SHINee's Back! 6年ぶりの東京ドーム公演を完全独占生中継 輝き放ち続ける彼らの魅力に浸る4カ月

SHINeeが2月24、25日に東京・東京ドームで単独公演「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION] JAPAN FINAL LIVE in TOKYO DOME」を行う。このうち25日のライブの模様が、WOWOWで完全独占生中継される。

デビュー15周年を迎えた2023年に、約5年ぶりとなる日本でのアリーナツアー「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」を開催し、日本のファンとひさびさの再会を果たしたSHINee。彼らが東京ドームでライブを行うのは、実に約6年ぶりのこととなる。

メンバーにとってもファンにとっても特別な意味合いを持つ東京ドームでのワンマンライブを前に、音楽ナタリーでは特集を展開。ライブ活動を軸に彼らの歩みを振り返りつつ、いつのときも目が離せない輝きを放つSHINeeの魅力に迫った。

文 / 三橋あずみ

常に最先端であること

SHINee's Back! SHINeeが、6年ぶりに東京ドームに戻ってくる。

2023年にデビュー15周年を迎え、韓国では記念映画「MY SHINee WORLD」が公開されるなど、精力的な活動とその話題性でますます輝きを増すSHINee。また、昨今の音楽シーンで活躍するあらゆるK-POPアーティストたちの“ロールモデル(模範、憧れ)”としても存在感を示す彼らのエバーグリーンな魅力を、彼らが日本で行ってきたライブの数々を軸に振り返っていきたい。

まず、SHINeeはオンユ、ジョンヒョン、キー、ミンホ、テミンからなる5人組グループで、2008年5月に韓国でデビューした。デビュー当時、彼らが標榜していたコンセプトは「コンテンポラリーバンド」。これは、音楽のみならずダンス、ファッションとあらゆる分野において時代に合ったトレンドを提示し、リードしていくというスタンスを表している。初めのうちこそほかのグループとの違いを端的に表すキャッチフレーズ的な側面もあったかもしれないが、SHINeeは決して枠に捉われることのない自由な音楽性やダンスパフォーマンス、着実に進化を遂げる卓越した表現力で“常に最先端であること”を自分たちの無二の個性として昇華してみせた。柔軟な感受性と時代の一歩先を見据えるイマジネーション、挑戦的なコンセプトもしっかりと自身の表現として飲み込む確かなスキル、そしてメンバー同士の結束は、SHINeeがいつまでもみずみずしい魅力を放ち続ける源であり、そんな彼らの輝きはアジアのみならず、世界中の音楽リスナーたちの心をつかんで離さない。一度聴いたら忘れられない魅力的な歌声と豊かな歌唱力を持つ温和なリーダー・オンユ、音楽の才を存分に発揮し圧倒的なアーティスト性と繊細なクリエイティビティで魅力を放つジョンヒョン、ポップでクールな自身のスタイルと揺るぎないオリジナリティを持ち、オールマイティな活動で存在感を光らせるキー、思わず目を奪われる抜群のスタイルからパワフルなラップとパフォーマンスを繰り出す“炎のカリスマ”ミンホ、確かなスキルに裏打ちされた誰もが憧れる美しいダンスと佇まいに、グループのマンネ(最年少)らしい愛嬌を併せ持つテミン。メンバーそれぞれが違ったベクトルに魅力的な個性を光らせているのもSHINeeの特徴の1つだ。

「SHINee THE 1ST CONCERT "SHINee WORLD"2010」より。

「SHINee THE 1ST CONCERT "SHINee WORLD"2010」より。

「SHINee THE 1ST CONCERT "SHINee WORLD"2010」より。

「SHINee THE 1ST CONCERT "SHINee WORLD"2010」より。

SHINeeが日本で初めて単独公演を行ったのは2010年12月26日、場所は東京・国立代々木競技場第一体育館。「SHINee THE 1ST CONCERT IN JAPAN "SHINee WORLD"」と題されたこのライブで、彼らは翌年2011年に日本デビューすることを発表した(参照:韓国人気グループSHINee、来日公演で日本デビュー発表)。当初は1公演のみの予定だったが、チケットの応募が殺到したため昼夜で2公演が行われ、結果的に計2万4000人を動員。熱烈な歓迎と注目の中でステージに立った5人は、日本語バージョンの楽曲も含む全30曲の鮮烈なパフォーマンスでグループの歴史に新たな一歩を刻む。昨年11月、アリーナツアー「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」で同じ国立代々木競技場第一体育館の舞台に立った際も、キー、ミンホ、テミンの3人は13年前の日本デビューライブでの思い出を昨日のことのように振り返って盛り上がり、この会場がSHINeeにとって“特別な場所”であることをファンに伝えていた(参照:SHINee、5年ぶりの日本ツアー大団円「ずっと僕たちのそばにいて」ファンとの絆確かめ東京ドームへ)。

2015年に東京ドームでの初の単独公演を実現し、日本デビュー時からの目標を叶えたSHINeeは、翌2016年5月にも東京ドームで2DAYSの単独ライブ「SHINee WORLD 2016 ~D×D×D~Special Edition in TOKYO DOME」を開催した。アルバム「D×D×D」を携えて行われたこのツアーで、SHINeeは日本でのツアー総動員数100万人達成という記録を打ち立てる。「D×D×D」収録曲はもちろん、メンバー1人ひとりのソロコーナーでそれぞれの個性豊かな魅力が存分に発揮されるなど盛りだくさんのステージとなった本公演は、加速度的な彼らの勢いと圧倒的なパフォーマンス力を満員のファンに示すものとなった。

