今月のお笑い 12本目 [バックナンバー]
ウエストランド井口と作家飯塚とダイヤモンド野澤が語る「2023年4月のお笑い」モグライダーともしげも一緒
「THE SECOND」は人生漫才、「ダイヤモンドno寄席」こそフランス映画、愛されるインデペンデンスデイ久保田、非よしもとのリーダーはマヂラブ
2023年5月11日 19:00 46
構成
※取材は5月1日に実施。
ゲストはダイヤモンド野澤と…?
──集合時間まで少し時間があるので、みなさんで雑談しながら今回のゲスト、ダイヤモンド野澤さんの到着を待ちましょうか。
モグライダーともしげ このカフェオレ飲んでいいですか?
──もちろんどうぞ。
井口 野澤より先にともしげさんがいたらおかしいでしょ!(笑)
──直前の現場(ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」)で井口さんとご一緒だったモグライダーともしげさんが急遽参加することになりました。
ともしげ 予定が空いていたので来ちゃいました!
井口 でもともしげさんはとにかくお笑いが好きなので、この連載向いていると思います。人間性はさておき。
ともしげ 人間性もいいって言ってよ!
飯塚 番組の会議でともしげさんが“ピュアな天然芸人”みたいな扱いになっているとき、ちゃんと「そうじゃないっすよ」って訂正してますよ。
ともしげ それはありがたいことなのかどうなのか……。ピュアな天然芸人でもいいんですよ、僕は。
井口 ダメですよ。めっちゃ性格悪いんだから。
──ともしげさんの4月のニュースと言えば、お子さんが誕生されました。おめでとうございます。
ともしげ ありがとうございます。子供の名前付けたんですけど、芸人であんまりこの名前はいないと思っていたら、意外といるんですよね。
井口 そんなの言い出したら誰かしらとは絶対被りません? よほど変わった名前にしないと。「ひろゆき(井口の下の名前)」とかだったら身近すぎて嫌でしょうけど。
ともしげ 「のぶひろ」とかね。
井口 「ひろのぶ(
(2児の父である飯塚としばらく子育てトークするともしげ。)
ともしげ でも感慨深いですね、子供が生きるというのは。
井口 壮大な感想だなあ(笑)。
ともしげ 0歳から5歳くらいまでの記憶ってあんまりないじゃないですか。でも自分が親の立場になったら、こんなにいろいろやってくれてたんだなと思いましたね。親にちゃんと感謝したほうがよかったんだなと。
井口 いやそうでしょ!(笑) それで親に感謝するようになったんですか?
ともしげ ちょっとは感謝してる。生意気なこといっぱい言って、よくなかったなって。反省してます。
──野澤さんいらっしゃいました!
野澤 あれ? ともしげさんがいる。
井口 ともしげさんも参加することになっちゃったんだけど。
ともしげ ごめんよ!
野澤 え、全然いいじゃないですか! うれしいですよ。
──では揃ったところで……。
編集部注:5月6日が井口の誕生日ということで、バースデーケーキを用意。井口はなかなか消えないロウソクの火にも愚痴っている。
野澤 プレゼント持ってきました!
井口 えー、僕の誕生日プレゼント? すごい最悪な回に来させちゃったなあ。何を持ってきてくれたの?
野澤
井口 好きじゃないよ!(笑)
野澤 ウクレレしか思いつかなかったです。
井口 もー(笑)。この前、
飯塚 「彼女の顔が井口」っていう曲を作るのは彼氏としてどういう気持ちなんだろう。もしかしたら、井口くんの歌を作ったのが交際のきっかけなんじゃない?
ともしげ キューピッドだ。
井口 嫌ですよ。
飯塚 僕もプレゼント買って来ましたよ。芸能人だから、変装しなきゃいけないということで、キムタクとおんなじサングラス。レイバンの。「キムタクがかけてるやつ下さい」って言って買ってきた。
井口 (サングラスをかけてみる)
ともしげ あー! キムタクだ!
井口 よけい目立つでしょ(笑)。(サングラスをかけてウクレレを構える)
飯塚 「エンタの神様」(日本テレビ)で弱いあるあるネタやってそう。
井口 なんか、レイバンを台無しにしてません? 大丈夫ですか? いやー、お二人ともありがとうございます!
ともしげ 俺、何も用意してない……。手ぶらで来て、ケーキだけ食べて。ごめんなさい。
井口 今のところマイナスにしかなってませんよ(笑)。
配信買って観た「THE SECOND」
──では今月のお笑いの話をしていきましょう。
井口 まずは「THE SECOND」の話からですか?
野澤 (「ノックアウトステージ16→8」の)2日とも観ました。
ともしげ 僕も観た! 面白かったね。
井口 「THE SECOND」はタイマンだからこそ、敗者が勝者を称えるっていう「M-1」とはまた違うエモさみたいなものがありますね。その一方、
ともしげ たきうえさんやっちゃったね!
