ナタリー PowerPush - 僕たちは、ウルトラ超特急です!
──ではユーキくんの「ドジっ子担当」は?
ユーキ よくメンバーとごはん食べに行くと、僕必ず飲み物とかこぼしちゃうんですよ。そういうところからドジっ子だなってメンバーに言われるようになって、じゃあドジっ子担当でいこうと。
──なるほど。自分ではドジっ子という自覚はなかったんですか?
ユーキ (食い気味に)ないです!
──不名誉な担当?
ユーキ いや、不名誉では……。
コーイチ でも最初は僕らが「ドジっ子ー!」とかイジってたら、「なんだよ!」みたいに言ってましたよ(笑)。
一同 (笑)。
ユーキ 少しはありました(笑)。
コーイチ そう、ちょっと不機嫌になるんですよ。でもだんだんだんだん受け入れてきたんですよね。最初は不名誉どころか「ふざけんなよ」って勢いだったんですけど(笑)。
ユーキ (笑)。いや、でも、ドジっ子担当って難しくないですか? ドジっ子って表現するものじゃないじゃないですか。普段をずっと見ててもらわないと伝わらないものだし、本当にドジをしてるかもわからないし。なのでそれに決まったときは「大丈夫かな自分……」って(笑)。でもまあ今はもう受け入れました。
──受け入れて何か変わりました?
ユーキ 変わったというか、「まあドジっ子だからしょうがないな」みたいに、何かしてもちょっと許される(笑)。
コーイチ 甘えんなよ(笑)。
カイ 俺は許さんぞ。僕、被害者なんですよ。3つくらいあるんですけど……ポスターに銀のインクでサインを書いてたとき、ユーキがペン振った瞬間にキャップが外れて僕の新しい黒パーカーに銀のインクが付く事件がその1。その2が、本番前に僕のiPhoneで音楽を流してみんなで踊ろうってなったとき、ユーキの背中がiPhoneにぶつかって階段の上からカンカカカカカカン!って落ちて、右上のところがヘコんでスリープボタンがきかなくなりました。その3は、こないだ某有名ハンバーガー店で水を全部膝から尻にかけてぶちまけられた。
──けっこう被害に遭ってますね(笑)。
カイ でもその日の夜に、絶対LINEとかで「ごめんね」って送ってくるから許しちゃうっていう(笑)。
ユーキ とりあえず周りに迷惑はかけないようにしたいです……。それに僕はリーダーでもあるので、責任感を持ってリーダーとしての役目を全うしていきたいです。
実は……匂いフェチ&機械に強い
ユーキ 僕、新品のMacの匂いが大好きなんです。アップル製品のあの匂いがすごい好きで。
リョウガ 気持ちわりいな(笑)。
カイ あと機械に強い。誰もできない、テレビにDVDプレイヤー接続するのとか全部やってくれたり。
ユーキ そういうの好きなんですよ。説明書とかあんま見ないで、自分の中で解釈して「これはたぶんこうでしょ」っていう感じでできちゃう。自分の中では機械に強い人に憧れがあって。聞かれて「ああ、それわかるよ」みたいなのカッコよくないですか? 優越感にも浸れるし。そういうちっちゃい幸せが好きなんですよ(笑)。
──ユースケくんは「元気担当」ですね。
ユースケ はい! そうですね、僕が元気に目覚めたのは高2……。
ユーキ 目覚めた(笑)。
タクヤ 俺の言い方すんじゃねえよ。
ユースケ ちょっとカッコいいから(笑)。
一同 ははははは(笑)。
ユースケ そう、元気に目覚めたのは……超特急が結成されて、担当を発表する放送があったんですよ。僕そのときにまだ決めてなかったんですけど、そこで「元気担当」って言っちゃったんです。そこから「やべえ元気担当って言っちゃった」「本当にこの担当でいいのかなあ」って思ったんですけど、やってくうちに「ああ俺すげえ元気だなあ」って自分で感じるところがあったんで(笑)。元気担当になりました。
──最初に元気担当でいこうと思ったのはなぜですか?
ユースケ なんでですかね?
