「Going Going WACK TOUR」特集 WACKファミリー大集合|アイナ・ジ・エンド、ゴ・ジーラ、ココ・パーティン・ココ、MAYU EMPiRE、マリン・バ座談会&所属メンバー38名による「2019年の抱負」手書きメッセージ

MAYU EMPiRE(EMPiRE)はこんな人

マリン・バ WAggお披露目ライブの前、うまく噛み合わなくてナイーブになってた時期があったんです。で、悩んでいたときにMAYUさんから突然DMが来たんです。「がんばってる姿はちゃんと見てもらえてるから大丈夫だよ」みたいに。お披露目ライブで「アカルイミライ」の1サビが私のパートだったんですけど、MAYUさんの言葉と歌詞が重なって、泣けてきちゃって。ライブの生中継をニコ生で観ていた方から「なんでマリン・バ泣いてるの?」ってコメントがありましたけど、そういう理由だったんです。

ゴ・ジーラ 素敵な先輩だね。

マリン・バ はい。MAYUさんは優しいお姉さんって感じです。EMPiREさんと一緒に各地でライブもできたし、幸せです。

MAYU EMPiRE(EMPiRE)

MAYU もうちょっと別のグループの人間として、適度な距離感を保って接していこうと思っていたんですけど、なぜだかおせっかいおばさんが出てしまってます(笑)。

ココ 開花しちゃうよね。

MAYU WAggちゃんたちと一緒にいると、ついついかまってしまいます。後輩のがんばる姿を見ていたら応援したくなりますし、ハッとさせられることも多いです。生意気かも知れませんが、WAggちゃんから「初心を忘れたらダメだな」という姿勢を学んでいます。

ゴ・ジーラ MAYUのことはオーディションのときから見ていて、EMPiREに入る前からずっと推しでした。かわいいし、歌と踊りがすごい好き。MAYUは甘えるのも上手だし、ちゃんと先輩らしいこともできるし。渡る世間は鬼ばかりだけど、鬼さえも手懐けてしまいそうな力を秘めていると思います。

アイナ MAYUが受かった合宿で一緒に何日か過ごしていたんですけど、そのときは私から見ると劣等感の塊でした。でも今は風貌と言動も違います。私自身が劣等感の塊なので、MAYUとは近いなって思うことが多くて。振り付けの練習で何度か一緒にスタジオに入ったんですけど、MAYUは「圧倒的な劣等感から生まれる表現力」がすごいです。例えば振り付けにしても、MAYUはすぐには習得できないんです。だけど、次に会ったときにMAYUは自分なりに振り付けの意味を噛み砕いて、ちゃんと自分のものにしてくるんです。私はそういうところがすごくカッコいいと思うし、憧れる部分でもあります。

MAYU ありがとうございます。

ココ 私もMAYUに親近感を感じている1人です。1度はオーディションに落ちたけど、追加オーディションでチャンスをものにしてるところとかを含めて。MAYUからは人一倍、EMPiREを守っていこうという気持ちを日頃から感じることが多いです。私がGANG PARADEに入ったときはサキちゃんしかり、すでに活動しているメンバーがいたし、BiSだってプーちゃんがいたから、先輩にいろいろ教えてもらえる環境だったんです。でもEMPiREは始動時、同期メンバーだけだし、アイナちゃんがレッスンに来ることがあったとしても、グループ内には先輩がいない。MAYUはそんな中で別のグループのうちらにも話を聞いてきてくれるし、EMPiREをよりよくするための外交的な部分をがんばってるんです。そんなにコミュニケーションを取るのが得意ではないとしても、必要だと思ったことは行動に移している。そんなふうにがんばる姿を見て、心から応援したくなるのがMAYUです。

マリン・バ(WAgg)はこんな人

MAYU 各グループのメンバーがWAggちゃんにレッスンしてた時期があって、EMPiREからは私が行ってたんです。客観的にみんなを見たとき、マリン・バはグループのことを一番に考えてるんだろうなって感じました。普通だとみんな入ったばかりの頃は自分のことしか考えられないくらい、いっぱいいっぱいなんです。だけどマリン・バからはグループのことを考えながらがんばってるのが伝わってきて。あと顔合わせした日の帰りに「写真を撮りませんか?」って話しかけてくれたのがうれしかったです。

ゴ・ジーラ マリン・バちゃんは顔立ちがすごい端整できれいな子。私の幼なじみの弟に顔がそっくりなんですよ(笑)。この前、撮影したときにマリン・バちゃんが侍みたいな凛々しい姿勢で「お疲れ様です!」って挨拶してくれて。今日も会ってからずっとシャンとしてるし、ホントに礼儀正しい子です。

アイナ かわいいですよね。こんなところ(WACK)に来て、ヤバいと思いました。

ココ ホントだよ!

アイナ (笑)。マリン・バちゃんはがんばり屋さんです。あるとき、「レッスン用の靴を買い替えなさい」って渡辺(淳之介)さんに言われてたんです。そう言われたら普通に靴を買い換ればいい話なのに、私に「どの靴がオススメですか?」なんて質問をしてくれて。「どの靴でもいいやろ!」なんて思いながら、「VANSがおすすめかも?」みたいに返事しました(笑)。

マリン・バ(WAgg)

マリン・バ その節はありがとうございました!

