2016
「uP!!!NEXT~米津玄師 一夜~」を開催。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの開園15周年企画「やり過ぎコラボ」に参加。スヌーピーをアレンジした描き下ろしのイラストを発表し、コラボグッズが発売される。
スピッツ主催のライブイベント「新木場サンセット2016」に出演。米津はスピッツの「スパイダー」をカバーした。
ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」のイメージソングとして「ナンバーナイン」を発表。会場にて描き下ろしイラストが展示される。この際にマンガ家の五十嵐大介と初対面し、その後親交が始まる。
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016」「SUMMER SONIC 2016」「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2016」といった夏フェスに出演。
「LOSER」のMVを公開。映像はYouTubeで公開される前に渋谷の路地裏ビルへの壁面投影で初公開された。公開場所は謎解き形式でヒントが出され、解読したファンが現地に集結。振付師・辻本知彦との出会いの作品となったMVでは、初のダンスに挑戦し、大きな話題に。
映画「何者」の主題歌として書き下ろされた中田ヤスタカの楽曲「NANIMONO(feat. 米津玄師)」に作詞と歌唱で参加。MVにも出演。
2016年、米津は数々の新たなコラボレーションに果敢に挑む。7月から9月にかけて開催されたルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」では描き下ろしイラストを展示し、公式イメージソングとして「ナンバーナイン」を制作。9月に公開された「LOSER」のMVでは初めてダンスに挑戦した。この曲の振り付けを行ったダンサー、振付師の辻本知彦とはその後もプライベートでのダンスレッスンを行う深い関係となり、この出会いはステージやMVで米津が見せる独特な身体表現の礎となる。10月には中田ヤスタカとタッグを組み、映画「何者」の主題歌「NANIMONO(feat. 米津玄師)」を発表。作詞とボーカルという形で他者の楽曲に参加するのも初めての体験となった。2016年は新たな領域とのコラボにさらなるクリエイティブの可能性を求める野心的な1年となった。
2017
テレビアニメ「3月のライオン」エンディングテーマ「orion」のMVを公開。
テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」のオープニング曲「ピースサイン」MVを公開。
アニメーション映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌として書き下ろしたDAOKO×米津玄師「打上花火」がリリースされる。
初音ミク10周年となる「マジカルミライ」のテーマソングとして「砂の惑星」を配信リリース。ハチ名義では4年ぶりの新曲となった。
「灰色と青(+菅田将暉)」MVを公開。この曲は米津自身が菅田将暉にオファーをし、作り上げた。
4thアルバム「BOOTLEG」をリリース。菅田将暉、池田エライザ、常田大希(King Gnu、millennium parade、PERIMETRON)などを迎え、「打上花火」「砂の惑星」のセルフカバーも収録した充実の内容に。
ライブツアー「米津玄師 2017 TOUR / Fogbound」を開催。全国15会場で計20公演。
「春雷」のMVを公開。
2017年は米津玄師が本格的な躍進を果たす1年となった。2月に「3月のライオン」のエンディングテーマ「orion」、6月に「僕のヒーローアカデミア」のオープニングテーマ「ピースサイン」とアニメ主題歌を立て続けにリリース。8月に発表したDAOKO×米津玄師名義による映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌「打上花火」はロングヒットを記録する。ハチ名義で手がけた初音ミク「マジカルミライ2017」のテーマソング「砂の惑星」も大きな話題となった。11月にリリースしたアルバム「BOOTLEG」は、米津が取り組んできたさまざまなタイアップやコラボレーションの集大成のような1枚。「灰色と青」では自ら声をかけ、菅田将暉とのデュエットが実現し、「fogbound」には池田エライザがボーカルとして参加。「爱丽丝」では常田大希(King Gnu、millennium parade、PERIMETRON)が共同アレンジを手がけ、マーガレット廣井(八十八ケ所巡礼)と八尾拓也が参加している。2作連続でオリコン週間アルバムランキング1位を獲得し、「BOOTLEG」は前作を上回るセールスを実現。高い評価とともに、いよいよ日本の音楽シーンを代表する存在へと名乗りを上げた。
2018
ワンマンライブ「米津玄師 2018 LIVE / Fogbound」を東京・日本武道館で開催。ゲストに、菅田将暉、辻本知彦、菅原小春を迎えた。
TBS系ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として書き下ろした「Lemon」のMVを公開。米津にとって初のドラマ主題歌となった。
「第10回CDショップ大賞2018」にて「BOOTLEG」が大賞を受賞。
「LOSER」がHonda「JADE」テレビCMソングに。
「Lemon」が日本レコード協会より「“史上最速”100万DL達成作品」の認定を受ける。
「〈NHK〉2020応援ソング」プロジェクトが始動。米津が作詞、作曲、プロデュースを手がけた楽曲「パプリカ」を歌う小学生ユニット・Foorinが誕生する。
「Lemon」がソフトバンクのCM「白戸家ミステリートレイン」に使用される。CMには「Lemon」のMVが登場し、米津玄師の名前をもじった「米津玄鰤」編も制作された。