ユーキ なんで質問で返すの(笑)。
タクヤ これは「元気担当」変えなきゃなあ。「元気になりたい担当」(笑)。でも今ではね、ちゃんと8号車(ファン)の皆さんに元気届けてますからね。
コーイチ 自己紹介で、ユースケのときに8号車からの返しが一番元気なんで。間違いなく8号車に一番元気を与えてますね。
ユーキ まあでも意外とネガティブなところもあるんですよ。
ユースケ そうなんですよ。自分を追い込んでって勝手に落ちて、また上がって勝手に落ちてます。
ユーキ 気分の上がり下がりがすっごい激しいんですよ。そういうちょっと気難しいところもあります。ただ自分に関することを全部きっちりやりたい人なんで、その「元気」を出すための準備を大事にしてる。元気のためにすべての力を入れてるというか。
実は……泣き虫
ユースケ 超特急で最初に振りをつけたのが「No More Cry」っていう曲なんですけど、その振り付け初日にうまく踊れなくて泣いてしまったんですよ。それからも新曲の振り付けとか、自分がセンターだったりすると、不安を感じていっつもお風呂で泣いて。つい最近は僕たちの番組「超×D」(TOKYO MXで放送中)のコーナーでとあるランキングの1位に選ばれて、「ああ俺ほんとに向いてないんだな」と思って撮影中に泣きました。だいたい1カ月に1回ペースくらいで泣いてます。
──元気の裏にはそんな顔があったんですね。
ユースケ ほんとに僕上がり下がりが激しいんです。ネガティブになって自分を究極まで追い込むと勝手に涙が出て。でも次の日には忘れてて、またがんばろうって元気になる。それの繰り返しなんですよね。
ユーキ 今はあんまり見せないですけど、昔はメンバーの前でもめっちゃ泣いてましたね。ダンスはほぼ初めてだったけど今1年くらい経ってだいぶ成長して、もっとこうしていきたいっていう追求もできるようになったから、精神面も強くなったんだと思います。
ユースケ 泣いてたら前に進めないし、メンバーに迷惑とか心配をかけたくないから。泣くんだったら1人で泣いて次の日明るくいたいんです。
──じゃあ「末っ子担当」のタカシくん。
タカシ 僕はコーイチと同じで担当を決めるときにその場にいなかったんですよ。で、あとから「じゃあ、末っ子で」って言われて決まったんです。実際グループの中でも一番年下なんで、それに関してはスッと受け入れられました。
──違う担当がいいとは思わなかったですか?
タカシ いや全然思わなかったですね。逆に、僕自身に担当を付けてくれたこと自体がうれしかったんで。「えっ末っ子担当!? めっちゃうれしい!」みたいな(笑)。
コーイチ パフォーマンスとかボーカルのことに関しては、僕ら年上が注意とか「こうしたほうがいいよ」ってアドバイスしたらスッと受け入れるんですけど。そうじゃなくて、まったくプライベートなときに「早く来いよ」とか言うとすごい末っ子気質が出て、ムスッとじゃないですけど「なんやねん!」みたいにすぐ反抗する。そういうとこが末っ子っぽいですね。ステージに関するときは、やっぱり年下やからっていうところでちゃんと言うこと聞くんですけど。
タカシ なんなん俺、普段めっちゃ悪いみたい(笑)。
コーイチ いやいやそういうことじゃなくて(笑)。意外とステージより、プライベートのほうが末っ子感が出てるっていうのはありますね。
──自分ではその実感はなかったですか?
タカシ 今まではなかったんですけど、最近よくメンバーにプライベートのほうが末っ子感出てるでって言われるので、ああ確かになって思いはじめました。
──みんなを頼ってるということでしょうか。
タカシ そうですね。やっぱりまだ、頼りたいですねみんなに(笑)。でもこれからずっと頼っていくわけにもいかないんで、ある程度大人になったらもっと自立できるようになりたいです。
──皆さんはタカシくんにもっとしっかりしてほしいと思うことはないですか?
ユーキ タカシは末っ子だけど意外としっかりしてるほうですね。
コーイチ そうなんですよ。実は僕より全然しっかりしてて。タカシは末っ子なぶん、年上の人の話をしっかり聞くんで。
実は……モノマネ好き
タカシ モノマネ好きですね。森山直太朗さんの「夏の終わり」のモノマネとか。ちょっと大げさなんですけど……「♪夏の終わりー」(歌い出す)
一同 (笑)。
──ステージでは披露しないんですか?
タカシ ちょくちょく見せてるときもありました。最近はないですね、また機会があれば披露したいです。
ユースケ 森山直太朗さんだけなの?
タカシ 森山直太朗さんとか、井上陽水さんとか、あとカイもできんのやけどニャンちゅうとか。
超特急(ちょうとっきゅう)
スターダストプロモーションに所属する音楽集団「EBiDAN」からの選抜メンバーで結成された“史上初!フロントメインダンサーバックボーカルグループ”。メンバーは1号車コーイチ(お父さん担当)、2号車カイ(神秘担当)、3号車リョウガ(ガリガリ担当)、4号車タクヤ(筋肉担当)、5号車ユーキ(ドジっ子担当)、6号車ユースケ(元気担当)、7号車タカシ(末っ子担当)の7人。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビューし、「Shake body」「POLICEMEN」とシングルリリースを重ねる。2013年6月にはテレビ東京の連続ドラマ「ヴァンパイア・ヘヴン」のエンディングテーマ「Bloody Night」を4thシングルとして発表し、オリコン週間ランキング10位を獲得した。同年7月17日、ウルトラマンギンガとのスペシャルコラボユニット「ウルトラ超特急」としてシングル「Starlight」を期間限定リリース。クールなダンストラックと激しいダンスパフォーマンスで注目を集めている。