アイナ アイナの趣味を教えただけなんだけどね(笑)。マリン・バちゃんはまだ若いんだからあんまり無理しやんと、つらいことがあったらなんでも言ってきてくれたら焼き肉でも連れて行くし、みたいな気持ちで見守ってます。生真面目なところがあって、がんばりすぎないようにしないと潰れちゃいそうなので。

ココ GANG PARADEだと特にサキちゃんがマリン・バ大好きなんですよ。マリン・バはMAYUと同じように、自分のグループのことをすごいしっかり考えてるなあと。エリザベス宮地さんが撮ったドキュメンタリー(「WAggドキュメント『俺らはIDOL』」)を観ても思いました。楽屋にいても、作戦会議に出ていても、いつも真剣な顔でみんなの話を聞きながらメモを取っていて。自分の立場をがんばって理解しようとしながら、WAggをよくしようとしてる姿勢が立派。地方から出てきてるし、いろいろ大変だと思うんですよ。若いし、ナイーブだから、それこそさっきアイナちゃんが言ってたみたいに潰れないようにね。先輩がたくさんいるから、本当に困ったときは頼ってほしいなと思います。

マリン・バ ありがとうございます。

──マリン・バさんは自分を差し置いてでも、ほかの7人を大事にしているように見える瞬間があります。

マリン・バ 仮に自分が一番になっても、「WAggってなんだろう?」と思ってる人たちに見てもらえなかったら意味がないと思うんです。私以外でも誰か1人がずば抜けて知られるのって、グループとしてあんまりよくないかなと思ってますし、Twitterにしても、どうしても話題が自分に片寄っちゃうから、なるべくほかの7人を出したいんです。

アイナ すごい立派。

ココ ホント偉いと思う。

「Going Going WACK TOUR」に向けて

──1月10日にスタートする「Going Going WACK TOUR」に向けて、それぞれ意気込みを聞かせてください。

ココ GANG PARADEは23公演中20公演に出演します。まだ行ったことない場所にもたくさん行きます。WACKのみんなの力を合わせて行うツアーだし、ギャンパレをこの機会にいろんな方に知ってもらえるようにがんばります。

アイナ まだWACKやBiSHを知らない人たちに来ていただけるとうれしいです。きっと楽しい世界が待ってるんで。初めましての方々にもいっぱい出会ってみたいです。

ゴ・ジーラ 今のWACKの人気はBiSHが引っ張ってくれてる状態なので、このツアーを通じてBiSとしても成長できるように、がむしゃらに食らい付いていきたいです。ほかのグループに負けないようにいろいろ勉強させていただこうと思ってます。

MAYU WACKのほかアーティストのファンでもEMPiRE自体を知らない方が多いと思うので、今回のツアーは知ってもらうチャンスだと思います。ワンマンよりはお目当てのグループの持ち時間が減りますが、EMPiREを観て、それでもよかったなと思わせるぐらいのライブをしたいです。

──WAggはスケジュールの都合でツアーには不参加ですが、1月は初の単独ツアー「WAggs」を控えています。

マリン・バ 先輩グループが全国を回っている中、WAggにはさっそく一人立ちのときがやってきます。より多くの人にWAggを見つけてもらえるようにがんばります。

左からマリン・バ(WAgg)、アイナ・ジ・エンド(BiSH)、ゴ・ジーラ(BiS)、MAYU EMPiRE(EMPiRE)、ココ・パーティン・ココ(GANG PARADE)。

──今後、WACKの皆さんでやってみたいことはありますか?

アイナ WACKのみんなで海外に行ってみたいです。そこでライブをやって、現地でどんな評価になるか知りたいし、日本とは違う環境で新しい価値観を得てみたいです。もしくは日本なら古い旅館に行きたい(笑)。

ココ 海外いいね。WACKの修学旅行みたいな?(笑)

アイナ そう。インプットすることって大事だから。毎日せわしなく生きてるだけだと、いろんな経験をしていても吸収できなくなっちゃうと思うんです。みんなでインプットしに行くための期間があったら楽しいだろうし、感性も豊かになるだろうなって。

マリン・バ ちょうど、WAggのみんなで髪型の話をしてるときになぜか「パスポートを取ろう!」って話が出てきたんです! いつか行けるようになりたいです。

アイナ めっちゃいいじゃん。行こうよ。

ココ 今はやっぱりBiSHがWACK全体を引っ張ってくれてるから、うちらもがんばって「WACKグループ全部オモロいじゃん」と思われるように、WACKがもっと世に認められていったらいいなって思います。2019年はさらにそれができるチャンスが広がる気がするから、がんばりたい。

ゴ・ジーラ WACKに受けた恩恵を返していきたいですね。

ココ そもそも私はオーディションには受かってないのにこうやって活動できてるし、毎日のように感謝してます。

アイナ 私も渡辺さんと松隈(ケンタ / SCRAMBLES)さんに最初、「いらない」って言われた身分だから。みんなとほぼ一緒だよ(笑)。

マリン・バ そうだったんですか! 私もWAggの中では最後に合格しました。

MAYU それを言ったら私は1回オーディション自体落ちてるし(笑)。

ココ けっこうギリギリの人多いな(笑)。

アイナ じゃあゴ・ジーラだけだ。トップで合格して優秀なのは。

ゴ・ジーラ 私はオーディション中に加算されたニコ生ユーザーからのポイントが1番だったおかげのはず。それがなかったら正直どうなっていたか……。

アイナ 今日はスレスレなメンバーがたまたまそろったみたいです(笑)。みんなWACKに入れてよかった!