うしろシティ、記者に扮した松竹芸人と“公開記者会見”

昨日11月18日に、うしろシティが東京・阿佐ヶ谷ロフトAにてイベント「web★1週間presents うしろシティトークライブ『裁縫男子と料理男子 vol.4』」を開催した。

うしろシティは同日、「料理男子と裁縫男子」（講談社）を発売。イベントではこれを記念し、「公開記者会見」と銘打った質問コーナーや、同書にまつわるトークをたっぷりと展開したほか、終演後には握手会＆サイン本お渡し会を実施した。

コーヒールンバ平岡の進行のもと行われた公開記者会見に、うしろシティの2人は神妙な面持ちで登場。「記者会見は初めてですが、精一杯答えたい」（阿諏訪）、「真摯に答えたいと思います」（金子）と重い口を開き、“記者会見コント”がスタートした。会場に集まった記者から、「初書籍発売の感想」「コンビを組んでよかったと思う瞬間」「本書の見どころ」などの一般的な質問が投げかけられる中、記者に扮してフロアに紛れ込んでいたセバスチャンの阿部と原田、コーヒールンバ西原がすっとんきょうな発言を繰り出す。「ニューヨーク・タイムズ」「実話ナックルズ」「コロコロコミック」など、この場にいるはずのない媒体名が名乗られ、「ホットペッパー」からは「この本、割引になりませんか？」という提案も。

大喜利大会とも言える公開記者会見がひとしきり盛り上がると、記者役を演じたコーヒールンバとセバスチャンがステージへ登壇。金子の「ラスト1周ボケ弱かった？」という指摘に、平岡は「僕も指名しながら『あ、この人らもうないんだろうな』と思った」と心のうちを漏らした。その後は金子のオリジナルドリンク「おっ、まずかない」を記者役の芸人たちが味見。牛乳、トマトジュース、パイナップルジュースがミックスされたドリンクに、「なんだこれは!?」「木の味？」「宇宙の味……まろやか！」などの感想が飛び交う。客席からは「おいしい」を表す拍手もまばらに起こったが、「揺るぎなくマズい」「金子を許さない」という声もちらほら。続けて、同書でも紹介されている阿諏訪のオリジナルメニューを全員で試食する中、平岡だけは3杯の「おっ、まずかない」を飲み干していた。

イベント後半は、恒例となっている金子の新作衣装お披露目のファッションショーを展開。書籍「料理男子と裁縫男子」のために新しく作った衣装とあって、今までで一番の出来映えに客席からは多くのフラッシュが焚かれた。終盤にはテレビ局での年明け、単独ライブ、キングオブコントなどを振り返り、「内容の濃い2013年でしたねえ」としみじみする阿諏訪。最後に2014年の目標として、金子は毎年同様「売れるぞ！」の一言に気合いを込める。一方「オレンジページに載る」「『チューボーですよ！』に出たい」と語る阿諏訪に、金子は「面白いこととかも言わずに？ だとしたら止めないといけない」とコメント。2人ならではのやりとりで、書籍発売を祝うイベントは笑いに包まれたまま終演となった。