井口 うれしそうだなー(笑)。ともしげさん、こういう話すごい好きなんですよ。
ともしげ たきうえさんがフランス映画と娯楽映画で謎の例えをしてたから。
編集部注:「THE SECOND」の「ノックアウトステージ16→8」で三四郎に敗れたあと、流れ星☆たきうえは「こっちは娯楽映画撮ってんのにニッチなフランス映画に負けた感じ」とツイート。
井口 でも、“らしさ“ですよね。忘れてたけど、あれがたきうえさんだから。みんなが称え合う中、ああいう人が1人いたことでむしろ大会全体が注目されましたし。
ともしげ 2日目でもうみんなネタにしていたしね。MCのトレンディエンジェルがまずイジって、たぶん接点もそんなにないだろう金属バットもイジってた。
野澤 それもちゃんとウケてましたね。
飯塚 たきうえさんも、本音を言わずにはいられないほど真剣に取り組んでいたってことですよね。
ともしげ それがよかったです。本気さが伝わってきて。
飯塚 三四郎の芸風があまりにもフランス映画っぽくなくて面白かったですけど。
ともしげ 僕は三四郎が同期(※)で仲が良くて、見ててすごいうれしかったです。こみちゃんにも会いましたけど、本当に喜んでましたね。賞レースの決勝に本当に行きたかったと。ウエストランドが去年「M-1」優勝して、それで気持ちが乗ったみたいなことも言っていたし。
※三四郎とともしげはスクールJCA13期出身の同期。
井口 モグライダーも「M-1」決勝に行っていますしね。
ともしげ そうそう。そういうのがあって、思うところもあったんだと思う。
井口 流れ星☆、プラス・マイナス、タモンズ、三四郎のグループを勝ち抜いたのはけっこうすごいことですよね。
ともしげ ここは死のグループ[リンク:トーナメント画像]だったねー。
井口
野澤 確かに、そんな感じはしましたね。
飯塚 自分の人生を6分にぶつけている感じが、これぞ漫才だなって思った。「M-1」はかなり競技化されて無駄が削ぎ落とされているけど、漫才って本来エピソードトークとかも入れながらやっていいし、「THE SECOND」は立ち話から生まれるグルーヴの笑いだなと。
井口 ただ、全員ベテランなだけに全員人生ぶつけてきてるっていう。
ともしげ 全員“人生漫才”だったね。
井口 僕は出なくていいからとにかく楽しみでしかないけど、「M-1」出場を終えても出なきゃいけない人たちは大変。ともしげさんも2年後には出る可能性があるわけですから。
ともしげ だから、大変だなーと思ってる。
飯塚 テンダラーさんとかと戦うわけですもんね。
野澤 テンダラーさんすごかったなあ。あと、
飯塚 「ツーナッカンVS
ともしげ 三日月マンハッタンもめっちゃ面白かったですね。
井口 真のバイト芸人ですからね。今大会唯一の、心の底から食えてない芸人。そういう意味では三日月マンハッタンにも決勝に行ってほしかった。そんな中、
ともしげ スピードワゴンさんと2丁拳銃さんは名勝負だったよ。めちゃめちゃ震えた。
井口 マッチメイク的な部分も「THE SECOND」の魅力ですよね。
ともしげ 2003年の「M-1」で戦ってて、そのときは2丁拳銃さんが勝ったんだけど、20年後にこうしてスピードワゴンさんが勝った。
井口 「あのときしのぎを削った相手とまたこうやって戦う日が来るなんて」的ないい話があるじゃないですか。そのパターンで、かもめんたる槙尾さんがめちゃくちゃ意味わかんないことツイートしてましたね(笑)。
編集部注:「10年ほど前に女装して出たライブで出演者全員から順にハグをされ、同じくらい心地よかった2人が囲碁将棋だった。そんな囲碁将棋と戦う日が来るとは」という趣旨のツイート。
ともしげ 決勝の審査員はどうなるんだろう?
野澤 ここまでお客さん投票なので、その要素は入れてほしいですけど。
飯塚 決勝だけ審査員採点だったら「ん?」と思う人はいるでしょうね。
井口 たきうえさんが絶対ツイートするでしょ! ここで急に審査方法変わったら。
ともしげ 言いそう!
──ともしげさん、野澤さんは配信チケットを購入してご覧になったんですか?
ともしげ・野澤 はい、買って見ました!
井口 いつも賞レースの決勝は「みんなで観よう」って小宮さんが部屋を借りて仲間内で観るのが恒例なんですけど、ともしげさんが今回「こみちゃんなしでやることになるのかー」と言っていて。じーんときているのかと思ったら、「ってことは支払い、俺かー」って金の心配だった(笑)。
ともしげ 部屋代とかお酒代とか、全部出さなきゃいけないんですよ。今までは毎回こみちゃんが出してくれてたから。
ちょうど浜村凡平太だけ、どの大会にも出られない
井口 ベテランの大会で言うと、「G-1グランプリ」もありましたね[リンク:モダンタイムス「G-1グランプリ」優勝、マッコイ斉藤「ハートが強いしカッコよかった」]。これは野澤が詳しいの?
野澤 詳しくないですよ! モダンタイムスさんにはこの間会って、ずっと持ち歩いてました、優勝トロフィー。
井口 え? (お見送り芸人)しんいち系?
