WANIMA|「このままじゃ終われない」気持ちを持ち続けて

今のWANIMAの代表曲がそろったシングルに

──そんな2曲の間には、WANIMAらしいエロカッコよさが漂う「渚の泡沫」が入っています。

KO-SHIN(G, Cho)
KO-SHIN(G, Cho)

KENTA はい!! これは聴いた人が楽しい気持ちになればいいなと思って。難しいことはせず、「ここで掛け声があったらいいな」とかライブをイメージして作りました。

──「Good Job!!」が完成した今の手応えはいかがですか?

FUJI ライブで早くやりたいです!!

KENTA 3曲とも色が違うんですけど、今のWANIMAの代表曲が3曲そろったと言えるシングルになったと思います。

KO-SHIN もちろん全曲聴いてほしいんですけど、中でも「ANSWER」が気に入ってます。歌詞がわかりやすいので、俺みたいな難しいことがわからない人でも入りやすいんじゃないかなと。これを機にWANIMAを好きになってライブに来てもらえたらうれしかです。

──KENTAさんはわかりやすい歌詞というのを意図したんでしょうか?

KENTA 意図したわけではないんですけど、僕が幼い頃の記憶や昔見た情景に思いを馳せながら曲を作っていったので、聴いた人もそれぞれの感情や情景を思い出せたらいいなと思っています。そうやって書いていったから、イメージしやすい、わかりやすい歌詞にたどり着けたという感じです。

初の初回限定盤は“蛍光グリーンのワクワク仕様”

──また今作はWANIMAの作品で初めて初回限定盤が用意されます。初回限定盤には3曲のほかに新曲「JOY」のアコースティックバージョンが収録されますね。

KENTA 「Everybody!! Tour」でアコースティックセットのパフォーマンスをやったんですけど(参照:WANIMA、メットライフドームで7万人に感謝「連れて来てくれてありがとう」 )、ギターと歌だけで、あんな数万人もの人とつながれるのはすごいなと思ったし、またみんなで歌いたいなと思って作りました。聴いた人が元気になってくれたらいいなと願いを込めて。

──レコーディングはいかがでした?

KENTA すごく難しかったです。音が少ないとできることが少なくなるし、ごまかしが効かないんで。

FUJI 難しかったけど、またやりたいです。アコースティックアレンジの曲だけでCDを出せたらいいなと思うくらい面白かった。どんな曲もWANIMA色になるんだなと再確認しました。

KO-SHIN シンプルになればなるほど曲のよさが際立つので、だからアコースティックアレンジっていうのはWANIMAのライブや音源にあるべきだなと思いました。

──ライブでもアコースティックのコーナーは印象的でした。シングルの初回限定盤は“蛍光グリーンのワクワク仕様”のカラーケースとのことですが、これはどんな仕様なんでしょうか?

KENTA CD屋さんで実際に見てください!!(笑)

FUJI 見てからのお楽しみです。それを言ってしまったらもう“ワクワク仕様”じゃなくなりますよ!!(笑)

KENTA CD屋さんに並んでるのを想像して、「こういうのがあったら楽しいな」と思って作りました!! 派手なので見つけやすいと思います。

FUJI 待ち合わせ場所などにしていただければ。

──買ったあとは部屋に飾ったりも?

KENTA そうですね!! ジャケットもポスターにして僕が飾りたいなと思うデザインにしてもらいました。「WANIMAっぽくしてください」ってめちゃくちゃわがまま言いました。

──皆さんが思うWANIMAっぽさってどういうものなんでしょうか?

KENTA 「手を抜かない」「ワンチャン狙えてるか」です。驚いてほしいなっていう気持ちがあるので。曲もそうですけど、「WANIMA、次どんなの出して来るんやろ?」っていうワクワク感がなくなったら嫌で。僕らも成長してるというところを見せたいです。

満足してないからライブハウスを飛び出してる

──ワクワクさせ続けてくれるWANIMAですが、今後の目標を挙げるとしたらどんなものになりますか?

KENTA 例えば「ドーム埋めます」とかそういうのは昔から言ってないんで、ドームをやったから目標が変わるということでもなく、目の前にあることに対してしっかり向き合って、1つひとつちゃんとやるっていうことですね。ライブをやったことのない会場もいっぱいあるし、みんなを連れていきたい場所も、やりたいこともまだまだたくさんあるので。

──今だったら、何がやりたいですか?

KENTA えー、なんですかねえ。ライブハウスとか大きなドームでライブをやるほかにもWANIMAとみんなにはいろんな可能性があると思うので、みんなと驚くことをしたいですね。

──最後に聞きたいのですが、今WANIMAをやっていて楽しいですか?

KENTA 楽しいですよ。考えることも多かですけど。ねえ?

KO-SHINFUJI YES!!

──バンドを始めた頃とは環境がずいぶん変わりましたが、今の環境でも楽しめていますか?

KENTA 今もそうですけど、始めた頃は特に「どうやったらみんなに気付いてもらえるか、どうやったら引っかかるか」とかをずっと考えていました。でも今も満足していないからライブハウスを飛び出してたくさんの方々の力を借りていろいろな場所で音楽ができていると思うんです。僕たちはもっとたくさんの人に音楽を届けたいと思っていて、僕たちみたいなのがバンドをやれているのは、応援してくれる人のおかげなので、もっともっと大きくなりたい。「今でも十分、大きいやん」って言われたらそれまでなんですけど、全国で聴いてくれる人を巻き込んでいろんなことをやっていきたいです。

──お客さんも含めた“WANIMAの輪”のようなものを大きくしていきたいということなんですね。

KENTA はい!! シングルはもちろんですけど、ほかにも新曲をたくさん作ってるので、これからも楽しみにしていてほしいです!!

ツアー情報

WANIMA Good Job!! Release Party “梅雨知らず ほっかいどう de どうでしょう?”
  • 2019年6月22日(土)北海道 札幌芸術の森 野外ステージ
  • 2019年6月23日(日)北海道 札幌芸術の森 野外ステージ
WANIMA Good Job!! Release Party “WANIMA 天草の乱 ~「崎津集落」世界遺産登録1周年~”
  • 2019年7月6日(土)熊本県 本渡港大矢崎緑地公園 特設会場

※「崎津集落」の崎はたつさきが正式表記。

WANIMA Good Job!! Release Party “カオス!!ギネス!?日本初!!”
  • 2019年7月15日(月・祝)首都圏 特設会場
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