昨日2月10日、東京・千本桜ホールにて、「
バイきんぐ小峠とスパローズ大和は大和のほうが芸歴が1年先輩だが、同じ年齢、福岡出身、元吉本興業所属、元渡辺プロダクション所属、害虫駆除バイト経験と、同じお笑い界にほかにないほど多くの共通点を持つ。それでも「そこまで深くはお互いを知らない」ということで、このトークライブが設けられた。
まず大和は開口一番、「コントで日本一になった小峠が、俺とトークライブやってくれてありがとね」と、小峠の目を見て笑わずに感謝の言葉。そして、小峠の恰好を上から下まで舐めるように見て「かっこいいですね」と言うと、「これで恩は返した」と、勝手にフィフティ・フィフティに持ち込んだ。
かつては小峠がビニール袋をカバン代わりにしていたほどみすぼらしかったことを思い返した2人。小峠が「ビニール袋をやめようと思ったきっかけがある」と語りかけると、大和の口から飛び出した「やめたの!?」という言葉に、間髪入れず「やめるでしょ!!」とネタ同様強烈なツッコミを繰り出し、観客は弾けるように笑っていた。
大和は、昔スギちゃんもビニール袋をカバン代わりにしていたことを思い出し、「逆にビニール袋を持とうと思い始めた」と、まさかの逆発想。その後、話は大和が見せる土下座の極意に移り、「すぐ土下座する奴の土下座に価値なんてない!」と言い切った小峠を、「土下座には種類がある」「守っているようで攻める土下座」「相手の度量を試す」「周囲を巻き込むショー」などの説明で、「すげーな」と唸らせた。
2人で思い出や過去をたぐる中、唯一2人きりで飲んだ思い出にたどり着いた大和。それはバイきんぐが優勝したまさに「キングオブコント2012」決勝の夜で、ザブングル加藤と飲んだあと、偶然祝杯で酔っぱらった小峠に会ったそう。そのまま2人で飲みに行き、絶え間なく来る祝福メールにずっと目を細めて幸せそうにしている小峠を見ていたという大和。そのことをほとんど覚えていなかった小峠は心配そうにしていたが、大和は「日本一の笑顔はハンパない。笑顔のまま寝たんだけど、それを見ながら2、3杯飲めた」と、嫉妬心も吹き飛ぶほどの光景だったようだ。
一瞬の美談のあとには、もちろん大和が「モテるようになった?」「いくらもらってるの?」と畳み掛けるように小峠を困らせる質問を連発。「欲しい物を買ってしまい、会いたい人に会ってしまい、夢が減っていく」と正直に明かした小峠に、今度は嫉妬心丸出しで「わからん! その気持ち!」「あがりなのにわざと遠回りして!」と打って変わって責め立てた。
後半は質問ボードを取り出して、お互いに質問をすることに。ほとんどボケの勢いで「好きな食べ物と飲み物は?」と大和が聞いたところ、それまで大和主導だったトークがいきなり逆転。小峠は「好きな食べ物の答え方」に対して、「寿司や焼き肉と答える奴はどうなんだ」と、謎のこだわりを執拗に見せたかと思うと、急に大和に「死ぬまでに3種類しか飲み物が飲めないとしたら何を選ぶか?」という選択問題を出し、大和の答えに対して痛烈にダメ出し。「何も考えてない!」「逃げないでください!」とヒートアップし大和を呆然とさせ、会場は終始爆笑だった。
その後、「マネージャーについて」「デートのパターン」などについて語り合ったあと、再び、スイーツについて小峠がヒートアップ。「大和さん俺ね、ガレット食いましたよ!」と、大和にとって未知の食べ物・ガレットとの出会いについて落語のように語って聞かせた。
あっという間に2時間が過ぎ、「最初は緊張してたけど、小峠の変なこだわりやいかれた部分が見られた。またやりたい」と大和が言うと、会場からは拍手。小峠も「久しぶりのトークライブで緊張しました。今後2回、3回とやっていきたい」と語った。まだまだ共通点や正反対な部分など、探るべき部分が残っている2人。果たして次回はどのような話が聞けるのか。ぜひ開催を期待して待とう。
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ナガサワ @Gordon006
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