野澤 しんいちさんにちゃんと許可を得たって言ってました。
ともしげ モダンさんも「THE SECOND」準々決勝まで残って、「G-1」で優勝して、売れそうな気配がしてるね。
井口 ベテランの人が脚光を浴びるチャンスが増えていますね。
飯塚 一方で若手の大会も増えていて、女性は「THE W」があるから、本当に11年目以上のピン芸人だけが救われてない。
井口 ちょうど浜村(凡平太)さんだけなんの大会にも出られないんですよ。
ともしげ 「THE PIN」を作ってもらうしかないんじゃない?
井口 え? 「THE PIN」?
野澤 ピンの大会は「R-1」が……。
ともしげ ベテランの「R-1」。
井口 あ、「THE SECOND」的なことですか?
飯塚 「THE SECOND PIN」。
ともしげ そうそうそう。
井口 ややこしいなあ。
飯塚 うーん……。できないんじゃないですか(笑)。
野澤 できなさそうっすね(笑)。
ともしげ できないか!
井口と野澤は同期?
──そもそものみなさんのご関係を聞いてもいいですか?
井口 野澤と飯塚さんは?
飯塚 ごはんに行ったりもしますね。最初はマヂラブ村上くんが連れてきてくれたと思います。
編集部注:飯塚と村上は学生お笑い時代からの友人関係。
野澤 お世話になってます。
ともしげ 僕は去年ダイヤモンドと一緒にツーマンライブをやったんですけど、当時野澤くんが足の骨を折っちゃってて、そのときにやった骨折漫才が面白かったから「M-1」でやれば?みたいなことを言っていたんですけど、骨折関係なくちゃんと実力で決勝に行った、というエピソードがあります。
野澤 そのときはもう治ってましたから(笑)。井口さんと出会ったのはけっこう前だと思うんですけど。
ともしげ ダイヤモンドは東京NSC15期だもんね?
井口 じゃあ芸歴は一緒くらいか。
野澤 一緒くらいじゃないんですよ!(笑) もういいっすよ、それ!
ともしげ 井口くんがいつも言うやつね。
井口 だってニューヨークと同期でしょ? だから一緒なんだよ。
野澤 いやいやいや。僕、子供の頃見てましたもん、「笑っていいとも!」(フジテレビ)。
井口 「いいとも」は子供のときから見てるだろうけど、僕らが出てたのを見たのは芸人になってからだろ!? 普通に考えたら僕のほうが後輩になるくらいだよ。ダイヤモンドは結成が短いからみんな若手だと思ってるだけで。
野澤 そうですけど、井口さんと同じくらいではないですよ。井口さんは大先輩です。
井口 同じ同じ。仲間だから。で、ともしげさんはすごい先輩です。
ともしげ まあ僕は東京NSC10期と一緒だから、オリエンタルラジオとかと同期になるけど、井口くんがもっと昔からいるような……。なんか変なんだよね。
飯塚 野澤さんは、井口くんがこの連載とかで「ダイヤモンドno寄席」をイジっているのはどう思っているんですか?
野澤 いやあ……まあそうですね(笑)。以前の記事を読んで、くるまも「ダイヤモンドno寄席」側ではないみたいなことを言っていたのには「あれ?」と思いましたけど[リンク:令和ロマンくるまの発言]。
井口 僕はずっと言ってるけど、くるまは急に言い出した(笑)。
飯塚 そもそも、ああいうノリは野澤さんがいないときに生まれたんですよね?
野澤 骨折で僕が休んだときに始まっていて。
井口 「ダイヤモンドno寄席」のことを言えばウケるのはわかってるけど、本当は言いたくはないんですよ。世間的には「知らねえよ」ってことじゃないですか。
飯塚 「M-1」ツアーとかで「ダイヤモンドno寄席」をイジるのは、もはや置きにいった笑いになってる。
井口 安直なウケ方なので(笑)。ライブだけでやってても通用しないようなことが、配信のおかげで全国のお笑いファンに知れ渡っているのはすごいことではありますけどね。
野澤 ありがたいです。自分たちもあんなに(配信チケットが)売れるとは思わなかったですけど。
飯塚 「つぶぞろい」(※)は10年ぶりに開催したけど、配信で言ったら「ダイヤモンドno寄席」より全然売れてないからね。
※飯塚大悟が2011年から13年まで主催していた地下ライブで、今年1月に「つぶぞろい2023」として草月ホールで復活開催された[リンク:三四郎もウエストランドもみんな10年がんばってきた「つぶぞろい」同窓会、高野はタップ踊る]。
野澤 あ、「つぶぞろい」も観ましたよ。
ともしげ 僕も観ました! あのオープニングコント最高でしたねー。
飯塚 ありがとうございます。こんな遅れて感想を聞くとは(笑)。
野澤 でも、「ダイヤモンドno寄席」はたきうえさんが見たらブチ切れると思います(笑)。
飯塚 あれこそ“フランス映画”ですよね。あの場は「フランス映画祭」だからやっていいと思いますけど。
井口 趣旨にのっとって出品してますからね(笑)。
「俺はいいけど、たきうえさんだったら怒ってるぞ!」
井口 「ワタナベお笑いNo.1決定戦」は
野澤 これも観ました。
井口 めちゃくちゃお笑い好きじゃん!
