SHIROSEさんを見て育ったと言っても過言ではない
──ニューシングル「SEXY SEXY SEXY」は、WHITE JAMのSHIROSEさんが楽曲提供したサマーソングです。SHIROSEさんらしいインパクトの強い歌詞にAメロから心をつかまれる1曲ですね。
JIN ライブの1曲目に歌えるような曲がずっと欲しいと思っていて、いろいろな楽曲をコンペで集めて試しに歌って……というのを繰り返す中で、この曲が来たときに全員が「コレだ!」という気持ちになったんです。一発で耳に残るサビのメロディが選んだ理由の1つなんですけど、僕はこの歌詞がすごいなって思ってて。「漫画の最終回」とか「カップ麺」とか、歌詞には普通使われなさそうなインパクトのあるワードがいっぱい入ってて、最初に見たときからいい意味で引っかかりましたね。
SAM 僕も最初はメロディのよさで引っかかったんですけど、次の瞬間、「歌詞もいい!」って。二重の感動がありました。
YUUKI この歌詞は、ちょっと厨二病感が出てるんですよ(笑)。こういう言い方はちょっとアレかもしれないんですけど……。
──あー。でもなんかわかります(笑)。
YUUKI よかった(笑)。たぶん、僕たちも恋愛したらこういう不器用な感じなんだろうなって思うんですけど、まっすぐで回りくどくない歌詞にすごく共感できるというか。UNIONEっぽさが映える曲だと思います。
SAM 僕たち、全員不器用なので。
──そうなんですね(笑)。ところで、SHIROSEさんとUNIONEはかつて同じライブハウスで競演していたこともあるそうですね。
YUUKI 僕たちはメジャーデビュー前によく渋谷でライブをやっていたんですけど、SHIROSEさんが所属されているWHITE JAMは当時そのへんのキングみたいな感じで。
ISSY 憧れの存在だったんです。
YUUKI だから5人共、渋谷でSHIROSEさんの背中を見て育ったと言っても過言ではないというか。
JIN デビューを目指してるグループの憧れの的だったよね。
YUUKI 当時からいい曲が多くて、いつかSHIROSEさんに作家として曲を書いてもらえたらなあと思っていて、今回、それが叶って本当にうれしいです。しかも「SEXY SEXY SEXY」は最初、SHIROSEさんの曲とは知らずに純粋に楽曲のよさで選んでいて、あとで知ったときにビックリしたんです。
SAM YUUKIはSHIROSEさんにTwitterでメッセージを送ってたよね?
YUUKI うん。そしたらSHIROSEさんが「10年前に作った思い入れがある曲で、特別な存在の人たちに歌ってほしかった」ってTwitterに書いてくれて、恐縮だけど「任せろ!」って気持ちだったな。
どれだけ歌詞を噛み締めて歌えるか
──「SEXY SEXY SEXY」のパート分けはどんなふうに決めていったんですか?
JIN 僕らは毎回、全員が1曲まるまる歌ってスタッフさんにジャッジしてもらうというパートの争奪戦をしてたんですけど、今回は最初からほぼスタッフさんがパート分けを決めてくださいました。
YUUKI それが適材適所と言うか、僕らも「まさにこれです!」と言わんばかりの完璧な分け方で。
SAM それぞれの歌詞とメンバーのイメージが合ってて、満場一致で「これで!」って感じだったね。例えば1番のAメロはISSYなんですけど、ここはISSYが一番感じていそうなことというか……。
ISSY 確かに感じてるね(笑)。
SAM でしょ? だから今回は歌のうまさとかよりも、どれだけその歌詞を噛み締めて歌えるかでパート分けされたって感じ。
YUTA 初めてのやり方で新鮮だったよね。あと今回はサビの歌詞が全カ所同じで、歌い始めもすべてJIN。それもインパクトに残りやすいのかなって。
JIN 今まではサビごとに人が変わったりしてたけど、今回は全部僕の声。それによって、サビがより印象深くなっていたらいいなって思います。
MVでシングル3曲がつながっている
──「SEXY SEXY SEXY」のミュージックビデオは、かなりユニークな仕上がりになっていると聞いたのですが……(参照:UNIONE、魅惑の美女に振り回される「SEXY SEXY SEXY」MV公開)。
YUUKI ストーリー性、夏感、UNIONEのヤンチャさ、元気さ……いろんな要素が盛りだくさんです。
JIN オレたちが5人で夏にパーティしたらこんな感じっていうのがたくさん詰まってて、観てるだけで夏を味わえる作品になってると思います。
YUTA 若干の気持ち悪さもあるけどね(笑)。
YUUKI ちょっとね(笑)。僕たちのライブのMCとかで、オネッシーっていうおネエのキャラが出てくるんですよ。「あんたたち盛り上がりなさいよ!」みたいな口調のセクシーな女性が。正体は女装したISSYなんですけど、それがMVに登場するっていう。
YUTA フルメイクでウィッグを被ってね。
ISSY どうか最後までMVをご覧ください!