「SHINee WORLD 2016~D×D×D~ Special Edition in TOKYO DOME」より。

「SHINee WORLD 2016~D×D×D~ Special Edition in TOKYO DOME」より。

東京ドーム公演が持つ“特別な意味”

SHINeeの東京ドーム公演は、彼らの決して平坦ではない歩みの中で、いつだって特別な意味を持っている。2018年7月に行われたファンイベント「SHINee WORLD J presents ~SHINee SPECIAL FAN EVENT~」は、直近に行われたSHINeeの東京ドーム単独公演(参照:SHINee、東京ドームで「必ず戻るよ」ファンへの思い乗せた新曲「Sunny Side」初披露)。過去のライブとは異なる360°開放型のステージに立ったメンバーは、ファンイベントならではのくだけた雰囲気の中でメンバーチョイスの楽曲、ファンのセレクトによる楽曲などを届けてオーディエンスと過ごす時間を楽しみ、「皆さんからもらった愛は、温かく僕の中で大事にします。これからも温かさを大切にして、また戻ってきます」(オンユ)、「この景色は絶対忘れないし、いつも幸せな気持ちになります。少しの間待ってもらうけれど、またSHINeeとして会いにきます。皆さん、待っていてください」(テミン)と、口々に“同じ場所での再会”を固く誓う。まもなく行われる東京ドーム公演「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION] JAPAN FINAL LIVE in TOKYO DOME」では、その約束が6年の歳月を経て果たされる。

「SHINee WORLD J presents ~SHINee SPECIAL FAN EVENT~ in TOKYO DOME」より。

「SHINee WORLD J presents ~SHINee SPECIAL FAN EVENT~ in TOKYO DOME」より。

「SHINee WORLD J presents ~SHINee SPECIAL FAN EVENT~ in TOKYO DOME」より。

「SHINee WORLD J presents ~SHINee SPECIAL FAN EVENT~ in TOKYO DOME」より。

昨年行われたアリーナツアー「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」では宇宙船を模した可動式セットに乗ってファンの前に姿を見せ、大きな驚きを誘ったSHINee。ひさびさの東京ドーム公演では、いったいどんな姿で我々の想像を超えてくれるのだろう。テミンがツアー中に語っていた「アリーナツアーと違う曲、ひさしぶりの曲、懐かしい曲も歌うと思います」という“予告”も、大いに期待感を高めてくれる。そして、アリーナツアーの最後にキーが呼びかけたのは「皆さん健康に気を付けて。ドームでも笑顔で会いましょう!」という言葉。誰もが元気な笑顔で“再会の時”を迎えられるように。日々膨らむ期待感を胸にカウントダウンを楽しもう。そして、現地や生中継で再会を果たしたあとも、SHINeeの歩みに深く触れることのできるWOWOWの4カ月連続特集で、彼らの魅力にじっくりと浸ってみては。

「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」より。(撮影:田中聖太郎)

「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」より。(撮影:田中聖太郎)

「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」より。(撮影:田中聖太郎)

「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」より。(撮影:田中聖太郎)

SHINeeメンバーからコメントが到着!

僕たちSHINeeの約6年ぶりとなる東京ドーム公演「SHINee WORLD Ⅵ [PERFECT ILLUMINATION]JAPAN FINAL LIVE in TOKYO DOME」がWOWOWで生中継されることとなり、とてもうれしく思います!
当日は、今までに日本で発売した曲もたっぷりお届けするつもりです。そして、東京ドームならではの演出も見られるかもしれません。楽しみに待っていてください!
是非、多くのみなさんにWOWOWでの生中継を見てもらいたいです。そして、みなさんも一緒に盛り上がってくれたら、僕たちもすごくうれしいです!
みんなで一緒に盛り上がりましょう!!

「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」より。(撮影:石井亜希)

「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」より。(撮影:石井亜希)

プロフィール

SHINee(シャイニー)

オンユ、ジョンヒョン、キー、ミンホ、テミンからなるグループとして2008年5月に韓国でデビュー。“コンテンポラリーバンド”をコンセプトに個性を発揮し、多数の音楽賞の最優秀新人賞を受賞する。8月に2ndシングル「JULIETTE」、10月に3rdシングル「LUCIFER」と立て続けに作品をリリースした。2016年1月にはアルバム「D×D×D」を発売。これを携え、2日間にわたる東京・東京ドーム公演と大阪・京セラドーム大阪公演を含む全国10カ所20公演のツアー「SHINee WORLD 2016 ~D×D×D~」を行う。2017年には2月にアルバム「FIVE」を発表したのち、9月に東阪ドーム公演「SHINee WORLD 2017~FIVE~ Special Edition」を開催した。4月には初のベスト盤「SHINee THE BEST FROM NOW ON」を発表した。2023年9月より、約5年ぶりとなる日本でのアリーナツアー「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」を行う。2024年2月には、約6年ぶりとなる東京ドームでのワンマンライブを実施する。