音楽ナタリー Power Push - V6

6人とファンで紡いだ“此処”にしかない宝物~20周年ライブDVD/BD徹底解説~

直近3作のライブ映像作品もBlu-ray化

「V6 LIVE TOUR 2015 -SINCE 1995~FOREVER-」と同時発売で、次のライブ映像作品3作品もBlu-ray化される。このコーナーでは、2010年に実施された「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」、2011年開催の「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」、2013年の「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」という3つのライブの映像作品について解説。最近V6に興味を持ち始めた人は、過去のコンサート映像も高画質でさかのぼってみては。

  • 「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」ってこんな作品

    シングル群+「READY?」ドッキング、
    現存作品最後の全員バク転&台宙

    「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」は、2009年11月に韓国と台湾5公演のアジアツアーを行い、その凱旋ツアーとして2010年3月から日本全国で敢行したツアー。2010年3月に11thアルバム「READY?」をリリースしたため、コンサートはアジアツアーを踏襲したシングルベストのような楽曲群に「READY?」収録曲パートを組み込んだ構成となっており、カミセン曲とトニセン曲も2曲ずつ。岡田は後に「『これぞV6』というイメージで作り上げたコンサートでした」と語っている。一例として、V6はメンバー全員バク転ができることが武器の1つであり、「TAKE ME HIGHER」で一斉にバク転、「MUSIC FOR THE PEOPLE」で台宙を披露して場内を沸かせた。Blu-rayでは「Air」、Coming Century「Magical Mystery Song」、20th Century「DANCING MACHINE」の3曲がマルチアングルでも堪能できる。

    「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」のワンシーン。
    「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」のワンシーン。
    「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」のワンシーン。
    「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」のワンシーン。
    「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」のワンシーン。
    「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」のワンシーン。
    「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」のワンシーン。
    「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」のワンシーン。
  • 「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」ってこんな作品

    10年ぶり横アリ、360°ステージ、
    スパノバ誕生!挑戦尽くしの新たなVコン

    ファン以外からも熱い注目を集めた通称“セクバニコン”。映像化されているのは10年ぶりに神奈川・横浜アリーナを使用した、ツアー最終公演だ。センターステージから6本の花道が伸びた変則的なセットに、カップリング曲や隠れた名曲が中心のセットリスト、王道のファンサービスよりも“魅せる”ことを重視したエッジの効いた演出が特徴。ツアーパンフレットによると、メンバー自身も「今まで見せたことのないV6の一面を出そう」「どの席からでも楽しんでもらえる見せ方を」「内面にある情熱を表現した大人のコンサートにしたい」と自主的にテーマを掲げて臨んだ。見どころはなんと言っても、未発表曲としてお披露目された「Supernova」。デジタルサウンドとラテンが融合した観客の興奮を煽る楽曲構成や、ポールに体を這わせるセクシーな振付は、当時メンバー全員が30歳を超えた大人アイドルだからこそ魅せきれるものだった。

    「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」のワンシーン。
  • 「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」ってこんな作品

    傑作アルバム「OMG」携えて
    多種多様な見せ方でもブレないV6の強さ

    メンバー自身が制作に深く携わったアルバム「Oh! My! Goodness!」が、音楽的に高く評価されたV6。本作を引っさげたツアーもその収録曲や新曲を多彩な手法で魅せることに注力されており、未発表曲「FLASH BACK」では曲名にちなんでフラッシュライトを多用、「BING♂」では客席とビンゴゲームで遊び、大人買いソング「大人Guyz」ではショッピングカートにメンバーがちんまりと入り込み、「エキゾチック・トリップ」では初導入のプロジェクションマッピングをフィーチャーしている。極め付けは、ビンゴで当たった観客1人をステージに上げて「Supernova」をセンターポジションで観せるという“ラッキーガール”演出! しかしバラエティに舵を切っているわけではなく、往年のシングル曲で会場の隅々までファンサービスに走り、バラードは群舞でシンプルに魅せるという、V6ライブのオーセンティックな魅力は押さえたバランス感覚に優れたステージとなっている。

    「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」のワンシーン。
    「V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!」のワンシーン。
V6(ブイシックス)

坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、森田剛、三宅健、岡田准一の6人からなる、ジャニーズ事務所所属の男性アイドルグループ。1995年11月にシングル「MUSIC FOR THE PEOPLE」でCDデビューを果たす。グループとして以外にも、年長組の20th Century(坂本、長野、井ノ原。通称トニセン)と年少組のComing Century(森田、三宅、岡田。通称カミセン)がそれぞれ単独でライブやリリースを行うほか、各メンバーはドラマや映画、舞台、バラエティ番組、テレビCMなどでも活躍。また、2001~02年には台湾や香港、2009年には韓国と台北で海外公演も行っている。2014年12月には「NHK紅白歌合戦」に初出場。2015年はデビュー20周年に関連して、ベストアルバム「SUPER Very best」リリースや全国ツアー、レギュラー番組「学校へ行こう!」の一夜限りの復活、「24時間テレビ」のパーソナリティなどさまざまな活動を展開した。