ナタリー PowerPush - 僕たちは、ウルトラ超特急です!
スターダストプロモーションに所属する若手7人組グループ、超特急。彼らがウルトラマンギンガとのスペシャルコラボユニット「ウルトラ超特急」名義でシングル「Starlight」をリリースした。同曲はメンバーのタクヤも出演している、テレビ東京系「ウルトラマンギンガ」エンディングテーマとしてオンエア中のナンバーだ。
ナタリーでは本作のリリースに合わせ、昨年6月のCDデビュー以来着々とライブ動員数を増やし波に乗っている彼らを直撃。初登場となる今回はそれぞれが持つユニークな“担当”にフォーカスを当て、各メンバーの個性を引き出した。また特集後半では7人の浴衣&白衣姿を捉えたフォトギャラリーも公開。趣の異なる2種類の写真をたっぷり楽しんでほしい。
取材・文 / 伊藤実菜子 撮影 / 笹森健一 企画 / 富樫奈緒子
──今日は皆さんの「担当」についてお話を伺いたいと思います。なぜその担当になったのかということを1人ずつ聞かせてください。では「お父さん担当」コーイチくんからお願いします。
コーイチ これは単に老けてるからですね(笑)。僕は担当が決まったときに関わってなくて、あとから「コーイチ、お父さん担当になったから」って言われて。決めたのユーキやったっけ?
ユーキ みんなですね。コーイチの場合は、最初会ったときにまず同級生だと思わなかったんです。それに話し合いのときも率先的にしゃべってくれるんで、そういうところで「ああなんか、頼れるお父さんって感じがするな」って思って。それでこの担当になりました。
コーイチ おしゃべりなんで。
──「お父さん担当」に決まってどう思いましたか?
コーイチ お父さん……じゃないやろ!ってまず思いました(笑)。一番落ち着いてたっていうのはあるかもしれないけど、あんまりそういう「まとめてるからお父さん」みたいな感じではなくて、完全に老けてるから「お父さん」って言われてると認識してたんで。
カイ みんながはしゃいでるときにコーイチも一緒になってはしゃぐときもあるんですけど、わりとちょっと離れたところで微笑んでる。
──お父さん感ありますね(笑)。
コーイチ (笑)。意識してるわけじゃないですよ。だけど僕はそこに参加するよりも、タクヤとかがわちゃわちゃしてるところを一歩離れて「ああ、幸せそうやな」って見てるのが幸せなんですよ(笑)。
ユーキ 全然参加してるよ(笑)。
コーイチ まあほんとはもっと甘えたいし、もっと好き勝手したいんですけど、そうもいかないので。歌でもなんでもテンションに任せるんじゃなくて、常に冷静でいるようにもう1人の自分を作ってますね。
実は……さみしがりや
コーイチ 僕かまってちゃんなんですよ。だからすごく嫌がられるんですけど、実は冷静でいながらも、どっかかまってほしい自分もいるんですね。「もうちょっと来てよ」みたいな(笑)。
──ではカイくんの「神秘担当」はどこから?
カイ もともとユーキから、出てくる言葉が普通じゃないというか、ボキャブラリーが多いって言われてて。「どんなことを考えて話してくるのかわからない」ということで、神秘担当になりました。
タクヤ それ自分で決めたんじゃなかったっけ?
カイ そうだっけ? 全然覚えてないんだよ。
ユーキ 言葉のチョイスに人とは違う個性がある。そういうところが神秘ですね。
タクヤ 考え方が神的なんじゃない?
コーイチ 頭の回転は早いよね。
タクヤ そうそう。レッスンとかでも、いい意味でコンピュータになってくれるんですよ。
ユーキ 例えばダンス踊るときに、次に移動する場所を全部頭の中で計算して、「誰々はここ」って即座にやってくれるんです。先生に教えてもらったことを1回1回整理しなきゃいけないんですけど、カイはそれをパッと計算してくれる。そういう頭の回転力はずば抜けてます。
カイ 踊りながらほかの人の位置も把握してないと、次に自分がどう移動するのかわかんなくなっちゃうので。
──超特急のブレーンですね。
カイ (笑)。ブレーンです。
実は……女子力が高い
コーイチ 「見られてる」っていう意識が高いんだろうね。
タカシ 僕自身の捉え方ですけど、自分をよく見てるんですよ。例えばこれから本番だっていうときも、けっこう最後の最後まで髪の毛のチェックしたりとか。自分の管理をちゃんとしてるっていうところが、女子力が高いんかなって。
カイ (笑)。
ユースケ 失礼なとこを見せない。
ユーキ うん。見せ方にちゃんとこだわる人ですね。
──リョウガくんは「ガリガリ担当」。
リョウガ そうですね。もうご覧の通りなんですけど、昔からすごい華奢というか、ほんとに細くて。
タクヤ いっぱい食べんのにね。
リョウガ 家でもすごい大盛りをバクバク食べるんですけど、体質なのか全然脂肪がつかなくて……。
ユーキ 身長には出てるよね。
リョウガ 縦に伸びるのに横に伸びない。
──その担当は自分で決めたんですか?