「TEENAGE RIOT」がGATSBYのCMシリーズ「GATSBY COP」のテーマソングに。
ソニーの「WF-SP900」のCMで、初のCM出演を果たす。
TBSドラマ「アンナチュラル」主題歌「Lemon」が「東京ドラマアウォード2018」の主題歌賞を受賞。授賞式にも出席。
ワンマンライブ「米津玄師 2018 LIVE / Flamingo」を千葉・幕張メッセ国際展示場1~3ホールにて開催。
「TEENAGE RIOT」のMVを公開。「米津玄師 2018 LIVE / Flamingo」の背景モニターでライブ中に解禁された。
「第60回輝く!日本レコード大賞」で「BOOTLEG」が最優秀アルバム賞に輝く。
ザ・ウィークエンドの初来日公演「The Weeknd ASIA TOUR LIVE IN JAPAN」にスペシャルゲストとして出演。
「第69回NHK紅白歌合戦」に故郷・徳島の大塚国際美術館より生中継で出演。「Lemon」を歌唱。同番組には、Foorinも「パプリカ」、DAOKOも「打上花火」で出演した。
メジャーデビュー以来「普遍的なポップソングを作りたい」ということを目標の1つに掲げてきた米津。2018年は文字通りそれが実現した1年となった。1月に初の武道館公演を終えると、主題歌として「Lemon」を書き下ろしたドラマ「アンナチュラル」の放送がスタート。楽曲はたちまち大きな反響を呼び、ソフトバンクのCMにも使用され、MV4億再生、配信フィジカル合算300万セールスを記録し、2018年の各種年間チャートを席巻する記録的なヒットとなる。さらに7月には「〈NHK〉2020応援ソング」プロジェクトとして、小学生ユニット・Foorinが歌う「パプリカ」の作詞、作曲、プロデュースを担当。10月には幕張メッセでワンマンライブを開催し、シングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」をリリース。12月には「第69回NHK紅白歌合戦」に故郷・徳島の大塚国際美術館から生中継での初出演も実現した。時代を象徴するようなポップソングを発表し、スターダムを駆け上がったこの年。華々しい活躍を見せただけでなく、「Flamingo」で民謡を取り入れた新たな音楽性の開拓に貪欲に挑んでいたことも印象的だ。
2019
初のアリーナツアー「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」を開催。8会場16公演で17万人以上を動員する。
「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」の追加公演として中国・上海メルセデス・ベンツアリーナ公演を開催。これが初の海外公演となる。
「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」追加公演を台湾・台湾大学綜合体育館でも実施。
五十嵐大介原作のアニメーション映画「海獣の子供」の主題歌として「海の幽霊」を提供することを発表。
菅田将暉に楽曲「まちがいさがし」を提供。ドラマ「パーフェクトワールド」の主題歌に。
TBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」にて主題歌「馬と鹿」をサプライズ解禁。
「パプリカ」のセルフカバーを公開。NHK「みんなのうた」に使用された。
10thシングル「馬と鹿」をリリース。9月23日付のオリコン週間シングルランキングにて、自己最高記録となる41.2万枚のセールスを記録。Billboard Japanにて総合首位を獲得した。
「馬と鹿」“旅するデカジャケ”企画を実施。「馬と鹿」は、日本で開催されたラグビーワールドカップでの会場でも流れ、大会を大いに盛り上げた。
「パプリカ」の英語詞バージョン「Paprika」が完成。Foorin team Eが結成された。
「馬と鹿」が雑誌「週刊ザテレビジョン」主催の「第102回ドラマアカデミー賞」において最優秀ドラマソング賞を受賞。
紅白出演を経て、前年から「Lemon」のロングヒットが続いた2019年。1月から3月にかけて初のアリーナツアー、上海・台湾での初の海外公演も実現と、よりスケールの大きなライブパフォーマンスを繰り広げる一方で、さらなる楽曲制作に励む。6月にリリースされたアニメーション映画「海獣の子供」の主題歌「海の幽霊」もキャリアにおける重要曲の1つだ。10代の頃、五十嵐大介の原作に出会った米津自身にとって、この曲を作ったことの達成感は大きなものだったという。オーケストラアレンジは坂東祐大が手がけ、このときの出会いがその後に続く共同アレンジのきっかけにもなっている。また、前年に発表されたFoorinの「パプリカ」が子供たちの間で社会現象的なブームとなり、8月にはそのセルフカバーを発表した。9月にはTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」の主題歌として「馬と鹿」をリリース。その後ラグビーワールドカップの会場でもこの曲が流れるなど、スポーツにおける感動のシーンでも鳴り響き大きな広がりを見せた。5月にリリースされた菅田将暉への提供曲「まちがいさがし」もヒットし、この楽曲で菅田は「第70回NHK紅白歌合戦」に初出場。「パプリカ」は日本レコード大賞の大賞を受賞し、紅白へはFoorinとFoorin team Eが出場。さらに「NHK2020ソング」として、嵐に「カイト」を提供し紅白で初披露されるなど、この年も米津が手がけたさまざまな楽曲が世を席巻した。「Lemon」は2年連続で年間チャートをにぎわし、Billboard JAPANでは史上初の2年連続首位、日本レコード協会では史上最速の300万ダウンロードを記録するという驚異的な結果を打ち立てた。
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2020年~2022年、米津玄師ミニインタビュー
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