野澤 俺、けっこうお笑い好きでしたね(笑)。
井口 豆鉄砲って全然知らなかったなあ。
飯塚 賞レースを獲ってから(SNSアカウントを)フォローするとナメられそうだから、いつも賞を獲る前にフォローしようと心がけているんだけど、豆鉄砲は「おもしろ荘」(日本テレビ)のオーディションで面白いなと思ってそのときにフォローした。だからセーフ。
井口 いいんですよ、錦鯉・隆さんのセクシー女優500人フォローしてるやつじゃないんだから!
飯塚 豆鉄砲は本当に達者で、ちゃんと主張で展開できるしゃべくり漫才だった。
野澤 ワタナベっぽくない感じはしました。「M-1」もいいところまで行きそうですよね。
井口 「お笑い有楽城」(ニッポン放送)はちゃんぴおんずが優勝[リンク:ちゃんぴおんず「お笑い有楽城」ミスも笑い飛ばし優勝、ラジオ大好き大ちゃん「泣きそうー」]したし、ワタナベが充実してきてますね。
飯塚 えびしゃ[リンク:写真]とかね。大学お笑いのチャンピオンで、ワタナベのスクール在校中に「ワタナベお笑いNo.1決定戦」決勝進出したトリオ。超若手がたくさん出る「深夜のハチミツ」(フジテレビ)も始まって、若手の勢いを感じる場面が多くなってきた。
井口 「ネタパレ」(フジテレビ)で5週勝ち抜いていたcacaoとこの前たまたま収録が一緒になって。全然知らなかったんですけど、こんなに若くて新しいことやってるんだなって思いましたね。あれはどうなの? 大阪からたくさん上京してきたのは[リンク:東京に「THE 出陣」した4組へノブコブ徳井が助言、マユリカのみ「マジでわからない」]。
野澤 みんなふわっと打ち解けてます。
井口 怒ってる人はいないの?
野澤 いないと思いますけどね。怒ってる人もいるのかな? いきなり∞ホールの一番上のランクになって[リンク:ニッポンの社長、マユリカ、紅しょうが、マルセイユ、シカゴ実業がムゲンダイ所属へ]。
井口 それは怒る人もいるでしょ。たきうえさんだったら、ねえ?
野澤 ああー、たきうえさんだったら怒るかもしれないですね。
井口 本当は自分が怒ってることを「たきうえさんだったら怒るぞ!」で言うの、使いやすいかもしれない(笑)。
ともしげ 流行りそうだね(笑)。そういえばシンクロニシティは吉本所属になったんだね[リンク:シンクロニシティが吉本興業所属「プロ1本で」、5月に初単独ライブ「おわりのはじまり」]。
飯塚 ますますよしもとが強くなりますね。
井口 「M-1」のナイスアマチュア賞を獲った深海魚[リンク:写真]もよしもとですし。どの事務所がいいですかって聞かれたら、今の状況だったらよしもと行ったほうがいいって言うもんなあ。
はた迷惑な手肛門
飯塚 「水曜日のダウンタウン」(TBS)で「30-1グランプリ」というのもあって、
井口 オキシジェンさんが優勝ってガチですね。
ともしげ めっちゃ面白かったよ。
野澤 漫才協会で普段は長尺でやられているのに、30秒で優勝ってすごい。
飯塚 実はYouTubeショートでけっこうネタ動画出してるんですよね。
野澤 よしもとで言うと、
飯塚 あと、
ともしげ 井口くんのやつ[リンク:「手肛門」に近いポーズをする井口と飯塚の写真]。
井口 僕のではないんですよ! そもそも、牧野ステテコさんとのツーマン[リンク:ウエストランドの漫才に牧野ステテコが猫になって混ざる]のときに「試したいネタがある」と言って手肛門を披露してきたんです。もちろん「やれるかこんなもん!」って言ってたんですけど、「30-1GP」では真顔も含めハネてましたね。
飯塚 タレントさんとかも普通にこういうポーズするじゃないですか。それが今後「手肛門」に見えちゃうっていう、ほかの人にも影響を及ぼす感じがすごい。自分だけで完結しないところが。
井口 迷惑な人ですよ!
──賞レース関連だと、「キングオブコント」を見据えたネタライブを開催する芸人さんも増えてきています。
飯塚 マヂラブの単独ライブも全部コントだった。
ともしげ 3冠王に向けて。それにしても本当に賞レースがいっぱいありますね。ずっと戦わされてる。
井口 でも、結局あのヒリヒリを味わいたくなるっていうのはあるんじゃないですか?
野澤 え、井口さんまだあるんですか?
ともしげ 井口くん「キングオブコント」出ればいいじゃん。
井口 「キングオブコント」はあれですけど、「M-1」は5%くらい、いや1%くらいは(今年も出ようかと)思いますもん。と言ってもマイナスしかないし、何言われるかわかんないから出ないだろうけど、あのヒリヒリは賞レースでしか味わえないし。
飯塚 モグライダーは今年の「M-1」は?
