1月3日に放送された「ゴッドタン 芸人マジ歌選手権」(テレ東系)。バナナマン日村、東京03角田、バカリズム、フットボールアワー後藤、
個人的に毎回楽しみなのが、L.A.COBRAことロバート秋山のタトゥー(もちろんタトゥーシール)。彼の腕にはその1年間で話題となったニュースをモチーフにした絵柄が刻まれ、司会のおぎやはぎや審査員たちが「あったあった、そんなこと!」と膝を打つ。ちなみに今年は「広末涼子が被っていた穴あき麦わら帽子」「河村たかし名古屋市長のスラムダンクコスプレ」「上野の貴金属店に入った強盗を撃退したさすまた」「惜しまれつつワゴン販売を終了した新幹線の硬いアイス」だった。
この記事ではそんな秋山のタトゥー歴を写真で振り返る。
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「マジ歌」の歴史とロバート秋山の“タトゥーボケ”の始まり
第1回「芸人マジ歌選手権」が放送されたのは2007年5月。正月特番ではなく企画の1つとしてレギュラー回でオンエアされた。当時出演していたマジ歌シンガーは、バナナマン日村、東京03角田、劇団ひとりの3人。このとき日村が披露した「桜」は「マジ歌ライブ」のエンディングに出演者全員で合唱するのが恒例になっている。
秋山の初登場は「ゴッドタン マジ歌スペシャル」として放送された2009年6月の第5回。このときのタトゥーはドラゴンやタランチュラなど、いわゆる“タトゥーっぽい”モチーフで、ロックミュージシャンとしての装飾の1つだったと思う。その後、2011年の正月には「賀正」、焼けてぷくっと膨らんだ「お餅」「凧揚げ」というおめでたいアイテムが登場。ここからタトゥーのバリエーションが大幅に広がっていく。思い切り「LA」と入れていたこともあれば、路線変更して「山梨のほうとう」「博多の明太子」と日本の名産を入れていたことも。「タトゥーには旬なものを入れたい」とこだわりが出てきたらしく、そのモチーフは次第に時事ネタへと移っていった。
L.A.から“来日”
L.A.COBRAは日本を長く離れ、海外で活動しているミュージシャン。日本でブームになっていると聞きつけたロウリュウサウナやよく女子高校生らが手にしているハンディファンなどのアイテムを「流行っているらしい」という理由だけでタトゥーにしてしまう。日本中を席巻したビッグニュースでも海外暮らしのため知らないことが多いが、ほとんどの人が覚えていないような週刊誌ネタや珍ニュースは「風のうわさ」でなぜか耳に入っている。曲の前に司会のおぎやはぎと繰り広げるそんなとぼけたトークも見どころだ。
「芸人マジ歌選手権」は最新回がTVerで見逃し配信されているほか、U-NEXTなどで過去回を配信中。またローソン・HMV限定でDVD、Blu-rayとしても販売されている。秋山のタトゥーに注目して別の角度から「マジ歌」を味わってみては?
佐久間宣行 @nobrock
なんだこの記事笑 https://t.co/wWZ73SJ5Le