より快適に
──会場内で去年からの改善点はありますか?
GEN トイレをさらに増やしました。去年、初日が寒かったこともあって、転換中にかなり混雑していたので。
HIROKAZ 物販の事前通販も今年から導入しました。当日オフィシャルグッズを身に付けやすいかなと思います。
GEN グッズ狙いで朝から並んでくれる人とかいるじゃないですか。でも混雑していて、最初のバンドに間に合わなかったりしていたので、少しでも改善されればと思っています。
RYU-TA LAND STAGEとSKY STAGEの間を一方通行廃止にしたことも大きいと思います。これまではLAND STAGEに入ったらSKY STAGEを通って出てもらっていたんですけど、そのステージ間の行き来が自由になります。お客さんは楽になるんじゃないかな。一方通行のほうがスムーズだし、クリエイターブースを観てもらいたいという気持ちもあったんですけど、今年はクリエイターブースもないので、ステージ間を好きに行き来してもらえればと思います。
KOUHEI あとはフードエリアも変えました。去年まではフードエリア内に協賛ブースもあったんですけど、今年は協賛ブースの位置を変えたので、飲食できるスペースが広くなりました。あと混雑時にはどこに並べばいいかわからないという意見も多かったので、並びやすくして。入り口には店舗一覧の看板を掲出します。
──GENさんは毎年装飾も監修していますが、これまでとの違いはありますか?
GEN メインステージの幕がすごく大きくなりました。デザイン的にも鮮やかで、華やかになります。あとデザインに名古屋っぽさを取り入れたので、そういう点にも注目してもらいたいです。
──毎年どんどん豪華になっていきますね。
GEN そうですね。自分がそういうところにワクワクするタイプなので毎年すごくこだわってます。「フェスに来たなあ!」っていう。写真を撮るフォトスポットも充実させています。しかもお客さんだけじゃなくて、出てくれたアーティスト用のフォトスポットも用意してます。
名古屋を好きになってほしい
──先ほどフードエリアの改善という話が出ましたが、今年はフードの内容もかなり充実していますよね。「なごやめしブース」「東海エリアご当地グルメブース」も用意されていて。
GEN 今年はこれまでで一番、名古屋色が出せたかなと思いますね。全国からお客さんが来てくれると思うので、せっかくだったら名古屋を好きになって帰ってもらいたいと思っていて。少しでも名古屋を感じてもらえればと、名古屋めしを中心にしました。
──「味仙」がフェスなどに出店するのは初めてだそうで。
GEN そうですね。出店は難しいのかなと思っていたのですが、出てくれることになって。「YON FES」っていうイベント自体が浸透してきた結果が、バンドだけじゃなくてこういうところにも表れているのかなと思います。ちなみに今回出店する「我楽多文庫」は僕が長久手に住んでたときによく利用してたお店なので懐かしいです。
HIROKAZ 僕は学生のときよく「やぶ屋」に行ってましたね。名古屋に来たバンドマンがよく行っています。
──ブランドブースも初出店が多いです。
GEN 今年はけっこう変えました。中でも「Carrots by Anwar Carrots」は海外のブランドで、日本の音楽フェスに出店したことないんじゃないかな。レアだと思うので、ぜひのぞいていってほしいです。ほかのブランドでもコラボグッズがあったりするので楽しんでもらえればと。
──あと「レコードショップ ズー」の出店もいいですね。
GEN はい。僕らも「My HERO / 夕凪」でアナログ盤を出しましたし。レコード屋でディグる感じを少しでも味わってもらいたいです。
──ライブはもちろんですが、ファッションやレコードといったカルチャーも楽しめて、テーマパークみたいになってきましたね。
GEN そうですね。知り合いがいっぱいいてうれしいです。仲良くなった友達と、仕事として一緒にできるっていうことが一番うれしいです。
奇跡みたいな2日間に
──では最後に。今年はどんな2日間になりそうですか?
GEN ちょっとカオスすぎて予想が付かないです。僕的には、音楽性は違うけど人間的に交われる人たちを集めたつもりなんです。だから“交わらなそうなところが交わる奇跡みたいな2日間”になるはずなんです。けど、ひょっとしたら何も交わらない可能性もなきにしもあらずです(笑)。
──ギリギリのところを攻めたという感じなんですね。HIROKAZさんはどうですか?
