」と言われ、「それはきれいだな」と、このタイミングで活動休止することになった。
2人の中で休止は決まっていたものの、昨年2013年9月の単独ライブ「少年少女の『60分OL』」では、60分丸々おなじみ“阿部ちゃん”と“坂口”のOLストーリーをたっぷりと展開。「みなさんOLコントに飽きてると思ってたんです。でもフタを開けてみたらみんな待ってくれてて」(坂口)、「私の中ではあの2人はずっと続いてるんです。どこかであの2人は続いていきますから」(阿部)と2人は嬉しそうで、「やってよかった。もっとやればよかった。本当にありがたい」と口を揃えファンに感謝した。
今後ピン芸人になる坂口に阿部は「坂口さんは純粋にお笑いが好きな人なので、好きなことに携わっているのがいいと思う。売れる売れないは私はどちらでもよくて、自分が好きだと思うことを続けてほしい」とメッセージ。坂口は阿部に「楽しい清掃員になってくれれば。ニュースに『清掃員』って書いてあって笑っちゃった。やっぱ面白いなこの人って」と言うと、阿部が「1社誘いがあったんですよ(笑)」と明かし、坂口は「やっぱり面白い」と笑い転げていた。
阿部に一番楽しかったライブを聞いたところ、挙がったのはセブンbyセブンの単独ライブ「くやしくてクワマン」だった。多くの人たちに惜しまれつつの休止となるが、最後の舞台「少年少女 春の祭典SP」は前売チケットが完売しており、当日券が若干枚発売される予定だ。2人は現在Twitterでもコメントを発信しているので、気になる人はそちらもぜひチェックしてみよう。
少年少女 春の祭典SP
日時:2014年4月29日(火) 19:15開場 19:30開演 20:30終演予定
会場:東京・神保町花月
料金:前売1500円 当日1800円
出演者:少年少女
※記事初出時より、本文を変更しました。
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