ともしげ 出ますね。
井口 大変ですよね。初めて決勝行ったときとは違うふうに見られるわけですから。
飯塚 これで返り咲いたらすごい。
ともしげ だから返り咲きで優勝したウエストランドはすごいんですよ。
井口 僕はずっと「返り咲くほうがすごい」と言ってますからね。連続よりムズいんだから。モグライダーなんて仕事も忙しくて、キャラも認知されてネタの感じも知られてて、それで決勝行ったら激アツですよ。
ともしげ でも、ヤーレンズとか令和ロマンとかが今すごいんでしょ? 劇場の現状ってどうなってるんだろう。
井口 そこも怖いんですよね。なるべくライブシーンと接点を持っておかないと。僕らは「漫才工房」で若手とやってたのが本当によかったですよ。
飯塚 そういえば、あれだけネタ作るの嫌いって言ってたけど、「M-1」優勝後初の「漫才工房」で新ネタ2本やってたね。
井口 やりましたよ……。「あるなし」も1個作っておいたほうがいいかなと思って。なのに全然誰からもえらいって褒められない。ヨネダ2000しか僕のこと言わないんだから。言えよ!
野澤 言ってるほうですから、僕ら(笑)。
井口 確かに「Number」(文藝春秋)の特集ではちょっと言ってたか。
──後輩たちのインタビューを随時チェックされているんですね。
井口 ストレッチーズとか本当に言わないんで。この前、インタビュアー側が言ってましたよ。「ウエストランドの話はいいんですか?」って。
野澤 あの日のウエストランドさんのことはけっこう僕らは話してますよ。「アナザーストーリー」でも語ってますし。マジで感動しましたから。
飯塚 「あの日のウエストランド」っていうライブやったほうがいいんじゃない? ちゃんと時系列で「M-1」決勝の日のウエストランドの立ち回りを解説する企画。
──「アナザーストーリー」といえば、ともしげさんの“ストーリーテラー事件”がありました。
井口 全カットされたやつですね。
編集部注:「アナザーストーリー」のために小宮、ともしげ、井口が集まったものの、“ドキュメンタリー”にもかかわらずともしげがカメラ目線でしゃべってしまったため1秒も使われなかった、と井口が語っている[リンク:ウエストランド井口と作家飯塚が語る「2022年12月のお笑い」]。
井口 もしかしたら「M-1」DVDに入るかもしれないですけど[リンク:DVD「M-1グランプリ2022」にアナザーストーリー未放送映像、新撮企画「あるなしラジオ」も]。
飯塚 入れるならちゃんと入れてほしいね。ともしげさんのダメなところも含めて。
井口 そうなんですよ。“うまく”編集しないでほしい(笑)。
ともしげ いいの、いいの。きれいな編集で。俺もいい人になりたいんだから。
井口 小宮さんが熱く語ってるところに割り込んできて、ストーリーテラーするんだから。
飯塚 「これはカットされるわ~」を見たい(笑)。
井口 昨日営業で三四郎とモグライダーと一緒だったんですけど、楽屋で小宮さん、ともしげさん、僕で横並びに座っていて「ボクらの時代」(フジテレビ)みたいなだなと思いました。
ともしげ やれる時代が来るんじゃない?
井口 三四郎に「THE SECOND」獲ってもらってやりましょうよ。そしたらともしげさんはなんなんだってなるけど(笑)。
ともしげ そうね。俺もなんか、(肩書になるようなことを)やりたいね。
みんなに愛されるインデペンデンスデイ久保田
飯塚
井口 久保田さんね。
ともしげ 久保田さんか。
野澤 ああー、そうか。
井口 野澤は久保田さんと関わりあるの?
野澤 意外にけっこうあって、せきしろさんのライブで一緒になったりしてしゃべる仲ではありました。やっぱりショックでしたね。YouTubeもめっちゃ見ていたので。
井口 僕もずっと大船でユニットライブ(「大船的お笑いハニービー」)を一緒にやっていて。インデペンデンスデイを初めて見たとき、「こんな面白い人いるんだ!」と思ったけど、とにかくネタの完成度が低くて。
ともしげ あはははは!(笑)
井口 人として本当に魅力的だし、ネタもめちゃくちゃ面白いけど、ちゃんとやってくれよってずっと言い続けていて。でも、確か2016年の「M-1」でむちゃくちゃになったやつとか、最高に面白いんですよね。噛みまくってて(笑)。「こんなんなら養成所行っときゃよかったよ!」みたいな。ああいう極限状態でこそ強さを発揮する人だったし、絶対なんとかなっていく人だと思ってた。「なんにもいいことねえ」とか、「なんで全然報われねえんだよ!」とか言ってたけど、いや死んだらダメだから!
ともしげ 僕は内藤さんと「家系ラーメン部」で一緒で。
井口 え? 変な部!