HIROKAZ ライブで言うと、ホルモンがいるのでプレッシャーがすごいですね。ほかのフェスでも主役を食う勢いだったので、自分たちがどこまで戦えるか。
GEN ホルモンはかつてない壁として登場してくれます。
RYU-TA 1日目も2日目もものすごいバトンを受け取ることになるので、そのプレッシャーに勝ちたいですね。やるしかないです。
──1日目と2日目でそれぞれ違う重さのバトンが回ってきそうですね。
KOUHEI 1日目は同世代だったり、同じように登ってきたバンドが多いので、そういう気持ち的なバチバチ感が出る1日になるんじゃないかな。2日目は百戦錬磨のバンドが多いので、実力的なバチバチ感と言うか。特に2日目は音楽のジャンル的にもかなり振り幅があるので、その中で俺らはどういうライブをするか。もちろん自分たちらしいライブをするのみなんですけど、それぞれの1日を締めくくるライブという意味でも、頭も体も動かしっぱなしの2日間になりそうですね。あと来てくれてる人には「いつもゴミ拾ってくれてありがとう」と言いたいです。
GEN そうだね。ゴミ拾いをはじめとして、来てくれたみんなが協力的なおかげで毎年開催できていると思っています。本当に感謝です。
- 2018年4月7日(土)
愛知県 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)
<出演者>
04 Limited Sazabys / Dizzy Sunfist / go!go!vanillas / THE ORAL CIGARETTES / ORANGE RANGE / SHANK / SIX LOUNGE / teto / yonige / キュウソネコカミ / 四星球 - 2018年4月8日(日)
愛知県 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)
<出演者>
04 Limited Sazabys / BiSH / COUNTRY YARD / Crossfaith / DATS / ENTH / HEY-SMITH / My Hair is Bad / フレデリック / フレンズ / マキシマム ザ ホルモン
04 Limited Sazabys ライブ情報
- 04 Limited Sazabys 10th Anniversary Live
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- 2018年4月29日(日・祝)神奈川県 横浜アリーナ
- 2018年5月5日(土・祝)愛知県 日本ガイシホール
- 2018年5月11日(金)大阪府 大阪城ホール
- 04 Limited Sazabys「My HERO / 夕凪」
- 2018年3月14日発売 / 日本コロムビア
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12cmCD
1000円 / COCA-17431 -
8cmCD
(完全生産限定)
1000円 / CODA-4001 -
カセットテープ
(完全生産限定)
1000円 / COSA-2359 -
アナログレコード
(完全生産限定)
1000円 / COKA-63 -
※全形態共に収録楽曲をスマホで簡単再生できるプレイパス対応
- 収録曲
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- My HERO
- 夕凪
- 04 Limited Sazabys(フォーリミテッドサザビーズ)
- 2008年に愛知県名古屋市にて結成された、GEN(B, Vo)、HIROKAZ(G)、RYU-TA(G, Cho)、KOUHEI(Dr, Cho)によるロックバンド。2013年5月に発表した2ndミニアルバム「sonor」より日本語詞を多く取り入れ、楽曲の幅を広げる。メロディックパンクやギターロック、ラウドロックなど、さまざまなジャンルのバンドと競演を重ね、2014年2月に3rdミニアルバム「monolith」、同年9月に1stシングル「YON」をリリース。2015年4月に1stフルアルバム「CAVU」を日本コロムビアから発売し、メジャーデビューを果たした。同年10月にメジャー1stシングル「TOY」を、2016年3月に1st DVD「MOMENT」を発売。4月には初の主催フェス「YON FES 2016」を大成功に収めた。ニューシングル「AIM」を6月に発表し、9月に2ndフルアルバム「eureka」をリリース。2017年2月に初の東京・日本武道館公演を成功に収め、8月にシングル「Squall」を発表した。2018年3月にドラマ「ドラマ24 第50弾特別企画『オー・マイ・ジャンプ!~少年ジャンプが地球を救う~』」のオープニングテーマ「My HERO」を収録したシングル「My HERO / 夕凪」をリリース。4月から5月にかけて、バンドの結成10周年を記念したライブ「04 Limited Sazabys 10th Anniversary Live」を神奈川・横浜アリーナ、愛知・日本ガイシホール、大阪・大阪城ホールにて行う。