リョウガ 自分からでもあるし、周りからでもあります。
──ガリガリはリョウガくんにとってはコンプレックスですか?
リョウガ そうですね……確かに昔はけっこう気にしてて。
タクヤ 昔はね。今は普通に半袖半パンで出かけてるので、見る限り気にしてるようには見えない。
リョウガ だって今となっては担当になったからさ。それを気にしてたらもうなんもできないから。
タクヤ カッコいい!
全員 うえーい!(拍手)
──担当を持ったことでコンプレックスが解消されたということ?
リョウガ そうですね、もはやそうなっちゃった。
──最初、戸惑いはなかったですか?
リョウガ 最初は……いやもう、どうにでもなれ!って。ヤケな感じでしたね。
ユーキ ガリガリ担当って普通はないですよね(笑)。
タクヤ 初めての人にお会いして自己紹介すると必ずここで笑いますから。
実は……シャイ
タクヤ 自分から出ていかない。ただ、押されて出ていったらめっちゃ全力でやり通す。
リョウガ 確かに(笑)。なんか、握手会とかで1人だけうしろにいる感じになっちゃってたりする。
──あんまり前に出たがらない性格なんですか?
リョウガ そうですね、自分でも言えるほど。
タクヤ すごい人思いだから、なんでも「先いいよ」って優先してくれる。
コーイチ これはあんまり関係ないですけど、僕が重たい荷物持っててもスッと持ってくれたり、ジェントルマンなところがめちゃめちゃあります。でも楽屋ではめっちゃうるさいですし、一番面白いんですよ。
──タクヤくんの「筋肉担当」はどうですか?
タクヤ 僕、昔のこと忘れちゃうんで自分で決めたのかとか全然覚えてないんですよ。どっちだっけ?
ユーキ でもすごい筋肉好きって言ってたよね。
カイ 筋肉というか、筋トレが好き。
タクヤ もちろん筋肉も好きですよ。まあでも、筋トレに目覚めたのは……高校1年。
コーイチ カッコいい(笑)。「目覚めた」。
タクヤ 身体を変えようと思ったのが高校1年のときで。そこからジムに行きはじめて、一番ヤバい時期は毎日のように行ってて。そうすると自分の身体がパンプアップしてくのを実感するので、うれしくなってまたがんばろうって思えるんですよ。でも元がリョウガくらい細いから、もっと食べてもっと(筋肉を)付けて太くしていきたいなって思ってます。
カイ ギャップがありますよね。童顔なのにバッキバキっていう。
タクヤ まだ言うほどじゃないんですけど。
ユーキ 腹筋とかもすごいですよ。
──それは見せていかないんですか?
タクヤ いやあ、まだ早いです。まだね!
カイ 完全体になったらね。
タクヤ 僕の中では一生完全体にならないと思いますよ。納得できる日が来るかはわからないですけど、とにかくもっと上を目指してがんばりたいです。
実は……美に対する意識が高い
ユーキ メンバー1、美意識が高いです。あと、例えば「爪切りある?」とか「化粧水ある?」って聞いたらほぼ全部持ってます。
タカシ 美容道具の4次元ポケット持ってます。
──筋肉もそうですけど、自分の身体に気を遣ってるんですね。
カイ そうですね。お風呂上がりの3、40分はタクヤが化粧水やボディクリームを塗るビューティタイムなんですけど、その間にしゃべりかけると「邪魔しないで」みたいにめっちゃ怒られます。
タクヤ 実際に怒ったことはそこまでないですけど。単純に昔から肌が弱くて、乾燥肌ですぐ荒れちゃうんで、薬とか塗りはじめたのがきっかけですね。
超特急(ちょうとっきゅう)
スターダストプロモーションに所属する音楽集団「EBiDAN」からの選抜メンバーで結成された“史上初!フロントメインダンサーバックボーカルグループ”。メンバーは1号車コーイチ(お父さん担当)、2号車カイ(神秘担当)、3号車リョウガ(ガリガリ担当)、4号車タクヤ(筋肉担当)、5号車ユーキ(ドジっ子担当)、6号車ユースケ(元気担当)、7号車タカシ(末っ子担当)の7人。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビューし、「Shake body」「POLICEMEN」とシングルリリースを重ねる。2013年6月にはテレビ東京の連続ドラマ「ヴァンパイア・ヘヴン」のエンディングテーマ「Bloody Night」を4thシングルとして発表し、オリコン週間ランキング10位を獲得した。同年7月17日、ウルトラマンギンガとのスペシャルコラボユニット「ウルトラ超特急」としてシングル「Starlight」を期間限定リリース。クールなダンストラックと激しいダンスパフォーマンスで注目を集めている。