ともしげ あるんだよ、横浜ヨコハマさんがやってる「家系ラーメン部」っていうライブが。だからちょっと心配ではあるね、内藤さんが。
飯塚 僕もインデペンデンスデイめちゃくちゃ好きで。昔、ニッチェのライブを手伝っていたときに、ニッチェは知らないのに僕とマネージャーさんのゴリ押しでインデペンデンスデイにゲストに出てもらった。そのとき、もう1人のゲストが及川奈央さんだったんだけど、打ち上げ会場に先に着いていた久保田くんと及川奈央さんが2人でずっとしゃべっていて、今でも忘れられない光景。めっちゃ面白かったなあ。
ともしげ 「新人内さまライブ」も優勝してるからね[リンク:インデペンデンスデイが「新人内さま2015」王者!ライバル・マルコを圧倒]。
井口 誰も応援しなかったっていうか、人気はとにかくなかったけど(笑)。
ともしげ もっと知られてほしかったね。
野澤 そうですね。
井口 若くして亡くなって、「天才だった」「惜しい人だ」と言われる方もいますけど、久保田さんの芸風なんて、死んでから「天才」にはならないんだから、本当に死んでる場合じゃないんだよ。こういう人はバカみたいに生きないと! 何やってんだよ、本当。
飯塚 前、インデペンデンスデイの単独に行ったら隣の席の婦人が泣いていて。不思議に思っていたら、久保田くんのお母さんだった。ライブ中、全く面識ない僕にも話しかけたりもしてて。ちょっと変わった人だけど、すごく応援してたんだろうなって。
野澤 でも少なからず、僕もですけど後輩は影響を受けていますよね。久保田さんを見て。だから、残り続けるというか。
井口 平場になると無双してたし、みんな久保田さんをイジってた。あのハット被ってた時代[リンク:写真]はなんだったんだろうなとか。
ともしげ ガリ(色)のシャツもよくわかんなかったしね。
井口 律儀に学生お笑いの時代を芸歴に入れてるから早めに「M-1」出られなくなって(笑)。何がしたいんだよ!
ともしげ 「M-1」に懸けてた感じあったからね。
井口 いずれ、どういう形であれ出てくる人だとみんな思ってました。でもみんなに愛されてたのはこういうところで芸人が話すことで伝わっていくといいなと思いますね。
次期MCはモグライダー芝?
飯塚 モグライダー芝さんと
ともしげ あはははは!(笑)
飯塚 今日来るとは思ってなかったんです(笑)。もちろんこれまでのモグライダー、ランジャタイそれぞれの活動があったからこそ、いつもと違う2人でやったときに新鮮な面白さが生まれたと思うんですけど。
井口 でも、意外とうまくいかないですもんね、仲がいいだけじゃ。
飯塚 わかっていたつもりだったけど、芝さんの頭の回転の速さが尋常じゃない。
ともしげ 意外に芝くんって回転速いんですよ。
井口 意外ではない!
ともしげ いやいや、みんなが思ってる以上にすごいの、本当に。
飯塚 この世代で誰が次期MCになるかって予想したりするけど、リアルに芝さんが一番近いんじゃないかなと思う。
ともしげ あと国ちゃんがいいのは、芝くんをイジれるんですよ。僕は芝くんのことあんまりイジれなくて。芝くんってイジられたとき、うれしそうなんです。だから僕がやれないことを国ちゃんがやってくれてるな、とは思います。僕も綾鷹のやつ[リンク:モグライダー芝が綾鷹CMでカフェのマスター役、PRイベントではともしげに手を焼く]をイジったりするんですけど、うまくできなくて。
井口 ただ嫌なこと言う奴になりますもんね(笑)。
ともしげ そこらへんは国ちゃんに助けてもらってる部分もありますね。
探り探りのみなみかわ単独
井口 飯塚さんが関わっているみなみかわさんの単独ライブ[リンク:「やるしかありません」みなみかわ、妻から「ネタしなさい」と言われ単独ライブ開催]の進捗はどうですか?
飯塚 探り探りで打ち合わせしてる(笑)。というのも、奥さんからDMが来てやることになったけど、みなみかわさんが僕を選んだわけじゃないから、本人はどう思ってるんだろうというのが若干気になっていて。僕はもちろんありがたくやらせてもらっているけど。
井口 いつでしたっけ?
飯塚 6月17日(土)、シブゲキで2公演。即完もせず、めちゃくちゃ売れてないってこともなく、ちょっとずつ売れてるみたい。
編集部注:その後、昼公演、夜公演ともに会場チケットは売り切れた。
飯塚 みなみかわさんの芸風って、みなみかわさん自身が売れていくと売れていない先輩のことをバンバン言うのはきつく見えるけど、奥さんには弱いっていうのがあるからバランスが取れているよね。爆笑問題・太田さんみたいな。
井口 かわいく見えますもんね。
飯塚 本人がそれをプロデュースしているわけではないんだろうけど、すごくいいバランス。
井口 見た目も怖いから、なんかないと本当におっかない人になっちゃいますもんね。
飯塚 ちなみに、みなみかわさんと僕同い年なんですよ。
ともしげ で、2人とも身長高いし。
飯塚 身長が高い共通点があるとなんかありますっけ?
