本日3月23日、「第6回沖縄国際映画祭」沖縄コンベンションセンターにて、映画「ベイブルース ~25歳と364日~」の舞台挨拶が行われ、原作・監督を務めた高山トモヒロが、ベイブルースの高山役・波岡一喜、河本役・趙民和らとともに登壇した。
同作品は、かつて漫才コンビ・ベイブルースとして活躍した高山の書籍が原作。人気絶頂の1994年10月31日に25歳の若さで亡くなった相方・ベイブルース河本について書いた実話となっている。書籍発売の翌月には、大阪・なんばグランド花月にて、同期の雨上がり決死隊、なるみ、ベイブルースを慕っていた後輩の千原兄弟、メッセンジャー、中川家などが出演した15回忌イベント「25歳と364日~ベイブルースよ、伝説に。~」を開催。2011年10月にはメッセンジャー黒田が脚本・演出、高山が監修、プラスマイナス、ビタミンS・お兄ちゃんら出演で舞台化された。
高山はまず、「高校野球で今、沖縄尚学の試合をやってるということで僕も気になってるんですが、タキシードに着替えてきました」と挨拶。「ベイブルースというのは、大阪でちょっとだけやってたコンビなので、沖縄では知られてないと思ってたらこんなに来ていただいて。僕と、天国の河本も喜んでます。胸がいっぱい」と、すでに感極まり、「締めの挨拶みたいになってしまいました」と反省した。映画化については「書籍化した時点でゴールだったので、映画になると聞いて心が躍りました」と喜びのコメント。「けど、クランクインが近づくにつれて、これは頑張らなあかんなと。河本にも河本のお母さんにもええかっこさせてあげたい」と褌を締め直したそう。
波岡は、「プレッシャーを感じましたが、それ以上に嬉しかった」とこのオファーを喜ぶも、「隣にいつも監督がいるので、全然違うって言われたらどうしようと心配で。でも漫才の練習とかするうちに徐々に馴染んで、優しくしていただきました」とコメント。高山は「役者根性がすごくて、僕のクセとか動きとか見てるんです」と感心しつつ、「20代の僕のほうが男前やったけど」と会場を笑わせた。
趙は中学時代にベイブルースが大好きだったそうで、河本役と聞き、「驚きと喜びと。当時の自分には想像できないこと」と恐縮。「漫才難しくて。俳優がやる漫才ではなく、漫才師がやる漫才に見えたら」と苦労を明かした。高山は「僕は1週間くらい稽古つけなあかんと思ってたら、2日くらいで完成されてました」と感嘆。「これ以上やったらベイブルースよりうまくなってしまう」「吉本の上層部が見たら、NGKの出番1週間用意してしまう」と焦った。
最後に、波岡は「えー」と長く言葉を選んでから、「ガチで漫才やってるんで笑ってもらえたらうれしいです。いい映画なんですよ、いい映画なんですよ、マジで!」と力説。趙は「笑って泣いて楽しんでいただけたらと思います。本編のどこかで波岡さんのあごがはずれてるんですよ。探してください」とリップサービスも。高山は「いい映画です。自信あります。ハードル上げます。ぜひみなさんのお力でこの映画を一人前の漫才師にしてもらえたら」とメッセージを送った。
映画には、オール巨人、石田えり、安田美沙子らも出演。10月31日に全国公開予定となっている。
※趙民和の「民」の字は、王へんに民が正式表記です。
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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爆ノ介3(ザ・プラン9) @sukebakuno
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