YUTA 最後まで観たら恐怖で眠れなくなるかもしれないけど(笑)。
ISSY おーい!
──あはははは(笑)。ちなみに、カップリングの「MAGIC」「でっかい夏をつれてきたのです」のMVも夏らしい映像になっているそうですね。
SAM はい。2曲とも夏曲で、しかもMV上で今回の3曲のストーリーがつながっているんです。
JIN おネッシーは「SEXY SEXY SEXY」だけなんですけど、映像の中でいろいろと共通点があるというか。
SAM これってつながってるのかな?って匂わせるようなものが出てきたりね。
JIN 遊び心にあふれてて、本当に面白い。このシングル3曲とそれぞれのMVを通して、夏を一気に感じてもらえる仕上がりになっていると思います。
──最後に、デビュー2年目に突入する今年の夏はどんなふうに過ごしていきたいと思っていますか?
JIN 僕たちがメジャーデビューしたのも夏でしたし、そういう意味では初心にもう一度返るつもりで、気を引き締めて活動していきたいです。あとは間もなくデビュー2年目に入るということで、この夏が勝負だなと。そんな季節に僕たちが放つ夏満載のシングルと共にファンの皆さんと楽しい夏を作って、それがまた次の未来につながっていくんじゃないかなって。今すごくそういうことを感じてます。
──2年目で具体的に目指す目標はあるんですか?
JIN 細かいことではいろいろあるんですけど……例えば武道館に立ちたいという話は僕たちずっとしてるんですけど、思ったよりそれが遠くて。
YUUKI そうだね。でもそれは一歩一歩努力していくしかなくて、ワンマンライブにしてもインストアにしても、毎回規模を倍以上にする気持ちで臨み、既存のファンだけじゃなく初めて観る方も魅了できるステージをしていかなきゃなって。でもこの夏は「SEXY SEXY SEXY」というそれが叶うキラーチューンを手に入れたので、去年よりもパワーアップした夏を過ごし、着実に成長していけたらなと思っています。
- UNIONE「SEXY SEXY SEXY」
- 2017年8月2日発売 / SME Records
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初回限定盤 [CD]
2000円 / SECL-2173 -
通常盤 [CD]
1500円 / SECL-2174
- 収録曲
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- SEXY SEXY SEXY
[作詞・作曲:SHIROSE from WHITE JAM] - MAGIC
[作詞・作曲:山森大輔] - でっかい夏をつれてきたのです
[作詞・作曲:佐伯youthK] - MY GIRL
[作詞:Juve、BADBOSS、崔台'LION gang'俊 / 作曲:BADBOSS、崔台'LION gang'俊]
初回限定盤ボーナストラック
- One Sided Love [Live at Akasaka BLITZ 2017.5.7]
- 世界の真ん中 [Live at Akasaka BLITZ 2017.5.7]
- パッサボーラ! [Live at Akasaka BLITZ 2017.5.7]
- SEXY SEXY SEXY
- UNIONE(ユニオネ)
- ISSY、YUUKI、JIN、SAM、YUTAからなる5人組男性ボーカルユニット。2015年12月よりUNIONEとして活動をスタートさせる。路上やライブハウスで地道にライブ活動を行い、2016年2月に東京・渋谷Star loungeにて初のワンマンライブを行う。7月にSME Recordsからシングル「One Sided Love」でメジャーデビューする。2017年5月には初の全国ワンマンツアーを成功に収め、同年7月にSHIROSE(WHITE JAM)提供の「SEXY SEXY SEXY」をシングルリリース。