ともしげ 2人で上のほうで話し合ってるというか。
井口 ……面白くないなあ!(笑)
「賞レースで優勝」以外の“シオプロルート”
飯塚 「M-1」決勝以降、ダイヤモンドをテレビで見かける機会が増えましたけど、「ああー!」と悔しがってる場面を目にすることが多い気がします(笑)。
野澤 いやー、難しいですよね!(笑) 僕らって、最下位ではありましたけど微妙に全員の点数が低くてふわっと最下位だったので、自虐みたいなこともしにくくて。
飯塚 だから上沼恵美子さんの存在って芸人さんにとってはありがたかったですよね。マヂラブのときはあんなに言われたらネタにできた。
編集部注:マヂカルラブリーは「M-1グランプリ2017」決勝で上沼恵美子から「好みじゃない」「よう決勝残ったな、と思って」と言われている。
井口 かつてはこっちが一生懸命「日本で10位なんです!」って言ってもあしらわれてたけど、今は「M-1」の存在が大きすぎて「全然ダメじゃないよ」「10位ですごいじゃん!」になっちゃう。
飯塚 強くイジると、イジった側が悪く見えるからあんまり言えないんだよね。
野澤 こっちからすれば強めに来てくれる人のほうがありがたかったりしますよね。まあ、だから自分ががんばるしかないです。
井口 本当にそれなんだよなあ。がんばるしかない。
ともしげ あと何回出られるの? 「M-1」。
野澤 9年くらいです。
井口 長いなー。
野澤 9年は出たくないなという気持ちもありますね、正直。
井口 みんなそういう気持ちだろうね。一球入魂というか、1回決勝出て、次で何か残せたらやめよう、みたいになってきていると思う。組み直しもありで15年だから、本当におじさんになるまで出続けなきゃいけなくなっちゃうから。
野澤 終わってからも「THE SECOND」がありますし。
井口 賞レースでバーンと売れる以外だと、「チャンスの時間」(ABEMA)とか佐久間(宣行)さん関連の番組でジワジワ注目されていくパターンがあると思うんですけど、最近のルシファーさんがそのルートで何かありそうですよね。きしたかの高野とか、みなみかわさんとか、「M-1」前の僕もそうですけど、“シオプロ(※)ルート”というか。
※「チャンスの時間」「ゴッドタン」(テレビ東京)、「水曜日のダウンタウン」などを制作しているテレビ番組制作会社。
井口 このルートで、
──ちょうど最近「チャンスの時間」や「30-1GP」に出ていましたね。
飯塚 本当にちょっとだけ(笑)。
井口 まあ、ちょっとですけど(笑)。
飯塚
ともしげ ジグザグジギーね!
井口 来てほしいですけど、今のところそのルートには1つも乗れてないですね(笑)。
飯塚 この世代って、リーダーがいないんだよね。ダイヤモンド世代で言うところのニューヨーク的な存在が。三四郎、モグライダー、ウエストランド界隈で誰かいないの? 自分のYouTubeとかに面白い仲間を呼んで、そこから火を付けるみたいなことができる兄貴肌な人。
井口 僕は威張ってはいるけどそのへんの中では一番芸歴が下なので、兄貴にはなれないんですよね。他事務所連合軍だからYouTubeに呼ぶとかもややこしかったりしますし。
ともしげ 三四郎は? 相田は意外にそんな感じもあるんじゃないの?
井口 あっても、なんか、「相田さんかい!」とはなるかも(笑)。
ともしげ あはははは(笑)。芝くんとか。
井口 なんか僕たちの世代って一枚岩にはならなそうなんですよね。最近のK-PROとか見てても思うんです。今ってどのコンビも仲良くしてるけど、僕らのときはこっちはこっち、あっちはあっちみたいな、別々だったじゃないですか。で、こっち(井口たち)のグループは特に性格悪いわけだから、誰彼構わず悪口言っていたし(笑)。そりゃあ一枚岩になれるわけないですよ。
井口だけはイジるともしげ
ともしげ 井口くんが出ている「フリースタイルティーチャー」(テレビ朝日・ABEMA)見たよ。面白かった。
飯塚 反響はあったの?
井口 芸人からはけっこうありましたね。ラップバトルって、芸人がやると「今は売れてないけど地下から這い上がってやる」みたいな、そればっかりじゃないですか。僕は一応チャンピオンだから言えることを言ったので、ほかとは違う角度で行けたのがよかったんでしょうね。
ともしげ DOTAMAさんに勝ったのはすごいよ。あの悪口で有名なDOTAMAさんに。
井口 ちょうどいい情報があったんでね。「太田プロ所属だったんだ」っていう(笑)。
飯塚 僕は普通にMCバトルもすごい好きだから、井口くんも応援してたけど、ラッパー負けるな!って気持ちもあって。TKda黒ぶちさんがすごくうまくいってたからうれしかった。そのときばかりは「井口を倒せ!」って思ってしまった(笑)。
井口 黒ぶちさん、鬼気迫る感じでめちゃくちゃ怖かったですよ。もうちょっと笑ってくれるかなと思ったけど。
──そろそろお開きの時間になってきました。話し忘れていることはないですか?
井口 あと言っておくことは、僕の誕生日会ですね。例年5回くらいはやってたので。今年はともしげさんが全然言い出さないなってソワソワしてたんですけど。
ともしげ そうか……。
井口 やっぱお子さんも生まれて変わっちゃった。
ともしげ そんなことはないよ!
