アーティストとファンをつなぐ企画を提案する “共創型クラウドクリエイティング”プラットフォーム・WIZY。レコチョクが運営するこのサービスと、BRADIOが10月4日にリリースするライブBlu-ray / DVD「BRADIO LIVE at 中野サンプラザ-FREEDOM tour 2017-」とのコラボ企画が展開されている（参照：BRADIO - FREEDOM tour 2017の感動をBRADIOと”一緒に”シェアしよう！ |【WIZY（ウィジー）】アーティストとファンによる共創・体験型の音楽クラウドファンディングプラットフォーム）。

この企画では、ライブBlu-ray / DVD収録の全国ツアー「FREEDOM tour 2017」の最終公演の映像をファンとアーティストが一緒に観覧する上映会を実施。上映会のチケットは盛況のため即完となったが、このほかWIZYの特設サイトでしか購入することができない限定グッズの販売などが行われている。音楽ナタリーではBRADIOのメンバー4人にインタビュー。ライブ映像作品の見どころやコラボ企画の構想、10月11日にメジャーデビューシングル「LA PA PARADISE」を発表する今の心境を聞いた。

取材・文 / 倉嶌孝彦　撮影 / 草場雄介

最高のライブを映像に

──まずライブBlu-ray / DVDに収録される4月の東京・中野サンプラザホール公演について伺えればと思います（参照：「BRADIOが一番カッコいい」熱狂のツアーファイナルでファンに吉報）。今振り返ってみて、どういうライブでしたか？

真行寺貴秋（Vo）　めっちゃ上手にできたライブでした。

大山聡一（G）　小学生の感想じゃないんだから！

一同　（笑）。

真行寺　BRADIOにとって今回のライブBlu-ray / DVDが初めての映像作品なんですけど、やっぱりカメラがたくさん入ってたし、それなりに意気込んで臨んだライブでした。それだけじゃなくて、ツアーの最後を飾る公演でもあり、メジャーデビューをFPP（BRADIOファンの呼称）に伝える日でもあったので（参照：BRADIO、ワーナーよりメジャーデビュー）。結果として最高のライブになったと思うし、それがパッケージできるのはすごくうれしいですね。

──それぞれのソロコーナーが用意されているなど、かなり作り込まれたライブだったと思います。

酒井亮輔（B）　今回のツアーは全部で12公演あったんですけど、最後の東名阪の3回だけライブの内容をガラっと変えたんです。ツアーの中で2パターンのライブを作ることになったこともあって、スタジオでも演奏する時間よりライブの中身を考えたり相談したりする時間のほうが長くて。ただメンバーやスタッフと案を出し合って楽しみながらライブを作れたし、何よりお客さんの反応がよかったのがうれしかった。

田邊有希（Dr）　BRADIOってやりたいことが多過ぎて、ライブで詰め込み過ぎてしまうところがあるんです。最後の3公演は、やりたいことを詰め込んではいるんですけど、今までよりもメリハリと言うか、緩急を付けることを意識しました。ライブの時間は長くなってしまったんですけど、しっかりお客さんを満足させられたと思います。

BRADIOの新境地

──皆さん1人ひとりが思う今作の見どころはどこですか？

田邊　僕はライブの中盤の「ROOM BRADIO」コーナーですね。この日のライブはホーン隊やコーラス隊にも入ってもらった豪華な編成だったんですけど、「ROOM BRADIO」のコーナーでは僕ら4人とサポートキーボーディストだけのシンプルなセッションを聴いてもらったんです。僕らのライブって振り付けで盛り上げたり、寸劇で笑わせたりとエンタテインメント性を重視しているんですけど、「ROOM BRADIO」ではシンプルに歌を聴いてもらって、それでもお客さんに喜んでもらえた手応えがあって。BRADIOの新境地の一端が垣間見えると思います。

──真行寺さんが考えるライブの見どころは？

真行寺　ライブの最中にすげえカワイイお姉ちゃんが3人、ステージに乱入してくるところがあるんですよ。

──終盤で真行寺さんが“イリュージョン”を行う直前ですね。

真行寺　歌わなきゃいけないのに思わずお姉ちゃんに目を奪われて「やべえ、すげえカワイイな」って鼻の下を伸ばした俺の顔。メッチャいい顔してるはずなんで、そこに注目してもらいたいです（笑）。