手土産のビールで意気投合

──まずは、ZebraheadとMAN WITH A MISSIONの出会いについて聞かせてください。

アリ（Vo / Zebrahead）　確か何年か前の「SUMMER SONIC」だったと思うんだけど、彼らも出ていたんだ。ライブを観て、すごくいいバンドだなって感動したのを覚えているよ。それが最初で、ちゃんと会ったのは……。

Jean-Ken Johnny（G, Vo / MAN WITH A MISSION）　去年ノ12月ジャナイカナ。

マッティ（Vo, G / Zebrahead）　うん、そうそう。

Jean-Ken　僕トKamikaze Boy（B, Cho / MAN WITH A MISSION）デ、イロンナ人タチト共作ヲスルタメニアメリカニ行ッテイマシタ。ソノトキニ、Zebraheadト共通ノ知リ合イガ、「モシ時間ガアルナラ彼ラニ会ワナイカ？」ッテ連絡ヲクレテ。前ニ僕タチノライブヲ観テクレタノハ知ッテイタケド、キチント挨拶シタコトハナカッタシ「モチロン！」ッテ感ジデシタ。デ、彼ラノスタジオニビールヲ手土産ニ遊ビニ行ッタラ、会ッタ瞬間カラ意気投合シマシタ。「オ前ラ最高ダ！」ッテ。

アリ　ビールは確かに決め手だったな（笑）。

マッティ　本当に最高のヤツらだと思ったよ。すごくクリエイティブな活動をしているし。

あっという間に完成したスプリット盤

──そのあとどのようにして親密な関係を築いていったんですか？

アリ　彼らがスタジオに来たとき、「曲を一緒に書きたい」ってアイデアを持ってきてくれたんだよね。そこで俺たちも各自で曲のアイデアを出し合って、3、4時間ほどの間に1曲が完成しちゃったんだ。確かそのときだったと思うけど、彼らのほうから「スプリット盤（5月発表の「Out of Control」）を出したい」っていう話が出た。そしてすべてが自然な流れで円滑に進んでいったというわけ。みんな仲良く、うまくやっていた。珍しいことだと思うんだ。ほかのミュージシャンと共作して、ここまですんなりうまくいくことって。俺たちの場合、バンド内でさえモメることがあるっていうのに（笑）。本当にMAN WITH A MISSIONとのコラボはすごくいい刺激になったよ。

マッティ　一緒にやっていて、純粋に楽しいんだよね。MAN WITH A MISSIONの場合、変にかしこまった感じがないから“仕事”っていう雰囲気にならない。それでいて、すごくクリエイティブなんだ。

Jean-Ken　Zebraheadハ本当ニズット聴イテイタシ、言ッテシマエバ普通ニファンダッタノデ、実際ニ会ッテ共作モデキルナンテ、モウ自分タチニトッテハスゴイコトデ、アリエナイクライウレシカッタデス。彼ラノ音楽ハ、ポップナダケジャナクテ、トニカクエンタテインメント性ニアフレテイルト思イマス。ソレハ、イツモ冗談バカリ言ッテイルカラッテイウ意味ジャナクテ、音楽ニモ楽シサガアフレテイテ、聴クトワクワクサセラレル。音楽的ニ受ケタ影響トイウ意味デハ、ミクスチャー的ナ側面ガ大キイデスカネ。パンクロックトイウ大キナバックボーンガアリツツ、ラップヲ取リ入レタリ、イロンナギターサウンドヲ取リ入レタリシテイルッテイウ。ソシテ一番尊敬シテイル部分ハ、音楽ニシテモ、ライブニシテモ、普段メンバー同士デツルンデイルトキモ、俺タチトツルンデイルトキダッテ、常ニ人ヲ楽シマセルコトニ徹シテイルコト。人ヲ楽シマセテ、自分モ楽シム。ソウイウトコロニイツモ心ヲ動カサレマス。

アリ＆マッティ　（日本語で）アリガトー！ カンパイ！

Jean-Ken　カンパイ！ オッパイ！

マッティ　言ってくれてありがとう！

アリ　それ、こいつが言おうとしたけど止めたんだ（笑）。

Jean-Ken　知ッテル。ダカラ俺ガ言ッタンダヨ（笑）。

マッティ　いやあ、本当にありがとう（笑）。俺たちからするとMAN WITH A MISSIONの曲は、もちろんサウンドも最高だし、さらには1つの曲の中にいろんな要素が詰まっている。クオリティもいちいち高くて、マジでカッコいいんだ。でも俺はアリが観たっていう「SUMMER SONIC」でのライブは観ることができなかったんだよね。その日、体調を悪くしちゃってさ。

アリ　確か病院に連れていかれたよな？

マッティ　そうそう。脱水症状かなんかで。大事には至らなかったけどさ。だから彼らのライブは映像で観たんだけど、ぶっ飛んだよ。で、作品を聴いてみたら圧倒された。

アリ　曲作りがすごくうまいよね。俺としては、自分が大のヒップホップ好きだから、ラップを取り入れているのもうれしいし、ヘビーなんだけどメロディがしっかり立っているのがいい。それって、うまくやろうと思っても、なかなかできることじゃない。君たちは本当に才能があるよ。

Jean-Ken　アリガトウ。