井口 僕のこともうちょっと考えてくれてるかと思いました。
ともしげ よし、あいなぷぅとやるか! あと2年で2人とも恋人ができなかったら結婚するっていうことになっているんですよ。井口くんからプロポーズするってことも決まってるので。
飯塚 ともしげさんはその2人に関してはすごく流暢にイジりますよね(笑)。
井口 本当にそうなんですよ。自分は結婚してるっていうのがあるからか、僕とあいなぷぅにはとにかく強気に来る。
マヂラブこそが非よしもとのニューリーダー
──野澤さんが気になった「4月のお笑い」もあればぜひ。
野澤
──イギリスのオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演して大きな話題になりましたね。
野澤 こういうこともあるんだなって。あれでまた再々ブレイクみたいなことがありそうじゃないですか。感動しました。
飯塚 芸人さんが「安村さんは面白い」って声を大にして言えるきっかけになりましたよね。みんな安村さんのこと好きだし面白いと思っていたけど、あえてそれを言うタイミングってなかった。これを機会に芸人さんがみんな「やったー」と喜んでいる感じがします。
井口 マシンガンズが「THE SECOND」決勝に行き、タイムマシーン3号はYouTubeで人気が出て、ここへ来て安村さん。有吉(弘行)さん周りがどんどん盤石になりますね。
野澤 あと「オールスター後夜祭」(TBS)に初めて出ましたけど、楽しかったです。あれもフランス映画じゃないですけど、あそこだけのノリというか。「旧満州」でずっと笑える感じ。
飯塚 そういえば、マヂラブの単独に一瞬だけ野澤さんが出てましたね。
野澤 マヂラブさんの単独は昔からエキストラで出させてもらっていて。
飯塚 知ってる人は知ってる、おなじみの光景らしいんですけど、出てきた瞬間、客席が「わあー!」みたいになって。
野澤 その歓声待ちすることになってしまって、野田さんにちょっと怒られました(笑)。
ともしげ マヂラブさんはどんどん売れていくね。それこそリーダーみたいになってきた。
飯塚 もしかしたらマヂラブなのかもしれない。非よしもとのリーダーは。
井口 ああー。確かに。
飯塚 たきうえさんのこともTwitterやラジオでちゃんと面白く話していたし。
ともしげ いろんな事務所の芸人のことを知ってるから「THE SECOND」初日のMCもお見事でした。
野澤 マヂラブさんっていろんな他事務所の人と絡めるんですよね。
ともしげ なんか、野田さんって正義の人間になった気がします。昔は邪道みたいな人間だったけど。
飯塚 非よしもと芸人たちはマヂラブのもとに集まったほうがいいのかもしれないですね。
ともしげ そうしましょう。
井口 (マヂラブは)よしもとなのに(笑)。
井口浩之(イグチヒロユキ)
1983年5月6日生まれ、岡山県出身。2008年、河本太(コウモトフトシ)とウエストランドを結成。2013年4月に「笑っていいとも!」(フジテレビ)のレギュラーに抜擢され、最終回まで不定期で出演した。2012年、2013年に「THE MANZAI」認定漫才師、2020年に「M-1グランプリ」ファイナリストとなる。2022年、「M-1グランプリ」優勝! チャンピオンとして大忙しの日々を送っている。ラジオ形式の番組「ウエストランドのぶちラジ!」をYouTubeなどで配信中。タイタン所属。
飯塚大悟(イイヅカダイゴ)
1982年4月13日生まれ、新潟県出身。テレビ、ラジオの構成作家。現在の担当番組は「ヒルナンデス!」(日本テレビ)、「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」(テレビ朝日)、「水曜日のダウンタウン」(TBS)、「ヤギと大悟」(テレビ東京)、「トークィーンズ」(フジテレビ)、「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)など。書籍「深解釈 オールナイトニッポン~10人の放送作家から読み解くラジオの今~」(扶桑社)。
野澤輸出(ノザワユシュツ)
1986年12月24日生まれ、栃木県出身。大学時代は明治大学お笑いサークル木曜会Zに所属していた。NSC東京校15期生。前コンビ・エレーンを解散後、2017年7月に小野竜輔(オノリュウスケ)とダイヤモンドを結成した。2021年元日放送の「おもしろ荘」(日本テレビ)で優勝し、2022年に「M-1グランプリ」決勝初進出。話題の「ダイヤモンドno寄席(2023年1月3日開催)」は配信売上1万枚を突破している。6月から8月にかけて単独ツアー「ダイヤモンドの東名阪だと思ったら沼祇熊だったツアー」を沼津、祇園、熊本で開催。吉本興業所属。
ともしげ
1982年5月31日生まれ、埼玉県出身。何度かの結成・解散を経て、2009年1月に芝大輔(シバダイスケ)とモグライダーを結成した。2014年「THE MANZAI」認定漫才師。2021年「M-1グランプリ」で自身初となる決勝進出を果たし、「やんちゃとぶきっちょ」のキャッチフレーズでトップバッターとして登場、高評価を獲得した。以降活躍の場を増やし、「2022ブレイクタレント」(ニホンモニター)では第1位に。2022年に結婚、翌年4月に第1子の誕生を発表した。マセキ芸能社所属。
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- ダイヤモンド 野澤輸出 (@nozawa1224) | Twitter
- モグライダーともしげ (@mgrd33) | Twitter
- インデペンデンスデイのチャンネル - YouTube
- オキシジェンチャンネル ショート動画 - YouTube
- フリースタイルティーチャー | 15th season #138 芸人ラッパー vs ラッパーティーチャー勝ち抜き戦3 | ABEMA
- マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO) | ニッポン放送 | 2023/05/04/木 27:00-28:30
ウエストランド井口 @westiguchi
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