音楽ナタリー Power Push - YON FES 2016
04 Limited Sazabysが語る初主催フェス
Rhythmic Toy World
KOUHEI 曲はもちろんのこと、キャラもいい。僕らのツアーに誘ったときも二つ返事で出てくれるくらい瞬発力のあるバンドですね。
GEN メンバー全員、バンドマンらしいバンドマン。その誘ったライブも四国だったんですよ。「東京のバンドを四国での単発ライブに誘うのもな……」って思ってたけど、即決で「出る!」って言ってくれて。
KOUHEI 今回も1日かからずにOKの返事をくれましたよ。
GEN 出会ったのは何かの打ち上げで。Rhythmic Toy Worldは出演してなかったんですけど、ベースのすーさん(須藤憲太郎)が来て、酒を飲みながらいろんな話をして。で、音源を聴いたらボーカル(内田直孝)は同い年で超いい声してて好きになりました。
KOUHEI 初めて観たとき、同い年とは思えなかったけど(笑)。
一同 はははは(笑)。
HIROKAZ あの個性的な見た目であの声が出るんかと(笑)。
SHANK
GEN メジャーレーベルにいてもインディーズっぽい活動をするなど、今の時代に珍しいぐらいとがった活動をしてる。その感じがホントにカッコいいなと思ってまして。お互いがまだまだの状態のときから一緒にやってたんですけど、最初のCDがめちゃめちゃ売れて。僕らと同じぐらい下手くそだったはずなのに、そこからメロディックパンクシーンを駆け上がっていって。
HIROKAZ 手が届かんぐらいの駆け上がり方だったよね。
GEN 彼らがいい先輩バンドたちと対バンライブをやるようになっていったのもうらやましかった。で、ひさしぶりにライブを観たらすごくよくなってるんですよ。しっかり揉まれてるんだなって。悔しい反面、憧れに近いモノもあるのかな。メロディックパンクシーンの新たなヒーローだと思ってます。
sumika
KOUHEI 健太さん(片岡健太 / Vo, G)が前にやっていたバンドのときからずっと親交があって。
GEN 電話で「YON FES」のオファーを健太さんにしたときも、こっちから要件を伝える前に「出る! 出る!」って言ってくれました(笑)。
KOUHEI 何よりも曲がよすぎますよね。
GEN sumikaになってから、より不特定多数の人の心を動かせるバンドになったというか。
KOUHEI sumikaにはベースがいなくて、対バンのたびに毎回ベーシストが違うんですよ。でも、そのベーシストが全員がうまい。実力があるミュージシャンに参加したいと思わせる魅力があるんでしょうね。
GEN 昨年、健太さんの体調不良でライブ活動が止まったけど、無事に帰ってきてくれて。僕らなりに、新しいスタートを祝福するという思いも込めて誘いました。
SUPER BEAVER
GEN アイツらのマネージャーが同い年で、SUPER BEAVERのメンバーよりもそのマネージャーと長い付き合いなんです。で、SUPER BEAVERと競演したときに「なるほど! これはいいな」と。正統派の歌モノでこれだけやるバンドって、今はいないんじゃないかって感じたんです。それに、彼らはいろんなシーンと交わっていきたいタイプだと思うんですよ。MEANINGとツーマンをやったりしてますし。そういう姿勢も好きですね。
HIROKAZ ライブがカッコよすぎるよね。
GEN 色気もあるから「抱かれたいな」って思っちゃいます(笑)。それこそ、競演者を食うようなライブをするバンドなんで、「YON FES」当日も観ながらヒヤヒヤすると思います。
THREE LIGHTS DOWN KINGS
HIROKAZ サンエルも全員同い年ですね。
GEN アイツらは僕らより2年ぐらい先にバンドを始めてたけど、BACK LIFTと同じように結成当初から名古屋で一緒にやってて。ホントに長い付き合いになりましたね。ベースのJUNE Mとはよく遊ぶんですけど、彼のバンドに関する相談とかも聞いてます。アイツらがメジャーへ行くってなったときも僕らはいい刺激をもらったし、最近は一緒にやる機会もなかったので、このタイミングで出てほしいと思いました。BACK LIFTのときにも言いましたけど、僕らが開催するフェスに呼ぶことで、今度はいい刺激を与えられればと思ってます。
出演者もお客さんも「来てよかった!」と感じられるライブに
──最後に、主催バンドとして、04 Limited Sazabysはどういったライブをしたいと考えてますか?
GEN どういうライブか……。当日になってみないとわからないですね。ほかのバンドがどういう形で僕らにつなげてくれるか次第だし、そこが今は想像付かないっていうか。考えただけで泣きそうにはなったりするんですけど(笑)。
一同 はははは(笑)。
GEN みんなの気持ちを受け取って、それをどう出すか、ですね。
──それぞれのエネルギーや思いを受け、1つのフェスとして昇華するという。
GEN いいライブをするバンドを集めたので、最後に出る僕らはそこを超えなきゃいけないっていうプレッシャーはあります。ただ、みんなのライブを観れるわけで、単純に楽しみにしてる気持ちもあって。
HIROKAZ フェスは2日間もありますしね。
GEN その場に立ってみないとわからないっていうのが正直なところです。ただ、出演者にも足を運んでくれたお客さんにも「来てよかった!」と感じてもらえるフェスには絶対にしたいと思ってます。
「YON FES 2016」
2016年4月2日(土)
愛知県 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)
OPEN 9:30 / START 11:00 / END 19:00(予定)
- 出演者
- [SKY STAGE]
BACK LIFT / THE ORAL CIGARETTES / SPECIAL OTHERS / クリープハイプ / WANIMA / 04 Limited Sazabys - [LAND STAGE]
SpecialThanks / Wienners / HAPPY / Brian the Sun / My Hair is Bad - [クリエイター]
池田嵩浩(ペイント) / ハジメファンタジー[センチメンタル研究家](恋愛相談) / フクザワ(ペイント) / 村本咲(ペイント) / 原田聡[桑名はらだ歯科クリニック](ギター弾き語り) / VERDY[VK DESIGN WORKS](ペイント)
2016年4月3日(日)
愛知県 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)
OPEN 9:30 / START 11:00 / END 19:00(予定)
- 出演者
- [SKY STAGE]
THREE LIGHTS DOWN KINGS / キュウソネコカミ / BLUE ENCOUNT / SHANK / KEYTALK / 04 Limited Sazabys - [LAND STAGE]
LUCCI / ENTH / sumika / Rhythmic Toy World / SUPER BEAVER - [クリエイター]
池田嵩浩(ペイント) / ハジメファンタジー[センチメンタル研究家](恋愛相談) / フクザワ(ペイント) / 村本咲(ペイント) / 原田聡[桑名はらだ歯科クリニック](ギター弾き語り)
04 Limited Sazabys(フォーリミテッドサザビーズ)
2008年に愛知県名古屋市にて結成された、GEN(B, Vo)、HIROKAZ(G)、RYU-TA(G, Cho)、KOUHEI(Dr, Cho)によるロックバンド。2013年5月に発表した2ndミニアルバム「sonor」より日本語詞を多く取り入れ、楽曲の幅を広げる。メロディックパンクやギターロック、ラウドロックなど、さまざまなジャンルのバンドと競演を重ね、2014年2月に3rdミニアルバム「monolith」発売を経て、同年9月に1stシングル「YON」をリリース。2015年4月に1stフルアルバム「CAVU」を日本コロムビアから発売し、メジャーデビューを果たした。同年10月にメジャー1stシングル「TOY」をリリース。2016年4月には初の主催フェス「YON FES 2016」を開催する。
2016年3月31日更新