「あしたいろ」にあわせたファッションで表現したポイントはどんなところですか？

色味を抑えてみたところですね。この曲は「人生いろんなことがあるけれど、それでも前に進んでいく強さや希望」を歌った曲なんですけど、最終的にはありのままの自分を受け入れて、新しい“色”を探しにいこうというメッセージが込められているんです。それを、温かみのあるホワイトのニットと、シンプルなネイビーのサロペット、黒い帽子という比較的シンプルなファッションで表現しました。

プロデューサーの玉井健二さんからこの曲をもらったとき、どう感じましたか？

すごい素敵な曲だなって。アレンジもメロディもシンプルだけど、歌詞に込められたメッセージに惹かれて。人間誰しもがいろんなことを乗り越えて、生きていくんだという前向きで力強い歌詞に共感しました。

歌うときに注意したことはありますか？

歌詞がこれまでの楽曲と違って、あまりストレートな表現をしていないんですね。日本語が持ってる独特の美しさやニュアンスを大切にしながら、言葉の裏にいろんなメッセージが込められてる曲だなと思ってたので、最初はどうやって自分の感情を乗せればいいのか迷ったんですけど、何度か歌っていくうちに歌詞の意味を理解して歌うことができました。あと、レコーディングを始めた頃は音にあわせてソフトに歌い上げてたんですけど、力強いメッセージが込められた歌詞なので、声のパワーを増やそうという話を玉井さんとして、今の歌い方になりました。