次は万引き犯逮捕劇？うしろシティHMV1日店長大盛況

うしろシティが昨日2月15日、東京・HMVルミネエスト新宿の1日店長を務めた。

芸人が同店の1日店長を務めるのはこれが初めて。HMVのユニフォームに身を包んで登場した2人は「がんばります！」と挨拶して早速“店長”としての業務を開始した。同店では単行本「うしろシティ 料理男子と裁縫男子」および、彼らがこれまでリリースしてきたDVD作品を陳列したコーナーを展開。加えてそれぞれの愛読書を3冊ずつ紹介し、京極夏彦やパトリック・ジュースキントを選んだ阿諏訪は、井上雄彦などが並ぶ金子の棚との売れ行きの差に首をかしげていた。

レジ打ち体験中には購入者と気さくにおしゃべり。金子は「いらっしゃい！」と威勢がいい。ヴィレッジヴァンガードでのアルバイト経験がある阿諏訪は慣れた様子で接客する。合間には従業員のとのトークも弾み、とくに金子はアルバイトの男性に好みの女性のタイプを聞いたり「バイト内恋愛あると思って入ったの？」と質問するなど込み入った会話も。来店客の要望を聞きながら商品を案内したり、POPを作成したりと、すっかり同店の店員としてなじんでいた。

ひと通りの仕事を体験したあとは、ルミネエスト8Fイベントスペースにてトークショーとサイン会を実施。1日店長の感想を語ったほか、またしてもアルバイトの男性に向かって「普段の店長と比べてどうだった？」と尋ねてみる。1日店長は金子たっての希望だったことを明かし「言ってみれば何でも叶うのかな。……売れたい！」（金子）と切実な願いを叫ぶ場面もあった。

イベント終了後、「芸人が一番しんどい仕事だと思っていたけど、こうやって普通に働くほうがやっぱり大変だなって確認できた。向いてないですね」（金子）、「俺は超向いてると思いました。楽しいですね」（阿諏訪）と感想を語ったうしろシティ。金子が「やり残したことは万引き犯を捕まえるシーンと、アルバイト希望者の面接」となごり惜しそうな表情を覗かせると、阿諏訪も「気になることは今の状況。ちゃんと補充されてるか見に行って、店内をピリつかせる」と本物の店長さながらにコメントした。

なおうしろシティの愛読書紹介は、ショッピングサイト「エルパカ BOOKS」との連動企画の一環。同サイトにて2人のコメントや動画が掲載される予定だ。また同店には引き続きうしろシティコーナーが展開されているので、あわせてチェックしてみよう。