このコラムは、イラストを得意とする芸人や趣味で絵を描いている芸人たちが、どのように現在の画風へと辿り着いたのかを探る連載。
フリップネタを披露したり、大喜利にイラストで回答したり、芸人とイラストの接点は意外と多い。「笑いのルーツ」に比べて語られることの少ない「イラストのルーツ」に注目することで、ネタの見え方も変わってくるかもしれない。
今回は、単独ライブ「超!ネックル危機一髪」の開催を間近に控えた
Q1.どのようにして現在の画風に辿り着きましたか?
小1から小4まで地域のお絵描き教室に通っていました。ある時「架空のお店を画用紙に描く」というテーマなのに自分だけ粘土でたこ焼きの家族を作っていたことがありましたが、そのお絵描き教室の先生が優しさを具現化したような人で、怒られたことがなくずっと楽しかったです。
Q2.影響を受けた、および好きなアーティストやマンガ家は?
絵を描く以外に編み物もよくします。中2の夏休み、「美術の課題を一緒に手伝って」と友達に言われたので自分なりに友達の為に結構色々考えて、紫や赤の毛糸の端切れを集めてきて「これ使って海を描こう」と提案すると友達は「ふざけてんのか」と怒ってどこかへ行ってしまいました。その案が勿体無かったので自分の作品として提出したところ学年で一番を取りました。その友達に「お前せこいねん」と言われました。その出来事がショックだったのか、そこから毛糸を編むことが多くなりました。影響を受けた人は「友達」です。
Q3.イラストを描くときのこだわりはなんですか?
自分達の単独ライブのフライヤーを毎年私が作成していまして、第一回はイラスト、第二回は刺繍、今回の第三回は切り絵です。幕間映像も一コマずつ手描きのコマ送りです。生まれた時、隣の赤ちゃんと臍の緒被りしてたらしく、「その臍の緒は誰にでもできるな」と言われてから、できるだけ何事も被らないようにと色々やってきた結果、このようになりました。ネタ以外にもこだわりが沢山あるので単独ライブに是非来てもらえたら嬉しいです。
Q4.今まで描いたイラストの中で特にお気に入りの1枚と、その理由を教えてください。
今年1月に「正月や!!!! うーわまた一年始まるやんけ!!!! 長~~~~~嫌やな~~プルプルプルプルベロンベロンベロンベロンツルツルツルツルツウィ~」と思ってたら脳から簡易書留で届きました。可愛いと思います。
にぼし
1992年6月13日生まれ、大阪府出身。高校の同級生だったいわしとコンビ・にぼしいわしを結成。「女芸人No.1決定戦 THE W」では2019年と2020年の2年連続で決勝に進出した。ユニット「WEST ANTS」としても活動している。
にぼしいわし第3回単独ライブ「超!ネックル危機一髪」
大阪公演
日時:2022年4月23日(土)19:00開場 19:30開演 21:00終演
会場:道頓堀ZAZA HOUSE
料金:会場前売2500円 会場当日3000円 配信1800円
チケット:会場チケットはTIGET、配信チケットはツイキャスで販売中。
※配信は一部カットされるネタあり。
東京公演
日時:2022年5月2日(月)19:30開場 20:00開演 21:30終演
会場:新宿バティオス
料金:会場前売2500円 会場当日3000円
チケット:会場チケットはTIGETで販売中。
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にぼしいわし @NIBOSHIIWASHI21
「芸人と絵 第2回」に、にぼしの絵のルーツの記事を掲載して頂いています!
これ見たら明日の単独もっと行きたくなるねんよ〜
(にぼし) https://t.co/eQFPMcjSKE